概要
マルタの国の精霊。わたぼうとは対照的に、体毛がピンク色。いたずら好きで国民たちをからかったりしているが、根は結構いいヤツ。
『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』ではミレーユをさらい、テリーがモンスターマスターとなるきっかけを作った。
『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 イルの冒険・ルカの旅立ち』でもいたずら好きで、マルタの国の王子カメハといつも国民をからかって遊んでいる。しかし、マルタのへそが壊れたとき、マルタが沈むのを防ごうとしたり、へその代わりを見つけるのが間に合わず沈みかけた時は国民たちが逃げ出す時間を稼ぐとするなど、マルタやマルタの国民たちのことは大切に想っている様子。
カメハ王子と仲良しで、リメイクの『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』では、マルタが沈みかけた時、ワルぼうが自身の命を繋いでいる最後の精霊の力を使ってカメハ達が逃げる時間を稼ごうとした際、カメハ王子が泣いたり、マルタが救われた後はワルぼうに抱き着いたりするシーンがあった。
『ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート』でもわたぼうと一緒に隠しボスとして登場し、ある転身をすると仲間にできる。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』には登場しなかったが、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』で再登場。すれちがい通信で乱入するほか、モンスターのタマゴから生まれることがある。
スライムもりもりドラゴンクエストシリーズにもわたぼうとゲスト出演した。
なおVジャンプのドラゴンクエストモンスターズ攻略本内でのコメントでは、テリーが「ワルぼうは悪魔系ではないか?」ともとれる指摘をしていたが、実際は植物系である。
漫画『ドラゴンクエストモンスターズ+』ではわたぼう不在のタイジュの国でわたぼうの代役を務めた。
本作の事情について知ってるそぶりを見せたが詳細は不明。
能力
ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 イルの冒険・ルカの旅立ち
使用モンスターとしては本作で初登場。入手条件はモンスターを290匹仲間にする。
『テリーのワンダーランド』のわたぼうに比べ能力にはバラつきがあり、耐性も穴があるなどかなり癖のあるモンスター。
それでも成長の早さはトップクラスで育てやすく、強力な種族であることは間違いない。
どの道突き詰めればわたぼう同様メタル化もできるためその気になれば問題ない。
ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート
能力の高さと成長の速さはトップクラスで、重さも1と非常に軽く、最も使い勝手の良いモンスターの1体。能力だけ見ればもっと強力な種族もいるが、『キャラバンハート』の性質上、重さが1というのは極めて重要であった。
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル
すばやさとかしこさが1000まで上がり、つねにアタックカンタの特性によって物理攻撃を反射してしまうなど、非常に強力なモンスターとなっている。また、わたぼうはつねにマホカンタの特性を備えていたが、能力はワルぼうのほうが高く、わたぼうよりも強いモンスターとなった。
ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D
一転、スモールボディ特性となり能力が激減、さらに常にアタックカンタの特性も取り上げられてしまい一気に弱体化。守備力に至っては800から250まで減少。前作では物理攻撃を反射できたが、今作では物理攻撃を受けると即死してしまう。
ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵
セブンイレブンでの配信モンスター。現在では自宅のwi-fiで入手可能。またまた一転、スモールボディ特性の大幅強化によりパワーアップ。新生配合で3回行動をつけ、体技や息を乱射するなどの戦法が多い。特性の「わるぐち」と「ぼやき」のテンション低下特性が噛みあっていて、能力的にもわたぼうより強い。
ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅
この作品の対戦では、花形「みがわり」サポーターとして活躍。
余談
- 『テリーのワンダーランド』ではEDでテリーに敗れたミレーユをまたしても連れ去っていくという、見ようによっては勝ち逃げとも言えるような後味の悪い去り方をするが、『テリーのワンダーランド3D』では同様の事を実行しようとした直後にタイジュ兵に捕まってしまった。その後はタイジュ王から語られるだけで描写は無いがマルタ王にこっぴどく叱られて国から出られなくされてしまったようである。また、リメイク前とは異なり出番が減っている。
- 『イルとルカの不思議なふしぎな鍵』は『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』のリメイクであるため、仲間にする方法がそれと同じなのでは?と思った人も多いと思われるが、上述したように配信限定なので大幅に変わっている。…というかクリア後には「本当ならお前の旅に一緒についていきたいが、これでもオレはマルタの精霊。ここを離れる訳にはいかない。」とか言ってるので…
- 対を成すわたぼうとは違い、名前の上2文字がカタカナになっているので若干紛らわしい。グーグル等の検索エンジンでこいつの名前を打つと「わるぼう」と間違って表記されてしまう。
- 初登場作品ではほぼ完全に悪役だった為か、攻略本に掲載されていたイラストは両手を上げて舌を出しているという見るからに悪者らしいものだった。しかし、次回作ではアドバイザー役となった影響があるのかイラストも小憎らしい程度の笑みを浮かべている若干可愛らしいものに変更されている。