CV:遊佐浩二
概要
『くまクマ熊ベアー』の登場人物。
ユナやフィナたちが暮らす城塞都市・クリモニアの街の領主。シア・ノアール姉妹の父。
クマの恰好をした冒険者・ユナはクリモニアの街では有名人で、ユナを見かけてファンになったノアールのたのみと冒険者ギルドの依頼により、ユナは無理やりフォシュローゼ邸に派遣されることとなった。
ユナは相手が貴族ということでイヤがったが、クリフはユナが偏見をもって考えるような残忍で強欲な貴族ではなく、厳格で公明正大な統治で知られる人物であった。
気さくで有能な人物であるが一本気な性格であるためか、クリモニアの街にある孤児院の運営資金を財務担当者であるエンズ・ローランドに横領されていることに全く気づいていなかった。
横領の事実をユナに知らされたことにより、自身の落ち度をただすためエンズと彼の妻子による更なる悪事を調べたうえで彼らを処刑(アニメ版ではエンズの顔面を殴打するのみの描写になっている)、ユナに謝罪する。
この時は普段温厚な彼には珍しく激怒しており、「俺を血も涙もない領主にした人物を探せ!」と配下に命じたり、後ろ盾である王都の騎士団長である兄の名を出して逃げようとするエンズを彼の兄が察する前に問答無用で処刑している。ただし、これはエンズの悪行に怒っていたというよりも、それに気づかなかった自分のふがいなさに怒っていた模様。
事件の解決後はユナとは友好的になったが、王都で国王の補佐役を勤める妻・エレローラには「怒らせたら怖い」とユナの本性を書き送っている。
そう言ったこともあってか、一応目上の相手には(最低限とはいえ)敬語を使っているユナが唯一「クリフ」と呼び捨て、タメ口で話しており、良くてフレンドリー、悪く言えばややぞんざいに扱われている。同じく子を持つ父親キャラであるゲンツやフォルオート王が「ゲンツさん」「国王陛下」と呼ばれて一応敬意を払われているのを考えると何かと不敏な御仁である。
クリフの方も、魔物から命を救われたり、ミリーラの港町と交流できるようになったりと、個人的にも町の経済的にもユナに色々助けてもらっていることには感謝しているのだが、その分、彼女のフォローなどで多忙になることが増えているのでそこが悩みの種となっている。