概要
鉢虫綱・旗口クラゲ目・ユウレイクラゲ科・ユウレイクラゲ属に属するクラゲの一種。
ライオンの鬣のようなフサフサとした赤銅色の触手があることから、別名「ライオンタテガミクラゲ」とも呼ばれる。
この種は巨大なクラゲであり、傘の直径は2mほどに達する。1870年にアメリカ・マサチューセッツ州で過去最大の個体が記録・確認され、傘の直径2.3m・触手の先端まで37mであった。これは、あのシロナガスクジラを上回る記録である。イギリス近海などの北方海域(冷たい海)に生息する。日本でも、北海道から三陸沿岸等の寒冷海域にて生息が確認されている。日本近海に生息する中でもエチゼンクラゲに匹敵する大きさと危険性を持つ種である。写真等では白っぽい色で写っている場合があるが、実際は体色が黄色から濃橙色系統の体色であり、若い頃は淡い色が年齢を経るに従って濃くなっていく。