カリガリ博士

かりがりはかせ

『カリガリ博士』(原題『Das Cabinet des Doktor Caligari』)とは、1920年公開のドイツのホラー映画。

概要

1920年にドイツで制作されたサイレントホラー映画の名作。

精神異常をきたした医者カリガリ博士とその僕である夢遊病患者チェザーレがドイツの山奥の村で巻き起こす連続殺人事件の恐怖を描く。

ドイツ表現主義映画の中でも最も古く、影響力のある作品として語り継がれている。

あらすじ

物語は、フランシスという男とその婚約者がある老紳士に自分たちが経験した体験談として語る形で始まる。

フランシスは友人のアランと村にやってきたサーカスを見物に行った際、カリガリ博士なる怪人物と彼の見世物である眠り男チェザーレの似顔絵に目を止める。

博士はチェザーレは23年間箱の中で眠り続けており、尋ねればどんな質問にでも答えられるという口上で観客の注目を浴びていた。箱から現れたチェザーレにアランが冗談半分で「自分は後どれくらい生きられるか」と聞いたところ、「長くはない。明日の夜明けまで」とチェザーレは語る。

翌朝、フランシスはアランが何者かに殺されたという事件を知る。そのほかに別の村で、過去に博士を邪険に扱った警備員が殺されたという事件があったことを知ったフランシスは、恋人のジェーンや彼女の父とともに捜査を開始するが、危険を察知した博士はチェザーレにジェーンの殺害を命じる。

創作でのカリガリ博士

シルバー假面

カリガリ博士とチェザーレが実在の人物として登場する。

ロードオブヴァーミリオン

カリガリ博士とチェザーレがカードとして登場。

関連項目

ホラー映画

衝撃のラスト