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ガリタ食堂

がりたしょくどう

フジテレビ系列番組『めちゃイケ』のワンコーナーであり、末期における象徴的存在。
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概要

岡村隆史が休養明けに減量に励む中、逆に標準体重よりも痩せすぎている矢部浩之を太らせ、理想の体型にするという企画。いわば「ダイエットの逆バージョン」企画であるが、番組内では「デブエット」という造語が使用されている。「ガリタ食堂」と称して、カガリP扮する栄養士のガリタさん(ガリ田ガリ子)と共に、ガリタが普段通っている飲食店を回っては、ガリタと同じ高カロリーメニューをただひたすら食べ続ける。ただそれだけである…。


当初は岡村のダイエットに合わせた単発のスペシャル企画だったが、好評であったためレギュラーコーナー化した。レギュラー化後は番宣目的のゲストをメインとしたコーナーになったため、矢部を太らせるという企画趣旨は形骸化したが、一応矢部は全回に参加している。当初は矢部とゲストの体重測定も行われていたが、後に廃止された。


カガリPが常人の数倍の量を食べる大食漢であるため、矢部やゲストは1軒目から完食に苦労する。どうしても食べきれない場合は、ダイエット中の岡村が味見がてらに少し、残りはカガリ(第1回では、ガリタの助手として出演した高橋真麻アナ)が食べる。

1品食べるごとにカロリーが加算され、どの程度食べているのかが視聴者にもわかるようになっている。ロケで立ち寄った店には「ガリタ出没」という、カガリPが来店することを示すステッカーが貼られる。また、飲食店に行くだけでなく、ガリタの手料理を食べることもある。


2013年7月にはandroidアプリとして、ガリタの出没した店舗を検索できる「ガリタマップ」がリリースされた。


2014年の夏にはいわゆる不味い店を回る「コリタ食堂」という単発の派生企画を実施。こちらで紹介された店はどれも、料理が本当に不味かったり店主が明らかにやる気がないなどの問題店舗ばかりで、食べさせられた矢部や(不運にも)当回のゲストとして出演した小栗旬はおろか、カガリP自身も終始不満顔で、文字通りすっかり”懲りた”様子をみせていた。


2016年6月にカガリPが営業部に"転属"となり、めちゃイケのスタッフから離れた事により、事実上のコーナー終了となった。

めちゃイケ零落の原因?

一般的に”人気コーナー”と称されていたものの、その反面ネット上では放送開始当初から「デブがただ飯食ってるだけ」「矢部やゲストに無理矢理食べさせてるだけのコーナーに意味があるのか?」などと批判的な声が見受けられ、さらに一時期(2014~2015年頃)は毎週の如くこのコーナーばかり放送されていた(視聴者だけでなく一部の番組出演者からも「最近のめちゃイケ、ガリタ食堂多すぎない?」とクレームじみた意見が上がる程だった)事もあって、番組の視聴率はそれまで平均12%前後だったのが、一桁台となる事が当たり前という致命的な低迷ぶりを見せるようになってしまう。視聴率が下がったのはグルメに興味がある視聴者が参入した代わりに古参のめちゃイケファンの視聴者が離れたと思われる。

一方、上述の「コリタ食堂」については、ネット上では「取材した店に行ってみたい!」「マンネリしてたからいいスパイスになった気がする」等賞賛の声もあった一方、「店の人やゲストタレントが可哀想」「企画した人の感性を疑う」といった非難の声が殺到し、当番組のTwitterが炎上する事態になった。


最終的に、カガリPが営業部に“転属”となり、めちゃイケから離れる事が発表された際には「もうガリタ食堂を観なくて済む!」と歓喜の声が多数寄せられる有様だった。


さらに、上述のカガリPの突然の人事異動に関しても、カガリ本人が2022年にフジテレビを退社後、週刊文春から受けたインタビューの中で、この異動が左遷人事であった事を認め、「当然、最初は『営業なんか行きたくない』と3日ぐらい連日で自棄酒に走ったり、その時にフジテレビを辞める事も考えた他、「俺ってそんなに(プロデューサーとして)ダメだったの!?」と自問自答した」と当時、相当苦悩した事を打ち明けている。

一方で、局全体を騒がせる大問題を起こした彼からも「自分の仕事の様子を見に来た際に、冷房の効いた楽屋でずっと寝ていた」という裏話を暴露されるなど、元よりプロデューサーとしての手腕だけでなく、勤務態度も問題視されていた可能性もある。


カガリPが去った後、めちゃイケは初代プロデューサーの片岡飛鳥をチーフプロデューサーとして呼び戻し、時事ネタを中心とした攻めたコントやバラエティコーナーを編成するなどしたが、番組自体の大幅な経費削減や、他局の裏番組の台頭なども追い打ちとなって、遂に2018年3月31日にめちゃイケは番組終了の運びとなった。


このコーナーは「プロデューサーやAD、裏方のスタッフまでタレントの様に動く」というフジテレビの持つ特色の負の面の象徴とも言え、この特色を利用したカガリPの半ば強権的ともいえる内容編成が、めちゃイケのみならず、同様に特色をフル活用していたバラエティ番組そのものの終焉の引き金を引いたとさえ言われている。

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めちゃイケ 明松功 矢部浩之 食べ歩き 大食い 賛否両論 終わりの始まり

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