概要
アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画『コマンドー』のセルフリメイク作。
ロシアで制作されており、現地の俳優ミハイル・ポレチェンコフが主演、製作総指揮、監督を務めている。
主なシナリオはロシアが舞台になっている以外は原典と変わらないが、少々コメディ色が強い。
あと日本のイメージが悪い。
登場人物
()内は元ネタとなったキャラクター
イワン(ジョン・メイトリクス)
演:ミハイル・ポレチェンコフ / 吹:内海賢二
主人公。かつてはロシア空軍少佐としてその名をはせたが、現在は引退し別荘で娘のジェーニャと一緒に暮らしていた。
しかしゲルダ達にジェーニャを連れ去られてしまい、エストニア大統領暗殺を強要される。
ジェーニャ(ジェニー)
演:バーバラ・ポレチェンコヴァ / 演:藤田昌代
イワンの娘。原典より少々辛辣な性格。
ゲルダ達に連れ去られ、北方領土にあるアジトに監禁される。
演者は主演の娘。
アリア(シンディ)
演:アレクサンドラ・ウルスリャック / 吹:小林さやか
ウラジオストク空港の客室乗務員。スタシックにナンパされたことでイワンに協力させられる。
ゲルダ(ベネット)
演:ボブ・シュライバー / 吹:かぬか光明
イワンのかつての部下。イワンに怨みを抱いており、エストニア政府高官と結託して彼への復讐を開始する。
エストニア政府高官(アリアス)
演:ヴィクトール・ヴェルズビツキー / 吹:斉藤次郎
エストニアの政府の高官。ロシア軍人によって大統領が暗殺されれば国民の反ロシア感情が高まると考え、イワンに大統領殺害を持ちかける。
フィリポブ大佐(フランクリン・カービー)
演:セルゲイ・ソルノヴォスキー / 吹:小形満
ロシア空軍大佐でイワンのかつての上司。
イワンの元部下が次々と殺されている事を教え、部下二人を護衛に残していったがゲルダ達に利用されてしまう。
マルコ(エンリケス)
ゲルダの部下の一人。スタシックとは戦友同士。
イワンの見張りとして飛行機に搭乗していたが、すきを突かれて始末される。
スタシック(サリー)
演:ミハイル・トゥルヒーン / 吹:高瀬右光
ゲルダの部下の一人。マルコとは戦友同士。
原典同様軟派な性格で、アリアをナンパしていた。
ここでもやっぱり放される。
ウルモス(クック)
演:マキシム・ドロッズ / 吹:かぬか光明
ゲルダの部下の一人。元NATO機動部隊。
日本人将校
建前上軍が存在しない日本の軍人。なぜか第二次世界大戦時のような服装をしている。
ロシアとは蟹の漁業権獲得を巡って北方領土を実質支配しているらしい。
コマンドーR語録
- 「ご苦労さん、だけど今日は何だい、先週くみ取ってもらったはずだが」→「まだ残ってたんだ(ババババ)」
- 「あの人毒飲んだの?」→「惑星ソラリスか、タルコフスキーの映画だ」→「ああ、アート系ね」
- 「イワン、出て来い!どうした」→「ここにいますよ」→「イワン、脅かすな。気付かなかった」→「気配を消すのが身についてるんでね」
- 「おおジェーニャもいたのか。元気だったかね?」→「貴方が来るまではね」
- 「私の部下を連れてきてる。皆優秀だが技術不足。あいつらを置いていく、ついでに鍛えてくれ」→「しごきますよ?」→「よし契約成立だ」
- 「パパさんよお、銃は置くぜ、娘を返してほしい?」→「何処だ!」→「こっちに協力したら返そう」→「汗かいてるな」→「ああ?」→「バラバラになるぞ!(ズドーン)」
- 「どうしてお前が…」→「あんたへの復讐だよ。俺を部隊から追い出したことを後悔させてやる」→「ゲルダ、覚悟しておけ!」
- 「イワンはいたか?」→「死体もありません」→「彼は生きている。死体の数はどんどん増えるぞ」→「なんでですか?彼の周りは面倒ばかりだ」→「それはだな、あいつは悪魔が作ったような兵士だからだ。それがイワンさ」
- 「もしもさあ、あんたの娘の形見があったらパンティーをくれ。10ドルで売るんだ。いいだろ?」→「面白い野郎だ。死に方もそうだな」
- 「つまんねえの流してんなあ」→「アート系だ」
- 「手荷物は?」→「ペットがいる」→「今度勝手に口きいたらただじゃ済まねえぞ」
- 「どんどん♪どんどん♪どんどん上がってって~♪よし飛び降りなし、まあシュワちゃんじゃねえしな、だろ?ターミねーちゃん。だよなあ?」
- 「パパならあんたみたいな虫けら一ひねり。後悔するんだからね、クソ親父ども」→「ロシアの学校じゃ何を教えとるんだ」
- 「聞いてもいい?」→「何だ」→「どうして追ってるの?」→「話すと長い」→「ああ、そう。ならいい」
- 「8番地区へ、上に服を着た男がいる」→「大男だ。誰か応援をよこしてくれ」
- 「止まってー!勝手なことしないでよ!これ私の車!もういやなんてついてない日なの!こんな格好させられるし!何ジロジロ見てんのよ!さっさと追いかけなさい!」
- 「もう!車には傷!アクアパークでは大暴れ!はっ!仲間だと思われた!?私も手配されちゃう!そしたら刑務所行きよ!まったくもう!どうなってんのか説明して!」→「嫌だ」→「嫌ぁ!?偉そうに!」
- 「スタシック、笑え」→「ウワァァァァァ……」
- 「あの男は?」→「やっぱり面白い死に方をした、これを残して」
- 「NATOの機動部隊を甘く見るなよ!」→「勝手にほざいてろ」
- 「これ私の車じゃない」→「ウルモスのだ。やつはもう乗れない」
- 「君の名前の意味は?」→「空の贈り物」→「空に感謝しないとな」
- 「無理よ飛べない。これじゃ只のボートだわ!」→「だけど翼がついてる」
- 「このままじゃぶつかる!」→「落ち着け」→「だってこれじゃ……」→「息を吸って3秒」
- 「着陸態勢に入ります。座席をお戻しください」→「何だって?」→「職業病」
- 「嘘よ。私女優になるのが夢だから。ねえ惑星ソラリスって映画見た?タランティーノは?じゃあ北野武は?プレイステーション知ってる?」→「ハハハハハ」
- 「作戦を開始したらフィリポブ大佐に連絡してくれ」→「ああ解った。で、作戦開始の合図は?」→「花火の音が聞こえるはずだ」→「何かお祝い?」→「俺の日だ」
- 「どうやらお前の元上官は飛行機に乗ってなかったようだ。あのガキの首をへし折ってしまえ」→「じわじわと?」→「好きなだけ甚振ってやれ」
- 「フィリポブ大佐。大佐宛に電話が入っております、客室乗務員から緊急の要件だと、第三次世界大戦がはじまったとのことですが」
- 「踊ってる暇はない」
- 「あんたは炎にも焼かれず、銃弾さえ避けていく。だがそんな幸運続くものか。今日はあんたの園運も関係ねえぞ、一対一の素手で勝負をつけてやる、ここでぶちのめしてやるんだ!アッーーーー!」
- 「その腹も裂いてやる!」→ナイフを跳ね飛ばしてゲルダの口に突き刺さる→「たっぷりくらえ」
- 「まだ何か残ってるか?」→「前菜だけな」
- 「イワン、戻ってこないか?」→「離れられないもんで、なあジェーニャ」
- 「あの人誰?」→「空の贈り物だ」→「何それ?後でお仕置きだからね」