概要
女神アルテミスに生け贄を捧げることを忘れてしまったカリュドーン王オイネウスに対し、天罰として野に放たれた怪物猪（カリュドーンの猪とも呼ばれる）を、ギリシャ全土から集った英雄達が退治したというエピソードである。
女性であることから一部の英雄から参加を好ましく思われていなかった戦士アタランテが、槍の名手であるメレアグロスから強く推されたことから、最初に傷を付けるなど活躍したことで知られる。
最後はメレアグロスによってとどめを刺されたが、妻がある身でアタランテを推したことが原因で悲劇的な結末を迎えてしまう。
詳細はアタランテの記事参照。
参加英雄
書き手によって参加した英雄のメンバーは異なっている。（名前の長音は省略）
アポロドーロス『ギリシア神話』
アスクレピオス アタランテ アドメトス アムピアラオス アンカイオス イアソン イダス
イピクレス エウリュティオン カストル ケペウス テセウス テラモン ドリュアス
ヒュレウス ペイリトオス ペレウス ポリュデウケス（ポルックス） メレアグロス
ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』
アカストス アタランテ アルコーン（アレスの子） アルコーン（ヒッポコオンの子）
アンカイオス イアソン イオラオス イダス エウペモス エウリュトス（ヘルメスの子）
エキオン エナイシモス カイネウス カストル デウカリオン（ミノスの子） テセウス
テラモン ドリュアス ネストル パノペウス パラゴン ヒッパソス ヒッパルモス
ヒッポトオス ペレウス ポイニクス ポリュデウケス メレアグロス モプソス ラエルテス リュンケウス レウキッポス
オウィディウス『変身物語』
アカストス アタランテ アムピアラオス アルコーン アンカイオス イアソン イオラオス イダス エウリュティオン エキオン エナイシモス カイネウス カストル
デウカリオン テセウス テラモン ドリュアス ヒッパソス ヒッポトオス ヒュレウス
ピュレウス ペイリトオス ペレウス ポイニクス ポリュデウケス メレアグロス モプソス モリオネ（アクトルの子たち） ラエルテス リュンケウス レウキッポス レレクス
