『ならば始めよう、世界の命運を変える戦いを。私とお前の滅竜の物語を!』
概要
CV:村瀬歩
普段は魔法使い風の赤髪の青年の姿だが、性別込みで好きに姿を変えられるため貴婦人やツインテールのメイド、冠を被った少年など容姿は多岐にわたる。
六つの竜の血族の一つ、翼の血族の竜王であったが、竜の神に反旗を翻して立場を追われた。
以降は竜としての能力をほとんど奪われ世界を放浪しているが、旧文明由来の知識と技術で配下を作り、竜王時代に作った隠れ拠点で暗躍するなど、竜の王の殺害をあきらめてはいない。
レーゼ王国に新生した翼の血族が侵攻した際は、メイドに化けて状況を把握していた所をラグナに出会う。
人物
傲慢で狡猾な合理主義で目的を達成するためならばどんな犠牲もいとわない。
作者曰くキャラクターコンセプトは「邪悪」。
また敵が苦しみ泣き叫んだりする様を見て「あの表情が見たかった」と言って楽しそうに眺めるなど、ラグナも危険性を感じる程の嗜虐性を持ち、彼の本性を知る人間からは「ウ〇コみたいなやつ」「この世界にこびりついた便所ジミ」など散々な呼ばれ方をしている。
一方で面倒見はよく、使えると思った相手には武器や逃走用の車を用意してくれたりもする。本人曰く「駒を無駄遣いする趣味もない」とのこと。
ただ、それも使えないと踏んだら即座に切り捨てにかかったり、逃走用の車は実は追手からの陽動であったりなど、あくまで策謀の一部であって、決して情があるわけではない。
また、その傲慢さゆえか、脅威ではないと思った相手には油断して舐めてかかる傾向にあり、例えばその相手が追い詰められて思わぬ底力を発揮するなとといった想定外の事態が起こされると、今までの自信に満ちた態度が一転してひどく狼狽するなど打たれ弱い一面を見せる。
その姿勢からドS全開の姿勢を見せる(ラグナクリムゾンはドSキャラが多いので決して珍しくないが)。
「お前が敵と協力して私の計画を打ち砕いてどうすんだバカー!」
「こんなはずではああああああああああぁぁぁぁぁぁ――」
戦闘能力
基本的に頭脳労働が担当で、自ら戦う事はほとんどない。
竜王としての能力もほとんど剥奪されているが、変身や暗示に催眠といった魔法は一通り扱えるため、もっぱら裏工作に使っている。
全盛期には時間と空間の両方を操る事ができて、奪われた現在では1割にも満たない力までも、撃った銃弾の時間を加速させて速度を速めたり、別の者が操る空間魔法をハッキングして支配権を乗っ取るなど、限定的に使う事ができる。
ちなみに、この能力によって今までも何度も時間を巻き戻しやり直している事が示唆されており、今作は前の周回にて自分でなく未来のラグナを本編の世界線にループさせたのが始まりなのだが、詳しい経緯は明かされていない。
本人いわく「呪われた身」との事で、死亡すると新しいクリムゾンが発生する為、実質不死身。
ただし痛覚は普通にあり、万が一死に損なった場合、激痛に苦しみながら意識が途切れるのを待つ羽目になる。
しかしラグナは、ある理由から「呪い」が嘘であると看破しており………
余談
もう一人の主人公ではあるが、主人公サイドの人物とは思えない邪悪さが特徴。
催眠を掛けやすい、という理由から中性的な姿をとっており、初見だとヒロインに見えなくも無いが、本気でそう見えるなら眼科行った方がいい、とまで言われる程邪悪過ぎるキャラクター。
しかし、大抵クリムゾンが悪辣な策を弄すると、直後に手痛いしっぺ返しをくらうため、いわゆるざまぁ展開もこの作品の特徴の1つ。
この作品で『ウンコ』と言えば、まずクリムゾンが連想されるぐらいには定着している。