ギンナン(ポケモン)
23
ぎんなん
『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター。
『ポケモン LEGENDS アルセウス』に登場するキャラクター。
イチョウ商会を束ねるリーダー。一見やる気に乏しいおじさんに見えるが、強いリーダーシップにより商会を纏めあげている。
冒頭から積極的に絡んでくるウォロとは逆に、徹頭徹尾いち商人に徹しており、物語に関わる事は一切ない。
目玉商品と称して、道具のセットやポケモンの進化に関わるアイテムを売ってくれる。これは定期的に入れ替わる。
中には、この方法でしか手に入らないモノとして例のあのポケモンに使えるカラクリも売っているので、定期的に覗いてみよう(この時、サービスで自宅まで運んでくれる)。
尚、カラクリについては「なんだかよくわからない物」という認識だったようで、購入すると「一見してよくわからないシロモノを選ぶなんて あなた 目利きですね!」と、皮肉とも驚きともとれるリアクションをする。
ただ、現代の白物家電と同程度の値段をつけているあたり、使い方はわからずとも価値のある品物だと認識しているということでもあり、商人として確かな目利きの力を持っているとも言えるだろう(貨幣価値が現代と同じであることが前提だが)。
名前の由来は銀杏(樹木の名前としてはギンナンギ)と思われ、イチョウ商会の漢字でも"銀杏"である。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場するジムリーダー、デンジに似ているが、関係性は不明(髭が生えている、銀髪など対照的な点が多い)。また、公式イラストもデンジと同様に座った構図で描かれている。
ポケモンセンターオリジナルグッズ『HISUI DAYS』にて彼の帽子がまさかのグッズ化された。
コメント
コメントが未記入です
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- クリア後のせかい
5. 木曜日/悪夢
レジェアル本編後、いろいろあってうっかり現代シンオウにやって来ちゃった2人の物語(全8話) 【木曜日】未だ、夢の続きを彷徨っている。 ヒスイからシンオウに落ちる前のこと、ウォロという人間を知る者たち、悪い夢。 ※続きものですので、1話目のキャプション・注意事項をご確認の上お読みください。 2022年9月24日発行の本【クリア後のせかい】の中身(本文)です。 詳細はこちら → https://www.pixiv.net/artworks/101317776 本の通販は明日開設予定です。開設後、BOOTHリンク貼りますのでよろしければどうぞ。 次話は間に合えば明日9/30(金)、間に合わなければ翌週の10/7(金)予定です。 二人で眠れば、きっと悪い夢なんてみない。17,049文字pixiv小説作品 - デンジと幼馴染のみず使い
【ever blue】解けた指先と残された温度
【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16802418】シリーズの続編。 スピンオフのギンナン夢はこちら【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17474095】 デンジと夢主が時空の歪みに巻き込まれてヒスイ地方に迷い込む話。ギンナン夢を含みます。 今回は時空の歪みに巻き込まれるまで。 ※サイトに載せているものの再掲になります。10,415文字pixiv小説作品 - ある奇天烈な旅人のヒスイ記録帳
キテレツな旅人6
キテレツな旅人の正体はーーー。 ウォロの尋問と大法螺吹きの趣向返し。 .......... タイトルごとに独立して読めます。 女主人公は、自称・自由気ままな旅人。4,353文字pixiv小説作品 - ヒスイ地方
サトシがヒスイ地方を旅するってよ
まだ発売前にちまちま書いていた作品です 途中から攻略情報とプレイしての妄想が入ります 一部まだ未プレイだからできる所業ですので、苦情を受け付けません 虹の末裔サトシちゃんの設定で、所々でピカチュウ達が空気です16,096文字pixiv小説作品 包囲網
ストーリークリアしてない人間が二次創作探してるとは思わないので遠慮しません クリア後ウォロ戦後のテルとギンナンさんの話。ギンナン口調わかんねーんだよな?!こいつ一人称も判明してなくない?!マジでサブ任務くれよほんと。ウォロの商人口調はギンナンを真似たとかなんかそういうんでひとつ… レジェンズ楽しんでる~!人生たのし~~~!!!!クリアしてクリア後のメインやった(まだアルセウスにはあってないけど)感想はいや最初から最後までウォロたっぷりやなです。覇権じゃん…これウォロが覇権じゃん…わかるよさすがに…でももうちょっとセキさんとカイちゃん掘り下げてくれよ!!!アプデでサブ任務増やしてくれ!!!セキさんとカイちゃんの任務くれ!!!いや一応あったけどもうちょっとこうなんか人となりを強くくれ。二人ともなんか勝手にブイズが懐いてきたから石進化しとくか…くらいのノリなんか?でもバトルで1対3はずるくない?と思うけどこれはバトルの作法を知ってる側だからな…と思う。ノボリはそうやるもんね…まぁ私はセキさんが好きだけどカイちゃんは大分本心見えたけどセキさんは最初から最後まで変わらないからうーんなるほど元が完成されている…になった。最後のセキさんとカイちゃん選ばせる分岐酷くない?!割とストーリー変わるやん!めっちゃ悩んでセキさんにしましたオートセーブあるから…別個のデータ作れないのがな…まぁストーリーの流れは一緒だし最終的にディアパルが仲間になるのもそれはそうなんだけどその…経緯がよ…!そういうとこがよ…!ウォロさんはずっとついてきていいな…。でもシンオウさまの声を聞いたことも姿を見たこともなかったセキさんに声聞かせられてよかったな…。神と呼ばれるポケモンを従えた少年はただの人間ではいられないよなと思っている…。少しずつ村の中にポケモンが増えていってこっから共存か共栄か…人間と助け合うことでさらに増えたポケモンもいれば減ったのもいるんだろうな…今から自然を征服しに行く人間の話なんだこれは…。マジでウォロさんすごい出番あったよな。今回ライバル枠いないどころかそも対人バトルそのものが少ないから選ばなかった主人公もそんななのかなと思ってたんだけど、なんなら選ばなかった主人公よりもウォロさんちょくちょく出てきていやめっちゃ出てくるなこの人…てなった。驚きましたか?驚きましたよね?だって驚かせたのですから!何この人おもろ…ウォロさんめっちゃおもろいんだよな…商人だしそこまで出てこないやろ思ってたこっちの予想をぶっ飛ばして登場率第一位になりましたねこの人…てかラスボス扱いだしなやっぱお前シロナifなんだよな…。セキさんに落っこちてきたのがあんたでよかったって言われてうれしいよ…になった。今回ストーリーの流れめっちゃポケダンじゃない?身寄りのない主人公が生きるために集団に属したはいいけどいざ異常事態が起こった時にお前が原因なんじゃないか?て疑われて追放されて解明のために動き回るのウワーッ!つれぇ~!やめてくれー!になったあそこのシマボシさん大好きだよ…最初野垂れ死にするだろうなとか言ってたのに命令だ、野垂れ死にするなはずるじゃん…好き…でも僕は村の人間に化物と呼ばれたこと忘れてないですからね。まぁ…空から落ちてきたのはともかくこの時代にこの数のポケモン従えちゃうのは化物なんだよな…。一番つらかったのギンガ団追放→コンゴウかシンジュならなんとかなるかも→キクイ「結局空から落ちてきた人間は厄災を運び込むということなのかね」→ヨネ「悪いけど…かくまってやれない」キッッッッツ…キクイに言われた時に選択肢が「助けてほしい」「……なんでもない」なのつっら…なんでもない選ぶわこんなこと言われて助けては言えないよな…キクイがヨネさんは面倒見いいし…でヨネさんのとこ行ったらダメですからねいやー詰んだわなと思ったらウォロさん出てきてこいつ…いいとこ持ってくしやっぱ覇権なんだよな…いやウォロはウォロの目的のためにこっちを利用してるだけなんだけど覇権やねんな…。結構主人公に表情あるからこのイベント最中ずっと悲しい顔してて辛くなっちゃった。オヤブンに追われてる時とかヤッベて顔してるよね。イチョウ商会がかくまうのかと思ったらマジのシロナさんの御始祖出てきたね…カンナギの跡地なのかな…明らかにヒスイ地方には前まで人間がいてある程度の技術もっててキッサキ神殿とか崩れてるけどカンナギ寺院とかを作ったことがあって、それが多分シンオウさまと十匹の子供?シンオウの力を分けてもらったポケモンの時代で、時は流れていつのまにか人はポケモンを恐れるようになりキングと呼ばれる子孫に守ってもらうようになった流れなのかな…シンジュとコンゴウが移り住んでしたときにその十匹の子孫が実在していたのか、それともその子孫がキングとしていたのかは怪しいところだよな。最初のヨネさんが言ってたような伝説の英雄の時代がシンオウさまがいて十匹そのシンオウさまの力を分けてもらった存在がいるので、シンジュとコンゴウは確実にシンオウさまがお隠れになった後の移住なんだよな…だって存在見てたら時間だの空間だので争わないもんね。見た者が違った可能性はあるけど。ズイの遺跡とかこれからこの辺に町できるんだな…て思ったしマサゴ平原出てきてここにマサゴタウンが…確かに湖との位置もあってるわ…と感動したね。ダイパリメイク完全にアルセウスの感動を増加させるための布石なんだよな。ウォロさんが覇権って話なんだけど、そこでセキさんとカイちゃんが来てくれて団としては協力できないけどこっそり協力するって言ってくれたのう、うれしい…好きだ…二人とも団を預かる立場なのにそうしてくれるのが喜びでしかない…主人公のこと気に入ってくれてんのね…ありがとう…。セキさん時間を大事にするし変化そのもの時代は今作られていくって立場だから最初から主人公に対して好感度高いしカイちゃんはキングを鎮めていく姿に信じられるってなってくれたから二人とも大好きやねんな。ウォロさ…お前よ~最初っから利用するつもりなんだよな。マジで時空の裂け目いつあけたの?ヒスイ地方の人間的に時空の裂け目と呼んでいて向こうにはシンオウさまがおわす世界があるんやろな(予想)くらいでしかないあたりやっぱ開けた当初はシンジュとコンゴウの争い真っただ中くらいだと思うんだよな~!てかそれくらいじゃないと長年いがみ合ってた争い終わらないでしょ。何か決定的な出来事ないと争い辞めないでしょ。ギラティナが裂け目ぶちあけるの大分影響でかいはずだしテンガン山やば…争ってる場合じゃねえな…てかあそこからもしもシンオウさま見れたならどっちが正しいかわかるし一旦休戦するべってなるのは自然だよね。いやマジでウォロ何歳なの!?毎回そこに戻っちゃうわよ。セキさんがコンゴウ団継いだのは血縁みたいだけどシンジュはガラナさんと争ったってカイちゃん言ってたし多分長になるための試練的なあれがあるんだろうな3,550文字pixiv小説作品- pkmnLAヒスイ夢短編まとめ
藍玉色の愛
【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17021483】の続きのような短い話。 あの時代は結婚指輪の代わりにかんざしを贈ってたらいいな~という妄想でした。2,540文字pixiv小説作品 - デンジと幼馴染のみず使い
涙を掬って食べて
【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17758269】シリーズなので注意書きなどもこちら。 デンジと夢主が時空の歪みに巻き込まれてヒスイ地方に迷い込む話。ギンナン夢を含みます。 ヒスイに迷い込んだ次の日の出来事。 ※サイトに載せているものの再掲になります。14,923文字pixiv小説作品 - デンジと幼馴染のみず使い
最果ての名前に手を伸ばす
【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17758269】シリーズなので注意書きなどもこちら。 デンジと夢主が時空の歪みに巻き込まれてヒスイ地方に迷い込む話。ギンナン夢を含みます。 今回はイチョウ商会の仲間になるまで。 ※サイトに載せているものの再掲になります。14,267文字pixiv小説作品 - ギンナンさんと年下の妻の過去
わたしは彼のことが好きだったのですね。
【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17474095】シリーズなので注意書きなどもこちら。 pkmnLAより二十年ほど前の時間軸で、ヒスイに渡る前のギンナンさんと迫害を受けている少女の出会い。 恋心に気づいたときには、時すでに遅く。 捏造と自己設定が多く含まれていますので、何でも許せる方のみどうぞ。4,904文字pixiv小説作品 - pkmnLAヒスイ夢短編まとめ
雨音色に寄り添う
ギンナンさんと相合い傘をする話。 サイトで連載しているギンナンさん夢がもう少しで完結するので、終わったらこっちにも持ってこようかなと思います。1,746文字pixiv小説作品 - デンジと幼馴染のみず使い
波折りの導き
【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17758269】シリーズなので注意書きなどもこちら。 デンジと夢主が時空の歪みに巻き込まれてヒスイ地方に迷い込む話。ギンナン夢を含みます。 まとめて最後までのせようかなと思ったのですが一旦切ります。次回ラストまでのせる予定です。 ※サイトに載せているものの再掲になります。10,393文字pixiv小説作品 - ギンナンさんと年下の妻の過去
今日もわたしの世界には金色の雨が降る。【完結】
【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17474095】シリーズなので注意書きなどもこちら。 pkmnLAより二十年ほど前の時間軸で、ヒスイに渡る前のギンナンさんと迫害を受けている少女の出会い。 捏造と自己設定が多く含まれていますので、何でも許せる方のみどうぞ。 連載はこちらでいったん完結になります。 ギンナンさんに関してはここ【https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17021483】で今後も短編をたまに書いていくと思います。 次からはサイトでもうすぐ完結する、デンジと夢主がヒスイに迷い込むお話を持ってこようかなと考えています。8,691文字pixiv小説作品 イモモチだれと食べる?
トウヤが誰かとイモモチ食べる話です。 もう少し村とか集落でいろんな人と喋れたらいいと思います。 村に帰ったら、畑→訓練場→今日の掘り出し品というルーチン。 とりあえずノボリさんに話しかけてゲームを終わります。2,190文字pixiv小説作品- pkmn夢
転生者と甘味
お久しぶりです。本当にお久しぶりです。バレンタインですね。生チョコが食べたいと思いました。▲を書くつもりだったのです。ゆるしてください。 ・ ・ ・ ・ ・ 以下、本編後気が向いたらどうぞ。 小話集のようなものです。 ・ ・ ・ その後の話。 一つだけですよ、と伝えてギンナンさんに生チョコを渡すためつまむ。はい、と傾けるとそのままぱくりと食べられた。 「うん。やっぱり、すごく美味しいね。っと、ツィリとウォロが帰ってきちゃうな。ありがとう、またよろしく」 それは商談のことなのか、生チョコのことなのか。追求するのはやめて、こちらこそお願いしますと言って立ち上がる。タイサイさんにも渡そうかと思ったけれど、今日が前世でいう2月14日…バレンタインデーのため、なんとなくやめることにした。今世じゃ関係ないであろうことだけれど。それに、ギンガ団の人と話しているみたいだし。さて、純白の凍土に帰らなくては。 ・ カイ。 まずは長に許可を、と思い集落まで戻ってきた。少し歩けば、すぐに出会った彼女と目が合う。 「あ、おかえり!」 「ただいま戻りました。カイさま、こちらイチョウ商会よりいただいたもので私が作った甘味なのですが、お一つ如何でしょうか?」 甘味?食べる!と迷わず一口。すると、きらきらと瞳が輝き出す。 「何これ、とっても甘い!美味しい!!ね、ガラナちゃんにもあげたいな。渡しに行こう?」 ぎゅ、っと手を握られ言われた言葉に、ええと返事をする。もとより、日々の感謝を伝えるために作ったものだ。カイさまの言葉は願ってもいない。それじゃあ、行こう!と腕を引かれるので来たばかりの道を引き返した。 ・ ハマレンゲ。 そうだ、先生にも!と突然90度ターンを決めたカイさま。腕を引かれているのでそのまま着いていけば、クレベースのキャプテン・ハマレンゲさんのもとへ到着した。フンッフンッとスクワットをしている彼にカイさまが話し掛ける。 「ハマ先生!これ、食べてみてください」 ずいっと差し出された木箱を戸惑いなく開け、一つ取ってぱくり。平常時も開いている目が更に開かれる。 「これは…ッ!うまい!!見たことも食べたこともないものですな」 「ええ。イチョウ商会から、チョコレートという外の甘味をいただきまして。それを加工してみたのですが」 うむ、うむと頷く彼にも好評らしい。あれだよ、あれ、疲れてるときにいいな!とにこにこ笑っている。これなら、そこそこの出来なのではないだろうか。少し安心した。 ・ ガラナ。 火吹き島。さすがに海を渡ることはできないため、どうしようかと思っていたがタイミング良くコンゴウのススキさんと海岸にいるところに出会えた。 「ガラナちゃん!これ、すっごく美味しいの!!」 食べて食べて!と箱を開けて差し出す勢いにも負けず、ウインディのキャプテン・ガラナさんは落ち着きなさいと言い放つ。それでも、甘い香りに誘われたのか一つ取って、ゆっくり口に含んだ。 「よろしければ、ススキさんもどうぞ。コンゴウの方にも日を改めて伺いますね」 交流も盛んになってきたのだし、と思っていえばそ、それでは、とおずおず手を伸ばしておっかなびっくり食べてくれた。無理に、ではなかったのだけど。しかし、二人とも顔を見合わせ、へにゃりと顔を緩めた。 「こ、これは…とても甘くて、美味しいですね!」 「ええ。すぐとけてしまったのがもったいないほどに美味しいですね」 にこにこ、にこにこと会話する二人。それにカイさまはなんだか暑くなってきちゃった!と手をパタパタさせている。っと、もうそろそろ次に行かないと。 「カイさま。私はあと、ユウガオさんとノボリさんに渡して参ります。お二人への説明はお任せしても?」 会話を邪魔する気も起きず、彼女の耳元で囁けばコクコクと頷いてくれる。それでは、と生チョコを受け取って踵を返した。 ・ ユウガオ。 紅蓮の湿地。ガチグマがいる場所を目指して歩いていると、向かいからガチグマとユウガオさんが歩いてきていた。もしかして、チョコレートの香りに釣られたのかな。 「こんにちは、ユウガオさん。今日はイチョウ商会からいただいたもので作った甘味を持ってきたのですが…」 「ああ、貴女ですか。ガチグマがそわそわしていたから、どうかしたのかと思ったの」 残念ながら、ガチグマは食べられない。もっと少量で、薄めたものなら何とかなるかもしれないが。実験にシンオウさまの加護を受けたポケモンを使うわけにもいかない。その旨を伝えて、お一つどうでしょうかと尋ねればそうね、と手に取ってくれた。 「ん…とっても、甘い。長生きはするものですね。まさかこんなものに出会えるとは」 ふふ、と笑う彼女に笑みを返す。イチョウ商会で取り扱うそうですよ、と伝えればコトブキムラのね、と返事がある。 「そうね…ヒナツにも会いたいし、そのうち行きましょうか。ガチグマも食べられるようなものがあるといいのですがね」 伝えておきます、と言って別れる。やっぱり、ポケモンも食べられるチョコレート菓子は作った方がいいだろうな。キュウコンも食べたがっているし。 ・ ノボリ。 コトブキムラの訓練場にいることが多いノボリさんだが、今日訪れたときには見かけなかった。おそらく、天冠の山麓にいるのだろう。日が沈みかけているため、少し早足で歩く。ゴーストタイプが多くなると、少々厄介だ。 「おや。こんな時間に、どうかなさいましたか」 山を登るための、洞窟の入口。聞こえた声に少し肩が跳ねる。っと、ノボリさんか。びっくりした。 「こんばんは、ノボリさん。珍しいものをいただいたので、加工してみたので食べていただきたくて」 コン、とキュウコンが鳴いて辺りを照らしてくれる。そういうことでしたらこちらへ、と見晴らしのいいスペースへ案内される。太陽と反対には星が煌めいていた。 「それで、珍しいものとは?」 「こちらです。チョコレート、というのですが」 ノボリさんは、突然こちらに現れた異邦人だ。私の勝手な予想だけれど、転生者…転移者なんじゃないかな。日本人ぽくはないけれど。チョコレートにも、馴染みがあるかもしれない。なるほど、と頷いて一つを口に入れる。 「ん…チョコレート。懐かしい…いえ、初めて食べたはず……ああ、ですがこれはコーヒーが合うでしょうね」 やっぱり、知っているらしい。記憶は多少混乱しているようだけれど。コーヒー、かぁ。合うだろうなぁ、近いうちに買いに行こう。私はウイスキーも好きなのだけど…今世では流石に出会えなさそうだ。 「コーヒーもイチョウ商会で少量取り扱っていましたよ。チョコレートもそこで買えるので、よろしければ行ってみてください」 そう伝えれば、ブラボー、明日にでもと返事がきた。明日、か。 「チョコレート、明日は買えるかわかりませんし残りはノボリさんがもらってくれませんか。渡したい人には渡し終えていて…できれば明日中には食べていただきたいので、コトブキムラの方々にも」 残り二列ほど残った生チョコを見てそう言えばよろしいのですか、と言われたので是非、と返す。 「それでは、有難く。次はわたくしに何かご用意させてくださいまし」 先程より意思を強く感じさせる瞳が、柔らかな笑みへと変わった。3,566文字pixiv小説作品 それでもボクはあなたと共にいきたいと思うのです
Pokémon LEGENDS アルセウス、ウォロのポケモンのトゲピーの二次創作小説です。 プレイ途中の個人の脳内妄想ですので、キャラ解釈の一致相違その他もろもろ全てを諦めてください。 トゲピーは女の子でも一人称をボクにし隊。 https://www.youtube.com/channel/UC9dvF0o8mqAz8-VvMwva-Hg ここで書いている人間と同一人物です。 転載とかではないのでご安心ください。3,653文字pixiv小説作品