概要
原画にカガミ氏を起用したAnime LiLiTHブランドのゲーム。
人間との和解を目指す吸血鬼の女王とその従者、そして吸血鬼ハンターたちに対して、吸血鬼の主人公が復讐をするストーリー。
学園を舞台に、主人公は職員になりすまして潜入。ヒロインの体に「蟲」を植え付け、本人に気付かれないように体を改造・洗脳していくシステムは、同ブランドのヒット作「監獄戦艦」と似た趣向となっている。
2012年のLiLiTHブランド10作品の中で年間売り上げ1位となった。
登場人物
カーラ・クロムウェル :吸血鬼の世界を統治する女王
マリカ・クリシュナ :カーラの従者。褐色肌
神村東 :最強の吸血鬼ハンターで生徒想いのヤンキー教師
上原北絵 :最強の結界師にして学園の理事長。メガネ
高評価点
他のLiLiTH作品同様にグラフィックの品質が高い点、カガミ氏による原画のクオリティの高さ、低価格であるにもかかわらずボリュームが多い点などが高評価を得ている。
キャラクターに対しても、全体的に評価が高い。特に、LiLiTHの中では新鮮なキャラ設定である神村東を評価する声が多い。
学園設定も彼女のため存在すると言っても過言ではなく、生徒想いなヤンキー教師で好感がもてるキャラに仕上がっている。エロシーンから設定を考えたのか、と錯覚してしまうほどのハマり役である。
(「ヤンキーなのに陥没乳首」「授業中にプールで生徒にバレないようにアナルファックされる」「大事に想っている生徒に廻される」etc…)
堕ちるまでが長く、最後の最後まで抵抗する姿勢を見せる点と、落ちた後の落差も高評価の要因と考えられる。
また、キャラクターひとりひとりに対して明確な弱点(クリ、乳首、舌など)が設定されていて、そこを執拗に攻めるプレイが多いのも本作の特徴である。これによってキャラクターが明確に区別され、プレイ趣向にメリハリが生まれている。
低評価点
本作において評価が低い点としては主に詰め込みすぎた設定や破綻したプロットなどが挙げられている。2000円台の低価格作品であるにもかかわらず、「学園」「吸血鬼」といった込み入った設定がされており、さらにヒロインが4人もいる。世界観の説明や、1人あたりのシナリオがどうしても薄くなっているためにこのような結果になったと考えられる。
他作品との関連
2015年にソーシャルゲーム「対魔忍アサギ 決戦アリーナ」で本作の期間限定イベントが開催された。その中では対魔忍アサギと本作が同じ世界のものとして扱われた(このため、『鋼鉄の魔女アンネローゼ』とも作品世界を共有していることになる)。