概要
CV:木野日菜
桜色の髪、同じく桜色の瞳の黄金妖精(レプラカーン)の少女。伸ばし放題の髪は、前髪だけ額の上にまとめている。気質はやんちゃで天真爛漫で元気の有り余る子供そのもの。ほぼ何も考えずに感覚と肉体言語で生きている感は否めない。「父」たるヴィレムにじゃれつく際にも挨拶がわりに関節を極め、参ったを聞くまで離さない。「おう!どりょくとこんじょーだ!」
「すかすか」(第一部)にて(9歳)
クトリたち成体妖精兵の一回り下、10歳前後の年長組世代の四人(ティアット、ラキシュ、コロン、パニバル)の一人として登場、いち早くヴィレムに懐く。いたずらがバレても開き直るとかいう次元を超えて全く悪びれずに堂々と挨拶とか返してくるタイプ。彼女が風邪で寝込んだ時にはヴィレムはセニオリスをバラして「悪夢を見ない護符」を枕元に忍ばせた。それを知ったナイグラートが言葉を失ったのは極位古聖剣の雑な扱いに対してかあるいは親バカぶりに対してであったのか。
「すかもか」(第二部)にて(14歳)
「すかすか」の5年後。そこそこ格の高い聖剣プルガトリオに適合した成体妖精兵となり、ティアット、ラキシュ、パニバルの三人と共に、全てを侵食する水晶型の<獣>に同化され巨大な<獣>と化した39番島に対処すべく展開された護翼軍第五師団へ派遣され、堕鬼種の青年である四位武官フェオドールの下に配属。三ヶ月後に予定されている決戦において、ティアットパニバル共々自爆することが予定されているが、あくまでここで終わるためではなく道を探すためにここへ来たのだと言い切る。快活な性分は変わらずまっすぐ育った。(台詞にひらがな多めの)言い切りの口調は相変わらず。磨き上げた格闘術は魔力による身体強化も併せると歴戦の獣人兵たちにも引けを取らない。洞察力に優れたところや幼児の世話をそつなくこなすような一面も見せた。そんな彼女がボロ泣きしている表紙絵の3巻だが、実際に彼女の心をへし折るような事件が。