この記事は物語の根幹になる重大なネタバレを含みます
概要
初出は「!」メインストーリー第二部(キセキシリーズ)・第二章「軌跡★電撃戦のオータムライブ」。その後、第三章「奇跡☆決勝戦のウインターライブ」のなかで七種茨によって詳細が語られた。
乱凪砂の養父であり、かつて芸能界を牛耳っていた支配者のような人物。故人。
名前を呼ぶことすらタブー視されているため、本名は不明。
元々は自身もアイドルで、あんスタ世界におけるアイドル文化の立役者。引退後は(犯罪紛いなこともしつつ)裏からアイドル業界を牛耳っていた。
彼の死後、伝説のスーパーアイドルを失った業界は「あの明星の事件」もあって大きく傾き、斜陽の時代を迎えることとなる。事件内容について詳しくはこちら。
アイドルという存在を偏愛しており、幼少期の凪砂を完璧なアイドルに仕立てるため軟禁していたが、凪砂からは”父”と呼ばれ尊敬されている。また現役時代の明星父とも交流があり、寵愛していた。幼い凪砂と明星父が出合ったのもそれがきっかけ。
ゴッドファーザーによってつくられたアイドルの祭典「SS」は彼の後継者を探すための催しではないかと作中で疑惑が生まれている。凪砂を囲っていたのも後継者の候補であった可能性が高い。
子孫があちこちに存在しており、茨もその内の一人(ひ孫にあたる)。商売をするのにも存在が大きすぎて邪魔であることから、茨からは良く思われていない。
関連ストーリー(!!)
新参!目覚めの暗夜行路
彼の後継者を自称する悪徳プロデューサー「GFK」が登場。月永レオを金の成る木として利用しようとし、Double Faceによって始末された。
ちなみに「Double Face」とは、アイドル現役時代のゴッドファーザーが誰かと組むために考案したものの没になったユニットの名前である。
バラエティとタッグ/ボギータイム!
神さまチーム(凪砂と光のペア)の宿泊先として、ゴッドファーザーの旧い知り合いである老夫婦が登場。「近いうちにゴッドファーザーの遺産によって大いなる災いが訪れる」と予言した。
また、GFKの事件後にゴッドファーザーの日記を茨が手にしていたことも明らかとなった。日記には愛するアイドルについて熱心に綴られている一方、家族や血縁者についての記述は一切無く、自身の存在を黙殺された茨は複雑な想いを巡らせる。
秘宝紐解く/骨董綺譚
一部でGFKの遺品の売買が行われており、様々な経緯を経てとある人物が明星父絡みの品物を入手。後に SS(!!メインスト第二部)のカギとなった。
!!メインストーリー第二部
彼の腹心だったという「ゲートキーパー」を名乗る男が登場。ゴッドファーザーのことを「御大」「世界で最も偉大な神さまで王さまだったあの御方」と称し心酔している模様。
凪砂のことも「凪砂さま」と呼ぶ。その一方でアイドルのことは良く思っていないらしい。
ゴッドファーザーには「門番」「使徒」「神父」と呼ばれる3人の腹心がいたことも明らかとなった。
第三章「シークレットサービス」ではゲートキーパーが四国に茨と凪砂をおびき出し、廃寺に凪砂を幽閉。凪砂はそのなかでゴッドファーザーの書いた大量の日記を目にする。そこには今までの前提が覆る重大な内容が記されており、凪砂は激昂するが……?
ネタバレ
ゴットファーザーの3人の腹心は
「門番」:ゲートキーパー
「使徒」:スバルの父
「神父」:ゴッドファーザーを信奉する人物
である。
「神父」はゴッドファーザーに心酔しており、ゴッドファーザーの愛する存在である「トップアイドル」になろうとしたが、その才能には恵まれなかった。次第に唯一トップアイドルに至り、ゴッドファーザーから寵愛されていたスバルの父に嫉妬を抱くようになる。
そしてスバルの父そのものになろうと変装技術を磨き、顔を変えて芸能界で暗躍して生きていた。
SSで「スバルの父」に顔を変えて復活を遂げ、本当の意味でスバルの父と同化してゴッドファーザーに愛された存在になり芸能界を支配しようとしたが、凪砂により阻止される。
実は、!!メインスト第二部のSSはすべてゲートキーパーが「神父」を炙り出すための舞台装置であり、また同時にESの設立により金脈となった日本のアイドル業界を狙う裏社会の人間を牽制するための催しでもあった。
結果的にアイドル業界を狙う不穏分子は排除され、最もゴッドファーザーに忠誠を誓っていたゲートキーパーは元の裏社会に帰っていった。
後のイベントストーリーにて「神父」の変装技術がある人物に受け継がれていることが発覚する。詳しくはこちら。