概要
1958年にフランスのアヌシーで創業。「スーパーマーケット」と「百貨店」を融合させたような「ハイパーマーケット」という業態を掲げている。
店内は「オートウォーク」というスロープ式のエスカレーターや、店員がインラインスケートを履いて駆け巡る等の特徴がある。
フランスを始めとするヨーロッパをメインに展開するが、ブラジル、ルーマニア、北米、アジアにも店舗がある。
かつては日本でも展開されており、前記の特徴も導入されたものの日本人には合わなかったためか業績不振となり、店舗を日本の流通大手のイオンに売却することになる。売却と同時に運営会社は「カルフール・ジャパン」から「イオンマルシェ」に社名変更。
「カルフール」の店名は残されたものの、徐々にカルフール色は薄れて日本式のスーパーマーケットに近づいていった(イオンのライバルグループのデニーズ等に似た状態)。
そしてカルフール本社とのネーミングライセンスが2010年3月に切れたため、店名を「イオン」に変更し、カルフールは日本から消滅。イオンマルシェも同年12月にイオンリテールに吸収合併され解散した。
カルフール時代には最大で8店舗あったが、イオンに改名後に閉店した店舗もあり、現在日本で営業している旧カルフールの「イオン」は4店舗である。そのうち3店舗は「イオンスタイル」にリニューアルし、直営売場を縮小している(特に狭山と尼崎に至っては超巨大店舗のヤマダ電機が出店し、むしろ「ヤマダの中にイオンスタイルが入っている」みたいな構成にされた)。
ちなみにマレーシアでもイオングループに店舗を売却して撤退し、そちらは「イオンビッグ」(マレーシア版「ザ・ビッグ」、ロゴは2011年以降のものと同一)に転換している。