ポポーポポポポ♪
ポポーポポポポ♪
ポポポポポー♪
ポポーポポー♪
概要
スーパー等のコーナーで見かける販促用装置。
その日のセール内容が録音されていることがあれば、上のようなBGMが流れていることもある。
2021年販売されている機種の値段はPOPなしの「MC-F06(以下F06)」が2万円程、LEDパネル「ビューサインmini」が付いた「MC-F05(以下F05)」は3万円程。別売りで様々なパネルも販売されている。ちなみに両手は着脱可能。
開発に取り掛かったのは1999年頃、会社的にはLEDパネルがメインであった。しかし販路先のスーパーで、当時主流となっていたカセットテープの劣化が問題となっていた。そこで、長時間再生しても劣化しないICレコーダーを採用した。
擬人化したイメージで本体を試作した結果、『呼び込み君』と名付けられた。
呼び込み君 No.4
本体を試作していく途中、設けたBGMチャンネルに何を入れるかが問題となった。
候補となったのはボサノバ調(No.2)、ロック調、アップテンポ調、スローテンポ調、サンバ調、民謡調の6曲。
(ロックや民謡で店頭販促とは一体……)
最終的に「ボサノバ調」と「アップテンポ調」の2曲が採用。後者の「アップテンポ調」こそ、『呼び込み君 No.4』。90年代のゲームで聴くような電子音することで、安さ・お買い得感を出させる効果がある。
ちなみにもう一曲の「ボサノバ調」を採用している店舗も少なからず存在する。街中のお店で探してみてはいかがだろうか?
派生商品
呼び込み君ミニ
2021年の第59回静岡ホビーショー(この年は業者招待のみ)で、あの「模型界の狂犬」として名を馳せている青島文化教材社から「ミニトイ 呼び込み君」の名称で、呼び込み君の音の出るミニチュアが参考出品された。製品はPOPなしのF06(ここでは実機と称す)を再現、大きさは本物の209㎜に対しだいたい1/4スケールの53㎜と言う手のひらサイズで、実機の人感センサーのある場所(胸元の黒いボタン)がスイッチとなっており、それを押すと本物と同じオリジナル音源「アップテンポ調」のNo.4が約20秒間流れるだけ(実機ではメロディが3ループ流れるところを1ループにした短縮版)という極めてシンプルなもの(ボリューム調整や途中で止める機能はなく、もちろん人感センサーや録音機能もない)・・・ただそれだけである。
出展当時は発売日・値段は未定で、カプセルトイの「音声付き 呼び込み君コレクション」として発売を予定していたが(コレクションとあるため、おそらく複数のカラーバリエーション及び音源を用意しての展開を予定していたものと思われる)、同年10月の公式発表では「スーパーサウンド『呼び込み君』ミニ」と名称を変更、カプセルトイからブリスターパックに販売形態を変え、実機同様顔パーツを差し替えてPOP有りのF05を再現できる文字パネル(もちろん電飾機能はない)とパネルシールを付属して12月発売とアナウンスされ、発表翌月の11月には早くも2022年1月再生産のアナウンスが流れている(公式では予想を大きく上回る受注があったとされているが、昨今大きく問題となっている悪質な転売ヤー対策への側面もあるものと思われる)。そして予告通り12月中旬と再生産のアナウンスがあった1月下旬に発売された。
外観上での実機との違いとして実機では取り外し可能な両手は、(分解しない限り)取り外し不可能となっている。
一般の市販版とは別にイベント限定品として青や赤のカラーも発売されているほか、本家呼び込み君を製造販売している群馬電機のオンラインショップでは、パッケージと文字パネルシールが市販品と異なる「群馬電機バージョン」(機器本体は市販版と同一だが、パッケージが緑基調から青基調に、アオシマロゴが群馬電機ロゴに差し替えられている)が発売されていた(現在は完売)。
その後、2022年9月には新たにバリエーションモデルとして『DX』が2023年2月に発売を予告。新たにボサノバ版の「NO.2」が収録され、背面のスイッチで「No.4」との切り替えができるようになるほか、曲再生スイッチ短押しで曲頭から再生する機能はそのままに、長押しで及び背面スイッチ切り替えで曲の停止ができるようになり、パッケージもブリスターから箱入りになった。
さらに同月にはドン・キホーテ(以下ドンキ)向けオリジナル商品として、「NO.2」の代わりに「ミラクルショッピング」(サビ部分が1コーラスだけ流れる)が収録された「ドンキオリジナルVer.」が、2023年にはドンキの新たな商業形態である「ドミセ」向けに、黒の本体色に加え「NO.2」の代わりに「ド情熱価格の歌」が収録された「ド情ちゃん限定バージョン」が発売された。ドンキオリジナル2種にはドンキロゴのパネルシールが入る(その代わり「50%OFF」のシールは外される)。ちなみにパッケージは初代版と同じブリスター仕様である。
呼び込み君ポーチBOOK
上記の「呼び込み君ミニDX」発売に先駆けて、同じ2023年2月には宝島社より「呼び込み君 ポポ~ポ ポポポ♪ ポ~チ BOOK」が発売。F06の実機より若干小さめの14.5㎝の大きさで、「いらっしゃいませ」の入った文字パネルを模したファスナーの引き手がある他、背面下部に音響ユニット(LR44ボタン電池X3、電池付き)が組み込まれており、胸元にあるスイッチで音が出る仕組みである。なおメロディは呼び込み君ミニと同じ「No.4」の1ループだが、終わりの部分が僅かに短い。
まさかの音ゲー収録
ブシロード(ブシモ)のスマートフォンリズムゲームであるD4DJ Groovy Mixに「アップテンポ調」のアレンジ版が収録されている。よくあるエイプリルフール実装ではなく、事前登録者50万人突破記念報酬(10月実装)である。
余談
現行機種の背面に装着されているBGMカード(AD-BC4)は、旧モデルのMC-F01(電飾POPあり)及びF02(なし)に装着されているカード(AD-BC2)との互換性はない。
関連イラスト
関連動画
アップテンポ調
ボサノバ調
スーパーサウンド『呼び込み君』ミニ DX
関連タグ
ちいかわ…BGMが朝の体操の音楽になっていた(呼び込み君は律儀にスクリーンに映っていた)。
関連リンク
呼び込み君商品紹介資料 - ここでのメインはPOP有りF05だが、POPなしF06の説明もある。