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概要編集

アフリカ中央部に位置するコンゴ民主共和国のコンゴ川にだけ生息する大型肉食淡水魚

世界で最も危険な淡水魚の一角として知られている。

現地ではムベンガという名前で知られている。

熱帯魚飼育者の間では『ゴリアテタイガー』とも呼ばれている。


カラシン目のアレステス科に属するタイガーフィッシュと呼ばれるの仲間で、その中でも最も大型になる種。

つまり、広い意味ではピラニアの仲間

そもそもタイガーフィッシュという名前は、体にシマ模様が入っている事から、地上の肉食獣トラに例えて付けられたとも。


ピラニアの仲間なので歯があるが、大型のゴライアス・タイガーフィッシュは不自然と思えるほど大きく歯が成長する為、常に牙をむき出した状態である。

かなりの臆病者で知られているピラニアと違い、この種類は極めて獰猛で、人間を襲い、殺害したという事故がコンゴで何件も報告されている。

ゴライアス・タイガーフィッシュを捕獲した漁師や釣り人が反撃され負傷した例が多く、

川にいたら襲われるわけではない。

一度食らいついたら肉を食いちぎるまで離さず、咬まれる場所が悪ければ一瞬であの世行きと言われ、極めて恐ろしい殺人魚でもある。


尚、恐ろしい牙を持つゴライアス・タイガーフィッシュだが、これでもアフリカの生態系の中で生き抜いていく為、まるでモンスターのような姿に進化を遂げた種族ともいえる。


ちなみに肉は大変美味との事で、現地では釣ったムベンガをトマト煮込みなどの料理にするなど、観光資源としても重宝されている。


日本では熱帯魚としても知られており、熱狂的なファンもいる。

飼育下では意外と大人しく、混泳魚を襲ったりすることはなく、成長も早くない上に丈夫で飼いやすいと言われる。

十分な大きさの水槽さえ用意できれば非常に飼育動物として向いているといえる。


関連タグ編集

淡水魚

ピラニア

危険生物

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