概要・特徴
LiLiTHの中では、堅実な作りをした作品のひとつである。
デザインには同ブランドの功労者と表現しても差し支えない原画家「カガミ」を起用。
対魔忍シリーズと世界観を共有しつつ更に昇華しているので、最も安定した設定作りとみなされる。ブランドにしては珍しくしっかりとストーリーを読ませる作りのなっている。
対魔忍ユキカゼと同様、少なからず問題を抱えているため、対魔忍紅同様に続編の製作は未定。
本作ならではの評価点
低価格故かシナリオに粗があるものの、LiLiTHにしては珍しく王道なシナリオ構成や魅力的なキャラクター達は評価の一つとされている。
中でもヒロインであるアンネローゼの人気は高い。
エロシーンもBADルートにてハードなシチュがあるものの、主人公との和姦も多いので比較的にマイルドなLiLiTHとなっており、入門作品としてはおすすめな一品。
ドタドタバタ日常や王道寄りな作風はある意味対魔忍RPGの原型と呼べる。
本作ではCGを従来の横長CG(横800×縦600)と縦長CG(横600×縦768)の2パターン表示となっている。
昨今のワイド化の流れに乗った……と見せかけただけで、技術不足からか見づらい事この上ない事になってるものの、塗りが落ち着いており、本作以後はテカリが強まり、頬の(ピンク)斜線が雑に感じるというレビューが散見されていた。
恐らく前者は堕ちる人妻(2011年販売)を指し、後者は画面のワイド化による弊害であろう。
その後の動き
画集でアフターストーリーが描かれたが、完全な新作はまだ無い。
対魔忍シリーズでは完全版が販売される事が多々あるので、
「画集の内容とIZMのアニメ追加、画面の正常化」が成された完全版の発売を切に願う。
決戦アリーナ
2014年9月12日にて『対魔忍アサギ~決戦アリーナ~』のゲスト参戦。アンネローゼ・ヴァジュラとミチコ・フルーレティが井河アサギとの共演を果たし、アサギとは交流がある設定が加えられ、彼女の依頼でイベントシナリオに関わっていた。
ゲスト出演の関係で出番はそこまでなく、井河アサギに比べてカード化した回数は圧倒的に少なく合計Nカードを二枚であった。
海外版ではゲストキャラでありながら、人気投票では7位を獲得しており、海外人気は高い作品と思われる。
ちなみに二人以外にはアイシュワリヤ・レイ 、李美鳳も参戦している。
対魔忍RPG
元々本作の原型である事からか、ゲスト参戦であった前作以上に本編関わっており、他のLiLiTH作品の中では特別な扱いを受けている。
ストーリー内で本作の舞台が使われる事が多く、登場人物も前作以上に登場している。
その為、初見プレイヤーからは対魔忍シリーズのキャラと勘違いされたりとスパロボ作品でよく見る印象を持たれる事も多々ある(世界観的には同じではあるが)。
アクション対魔忍
2022年9月に、メインヒロインであるアンネローゼがサポートキャラおよびプレイアブルキャラとして参戦することが発表された。実装は同年10月4日を予定。
対魔忍シリーズ以外の作品からキャラが参戦するのはこれが初。とはいえ、一応、世界観は繋がっている上に、同年3月に行われた人気投票ではアンネローゼが1位になるなど、以前から参戦が熱望されていたキャラであった。
登場キャラクター
声:PCゲーム版の声優 / アダルトアニメ版の声優 で分割。
- アンネローゼ・ヴァジュラ (Annerose Vajra)
普段の一人称は「私」だが、新月時はノリで「妾」を用いる。黒い服を纏い尖った耳をしており容姿端麗の女性。胸は大きい。
魔界の上流階級の男性と人間の女性の間に生まれたハーフ。かなりのお酒好き
。『金剛夜叉』と言う名の魔剣を武器とする、魔界の魔女にして剣豪。普段の職業は人界と魔界の畔で探偵業を経営している。アミダハラの有力者にも顔が広く、彼女と友好的な関係を築いている者や、根深い恨みを持つ者もいる。
弱点として新月の夜になると『金剛夜叉』の魔力が弱まってしまい、華奢な少女の姿になる。
OVA版では美鳳の手の者に輪獄されアナルの処女を喪失した上、魔力を奪われて少女姿となったのを陸郎に慰められ相思相愛となる。しかし、その後バルド一味の襲撃に嵌ってしまい完全敗北し、トロールとの交配実験によって数ヵ月間トロールに犯され続けた為、その身体にトロールとの子供を妊娠し妊婦となってしまい精神崩壊してしまう。
漫画版ではバルド一味に拘束され、あらゆる調教をされ最終的には、怪物に改造された陸郎に犯され精神崩壊。
数ヶ月後にはバルドの実験体か私兵となるであろう子供を妊娠し、妊婦となった自分を犯す陸郎を愛し、幸せを享受し続けてる場面で物語は終幕を迎える。
- ミチコ=フルーレティ(Mitico Fleuretty)
一人称は私。
アンネローゼと契約し従者となった女悪魔。普段の姿はメイドで、アンネローゼに同行する際はトランクへと変化している。
契約者であるアンネローゼには同性愛的な愛情を抱いているが、陸郎の事はよく思っておらず、寧ろ毛嫌いしており度々嫌がらせをする事もある。なお、名前の「ミチコ」とはアンネローゼが付けた呼び名及び仮名で、本来の悪魔としての真名が「フルーレティ」である。
OVA版ではアイシャに唆された陸郎に、それまでの仕返しとして拘束され処女を奪われるが、これが結果的に蟠りが解け最初の恋人になる。だが、アンネローゼと共にバルド一味に囚われて性的拷問を受け続け精神崩壊を起こしてしまう。
- 橘陸郎 (たちばな りくろう)
声:なし/逢坂良太(1話)・万里小路麗音(2話)・城樹翔(3話、4話)
一人称は俺
本作の主人公で南聖風学園の2年生。修学旅行へ京都に来ていた時、冒険として単身アミダハラに足を踏み入れてしまい魔物に襲われ、窮地に陥っていた所をアンネローゼに救われるがその直後に彼女の手で殺される。だが、奴隷として彼女にキスをされ蘇生し、『不死者』の身体となる。
立派なモノを持っている。
OVA版では第1~3巻での紆余曲折を経てミチコ、アンネローゼ、美樹、アイシャ順で結ばれてハーレム主人公となるが、アイシャと過ごす最中の第4巻にてバルドの襲撃を受けてアイシャ、美樹らと死別してしまう。残る囚われのアンネローゼとミチコを救助すべくアミダハラの街に繰り出すが彼女らは既に心を壊されているのを知らずという幸せな日々から一転、絶望の淵に立たされて物語は終幕を迎えてしまう。
漫画版の最終話ではバルドの手により、触手と大きな男性器を二本づつ有した巨大な怪物に改造されてしまい、本能のままにアンネローゼを犯し続けて妊娠させバルドの監視下の元で結ばれる。
- 李美鳳(リー・メイフォン/Lee Mayfeng)
一人称は私。
中華風の衣装を纏い、ワインレッドのショートヘアで胸は大きく美人。
劇中での表記は「メイフォン」。魔女にして凄腕の暗殺者。元々は人間だったが、ある魔女を暗殺してその刺青を自らの背中に移す形でその魔力を得て、魔女となった経緯がある。
アンネローゼとは犬猿の仲で、彼女に屈辱を与えようといつも狙っている。実は「李美鳳」という名は偽名であり、その正体は対魔忍シリーズに登場する朧の妹にして、元対魔忍である。
- アイシュワリヤ・レイ (Aishwarya Ray)
一人称は私。
普段の愛称は「アイシャ」。表の顔は凄腕の占い師だが、裏の顔アミダハラの一地域の『紅天楼』を支配し、アミダハラ全体を支配する組織とは相互不可侵条約を結んでいる。
アンネローゼとの仲は良好だが、彼女に対してサディスティックな感情を抱いている。
OVA版ではアンネローゼとミチコに酷い扱いを受ける陸郎の前に現れて助言を贈り彼女らと自身の橋渡しとさせ、後に自身も陸郎と性的な関係を育むが、行為中に現れたバルドが操る怪物に快感しか感じられなくする媚薬を体内に注入されながら凌辱の限りを尽くされ、最期は内臓を食い尽くされた末に『賢者の石』を奪われ絶命した。その後、彼女の死体は用済みとなった為、そのまま怪物に捕食されてしまう末路を迎える。
- 音無美樹(おとなし みき)
赤髪のショートヘアで、際どい学生服を着用している巨乳の少女。
性格は明るく体育会系で、魔力にも強い。陸郎とも恋仲以上の関係となるが、その正体はバルド一味が生み出した人造人間。また、兄に当たる人物も怪物に改造されていたのだった。
OVA版では陸郎と二人きりになった際に彼に関係を持ち掛け、幸せな一時を過ごす。しかし別行動になった隙にバルドによって操り人形にされてしまい、彼に命令されるままアンネローゼ達を殺そうとした為に、止む無くミチコの手で討たれて命を落とす。
- 山田太郎(やまだ たろう)
見た目はスーツ姿にボリュームのある髪型で眼鏡を付けており、アンネローゼらに近づく謎の男。様々な変名を持つ。
- 三船阿修羅(みふね あすら)
己の腕以外を全く信じない男性で、放浪の剣客。悪魔と契約を結んだりしていない生身の人間であるが、超人的な力を持つ。左目を失っている為に眼帯をしているが、左目が心眼となった為に暗闇でも目が利くと本人は主張している。
- 人狼(じんろう/ウェアウルフ)
全身は赤く、腕にはオレンジ色の球体が複数あり、口元には歯が剥き出しとなっており、アミダハラで暴れまわる謎の怪人。名前と異なり、毛むくじゃらの狼男では無い。
本作のメインヴィランで「男爵」の異名を持つ魔術師の男性。自身が支配するナカノシマの高層ビルに住んでいる。
声:なし/西野玖海
アミダハラに住む魔術師の老婆で、アンネローゼらからは「おばばさま」と呼ばれて慕われている。表向きは土産屋『魔法堂』の店主として働いているが、裏向きは『魔術師連合』の最重要幹部で、周囲から恐れられている存在。
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