概要
西呉王子グローナ学園(通称『西グロ(せいぐろ)』)の隊長で、ブラックプリンスの車長を務める。本名は「白鳥霧」。
実家は著名なコーヒー農園であり、気位が高く他人を見下す性格。
ファンクラブのプラチナ会員を名乗る程のダージリンファン。
略称の発音が聖グロリアーナ女学院と同じ(「聖グロ」と「西グロ」)だけでも紛らわしいのに、戦車をイギリス戦車に一新し、制服や戦車道チームのパンツァージャケットも聖グロと同じにし、自らもダージリンのコスプレをするという凝り具合である。
エミも最初の内は聖グロが対戦相手だと勘違いし、真相を知った途端に「詐欺」だと罵った(余談だがダージリンにも妹がいる為、連載時には騙された読者も多かった模様)。
ベルウォール学園とは毎年に「全国戦車道大会優勝記念杯」の出場権を賭けた練習試合を行っており、瞳曰く「ベルウォール学園で敵に回したくない面々全員」に喧嘩を売っている。指揮官としての実力はエミに優秀と言わせる程だが、ダージリンと戦ってみたいという願望と高校を卒業したら家業を継がなくてはならない焦りから、実の妹をスパイとして送り込むなど小狡い手を使用してしまう。だが、試合でエミの作戦を見抜いてすぐさま狙いを変えるなど柔軟な対応が出来、エミから十分優秀な指揮官と評価されている。
同じスピンオフ作品『リボンの武者』にも登場(他にもベルウォール学園のメンバーやスピンオフ作品『激闘!マジノ戦です!!』のエクレールも登場している)。
「大鍋(カルドロン)」に参戦し、Mk.VIIテトラーク軽戦車に搭乗する。一回戦で奈良グレゴール高校と戦うが、前の試合で戦っていた憧れのダージリンを目の前にして落ち着かない様子を浮かべていたが、彼女からの激励を受けて奮い立ち、見事グレゴール高校に勝利する。最終回ではダージリンとツーショット写真を撮ってもらい、感激のあまり固まってしまった。
余談
アールグレイに続いて、『劇場版』のスタッフ本で島田フミカネ氏が銀髪で褐色肌のオリジナルキャラクターを描き下ろしているのだが、知ってか知らずか「聖グロで唯一コーヒー名を名乗っている小隊」「ブラックプリンスに搭乗している」と、設定がキリマンジァロと若干被っている。