概要
最大の特徴である単眼は「邪眼」とも呼ばれ、強大な魔力を宿す。一つ目の特徴は旧魔王時代から変わらず残り続けた。
灰色の肌をした肢体の背中側、ふさふさの黒毛が生えた、尻尾の付け根にあたる部分からは目玉のついた黒い触手を複数生やしている。
体表にあるぷるぷるとした黒いドロドロは、彼女達自身の魔力が固まった「ゲイザー・ゲル」と呼ばれる半固形物質で、保護膜の役割を果たす。
このゲルは着脱可能なほか、形を変えることもできる。ダークマターやリリムも魔力が凝結した黒いものを扱えるが、似た性質なのかもしれない。
ひねくれ者や自信家が多く、魔王の代替わり以降も人間を小馬鹿にした態度をとることがしばしば。
邪眼には強烈な暗示の力があり、魔物との交合を欲してやまないようにしたり、魔物になりたがるようにすることもできる。
が、ゲイザーになれるかどうかは資質や後の行動によるところも大きいため、彼女達に暗示をかけられても同族になるとは限らない。
「単眼好き」は図鑑世界でもニッチな性癖であるが、暗示の力を用いる事で拒否感を解除することも可能となる。
暗示じたいは一時的な効果しか無いが強烈な精神に深く浸透し、効果が切れたあと、やがて本心になってしまう。
気に入った男性には誘惑と同時に、単眼やそれを持つ女性を魅力的に感じさせる暗示をかけるが、その相手が単眼に嫌悪感や拒否感をもともと持っていなかった場合、暗示が効き過ぎて獣のようになってしまう。