もしかして
→クリスマスイブの表記揺れ
本記事では、山下達郎の楽曲について記述する。
概要
1983年6月に発売されたアルバム「メロディーズ」から同年12月14日にシングルカット。
元々は1981年頃に竹内まりやのアルバム用に書いた曲だが、結局使われなかったため自分で発表することにしたものであり、バロック音楽でよく聴かれる「クリシェ」のコード進行から着想して「クリスマス」というテーマが浮かび、間奏にはパッヘルベルの「カノン」を使うことを思いついたという。
しかしながら、かつてこの曲を聴いた上岡龍太郎は大瀧詠一へ、「クリスマス・イブっていう曲には浪曲の節が入っている」と述べたとされ、大瀧も「あいつは浪曲好きなんだよ」と頷いたといい、それを大瀧から伝え聞いた山下も一言「バレたか」と認めたとか。
当初は最高順位が44位とあまり注目されていなかったが、転機となったのは1988年。
JR東海の連作CM「クリスマス・エクスプレス」のテーマソングに選ばれたことである。
そして、翌1989年にオリコン週刊チャートで第1位を獲得した。発売から6年後に1位を獲得・ベスト10に返り咲いた回数が最も多いなど、変わった記録を多く持っている。
1991年には累計で100万枚を突破し、自他共に認める山下の代表曲となる。
1986年から30年連続でTOP100にチャートインしたことで、ギネスブックにも載った(現在も記録更新中)。
また2012年からは毎年のように、カップリング曲を変えたりBOX仕様にするなど仕様の異なるものが発売され続けている。
2001年には、KICK THE CAN CREWが「クリスマス・イブRap」としてアレンジしカバーしている。
他にも山下による英語版も存在する。
なお、2023年末のクリスマス時期に本曲が多くの店舗でBGMとしての使用が自粛(原曲・カバー曲・歌詞無し全て)される事態が起こっている。これは山下氏がジャニー喜多川による性犯罪に関する失言※を犯した事が原因である可能性が高い。(当該ニュース記事)
※ファンは山下がラジオやライブのMCで(本人が落語好きなのもあって)自虐も含めてしょっちゅう皮肉っぽいことを述べるのを知っているため、失言だとして問題視しているのは山下本人が言った通り山下の音楽を必要としない人間の可能性は高い。