CV:久保ユリカ
概要
紫色の髪と、同じく紫色の瞳の黄金妖精(レプラカーン)の少女。伸ばした前髪で右目を隠している。中性的な気取った喋り方だが実際常に冷静というかマイペース、妙に大人びた雰囲気を漂わせる。特に口下手というわけでもない(むしろ理屈をこねるのも一人前である)が、とりあえず剣で語り合おうとか言い出す程度には剣術好き。発生したての後輩(二歳〜三歳児程度)と遊ぶ時もとりあえずオモチャの剣。幼児相手にガチりすぎて遊んでもらえなかったりするけどやっぱり愛情表現は剣。
「すかすか」(第一部)にて(9歳)
クトリたち成体妖精兵(15-13歳)の一回り下、10歳前後の年長組世代の四人(ティアット、ラキシュ、コロン、パニバル)の一人として登場、いち早くヴィレムに懐く。いたずらがバレても飄々と開き直るタイプ。ヴィレムとの初対面で一撃を食らわせた経験から、対「底抜けのお人好し」限定の必殺技を会得した。ティアットやラキシュと異なり「すかすか」時点では成体化しなかったため出番は少ない。
「すかもか」(第二部)にて(14歳)
「すかすか」の5年後。成体妖精兵となり、ティアット、ラキシュ、コロンの三人と共に、全てを侵食する水晶型の<獣>に同化され巨大な<獣>と化した39番島に対処すべく展開された護翼軍第五師団へ派遣され、四位武官フェオドール(堕鬼種)の指揮下に入るところから物語が始まる。ティアットとコロン共々三ヶ月後に予定される決戦で「妖精郷の門を開く」、すなわち自爆する作戦が組まれているが、それに関しては「終着点が定められているとしてもそこへ向けて如何に走るのかが肝要」という心持ちであるらしい。遺跡兵装ではない普通の剣で戦う限りは同期四人の中では最強だとか。
色々と素直な他三名と異なり、外面はいかにも好青年風のフェオドールは裏表のない人物なのかと疑念を抱き、彼が何らかの目的を持って護翼軍の内部情報を色々嗅ぎ回っていることを察知する。しかし剣での語り合い(という名のオモチャの剣での戯れ)で彼の戦い方やら為人やらを色々と見透かし、とりあえずうちの家族を預けても大丈夫だろう、などと嘯いた。
その後も不測の事態に臆せず対峙しつつも仲間を気遣う、そんなやたらと頼もしい姿を見せている。