概要
霧の大陸を包む特殊な魔力が死体に宿る事で生まれるが、本種の爪に引っかかれた人間の女性も化死状態を経てキョンシーに転化する。
この他、多くのキョンシーの額に貼られている「反魂の札」を死体に貼ることでもキョンシー化が促進される。
引っ掻きによる転化の場合でも、「反魂の札」がなくてもキョンシー化は完了できる。札なしで転化した後に改めて「反魂の札」を貼り付けても問題ない。
この札は字の一部を書き換えることで、神通力や膂力の強化などの効果をキョンシーに加えることができる。
新しく言葉を書き加える事でも効果があり、淫らな文言や伴侶や所有者として夫の名を書くことでも効果があるが、彼女達の意に反する文言を書いた場合は自分の手で剥がされる。
このため「意思に反する使役」は不可能な仕組みになっている。
「ゾンビ属」に分類される魔物娘だが、肉体の質は非常に高く、腐敗などもみられない。
そればかりか頑強さと怪力を兼ね備えている。しかしながら生まれたばかりのキョンシーの体には死後硬直があり、関節をうまく曲げることができない。
そのため硬直状態のキョンシーは手足を伸ばしたまま飛び跳ねるように移動する。
空腹時のキョンシーは狂暴で飛び跳ね動作でもって男性を襲い、精を吸収する。精と快楽を摂取すると体はほぐれていき、体温も取り戻されていき、肉体そのもののポテンシャルをより自由に発揮できるようになる。
キョンシーの夫たちには、妻の肢体を愛撫することでその火照りをかき立てることが推奨されている。
夫を得たキョンシーはその能力を安定して発揮できるようになるが、性交渉をしないでいると肉体ばかりでなく、思考も硬直化していき、飢餓状態時に近づいていく。