「褒美がほしいの?卑しいこと」
説明文
◆忍◆ ニンジャ名鑑#393【キュア】 ◆殺◆
アマクダリ・セクトのニンジャ。
彼女に心身を捧げ、幽鬼じみた存在に成り果てたサンシタ・ニンジャの奴隷を複数従え、使役する。
奴隷の傷を非常な速度で癒す呪術的なジツの使い手であり、常に敵を多勢に無勢のイクサに追い込んで屈服させる。
(ネオサイタマ電脳IRC空間「ニンジャ名鑑」より抜粋)
人物
初登場エピソードは第3部「ゼア・イズ・ア・ライト」。
暗黒経済組織アマクダリ・セクトの最高幹部『12人』のひとりであり、オグニ・ニンジャの憑依者。
他の12人同様、表の顔としてヨロシサン製薬系列企業ヨロシ・バイオサイバネティカ社のCEO兼、ヨロシサン製薬本社の役員という肩書きをもつ。
本名はヤイミ・コナギバ。
現状、敵ニンジャとして本格的に登場した数少ないヨロシサン幹部社員。
先に登場したサブジュゲイターよりも更に上席の社員で、彼のヨロシ・ジツを無効化する抗体を持つ。
最強のバイオニンジャであるカンゼンタイ計画にも深く関与する。
全員が「ペイシェント」の名で呼ばれる多数の奴隷じみたニンジャを従え、戦闘のほか身辺の雑務全般に使役している。
その所作や立ち振る舞いは上品であるが、性格はニンジャらしく極めて傲慢。
特に敵や配下に対しては所謂『女王様』めいて接する。
外見は若々しく美しい少女であるが、その若さはヨロシサン技術によるものであり、実年齢は極めて高齢である。正確な実年齢は不明だが、12人の中では二番目に高齢との事。
激昂すると素の口調が出る。
また、女性キャラではあるが悲鳴は「グワーッ!」である。
容姿・性格・口調その他がフェティシズムの塊じみた属性過多であり、登場直後から実況タグにはペイシェント志願者が溢れ返るなど、邪悪な敵でありながらニンジャヘッズからは非常に人気が高い。
さらに、スカート姿でありながらダイナミックに動き回る様や、さらに相手にトドメを刺す為のカラテとはいえスカート姿でニンジャスレイヤーに逆肩車をするなど、蚊柱重点な活躍をヘッズ達に見せつけた。
そんな彼女へのニンジャスレイヤーの応対が容赦のないパワーボム二連発であり、(第三者から見れば)おいしい思いをしたにもかかわらず恐ろしい報復をしてのけた彼にヘッズ達は驚きを隠せなかった。
容姿
美しい乳色の長髪に、喪服めいたドレスを着用した美少女。なおドレスはスカート式である。
字の文からは「その奇妙な若々しさは見る者をどこか落ち着かない気持ちにさせ」る、との評をうける。
作中時系列で20歳前後とされるスーサイドから「ガキ」と呼ばれていた事から、外見年齢は10代前半程度ではないかと推察される。
書籍版の名鑑挿絵ではエルフ耳、麻呂眉、厚底ブーツが追加され、もはや属性のバーゲンセール状態である。
ジツ・カラテ等
治療契約とペイシェント化
手を触れた相手を治療するかわりにニューロンに楔を打ち込み、奴隷化するジツを用いる。
その影響力は凄まじいものであり、如何なる重傷であっても爆発四散さえしていなければ即座に全快させ、ニンジャネームを奪い「ペイシェント」の名を与え、没個性化させて強制的に命令に従わせる。
サイバーパンク要素の強いニンジャスレイヤーという作品においてニンジャの名前は単なる呼称以上の重大な意味をもち、彼女のジツは言うなれば、対象者の存在意義そのものを剥奪するに等しい。
ペイシェント自体の戦闘能力は腐ってもニンジャであり、人海戦術による制圧力と合わさって戦闘能力は高い。
一度ペイシェント化したニンジャに対しても治療は有効であるため、取り巻きのペイシェントたちは確実に爆発四散させる必要がある。
ペイシェント化されたニンジャの自我は完全には奪われておらず、自ら「殺してくれ」と懇願する者すらいる。
カラテ
小柄な身体を利用した素早い動きを活かした戦闘スタイルを得意とし、足止めや飛び道具による搦め手でいなしつつ、素早い一撃で股間や頚動脈といった急所を狙う。
サソリ・ニンジャ・クラン伝承の後ろ蹴りも使用する。
カラテ精製ニンジャ手術刀
字面が強烈だが、恐らく他のニンジャにおけるスリケンやクナイにあたる存在。虚空から生成し、投げたり斬りつけたりできる。
関連タグ
パワーボム……死因