概要
暗黒星団帝国の宇宙要塞。前作『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場した自動惑星ゴルバの後継機種で、前者が全長720mだったのに対し、こちらは1080mと約1.5倍の大きさになっている上に、劇中では7基が出現した。
ヤマトの攻撃がほとんど通用しない程の頑強さは共通だが、主砲の代わりに巨大な空間重魚雷を9門装備している。
黒色銀河内の戦闘で、7基でヤマトを包囲して集中砲火を浴びせ、大ピンチに追い込むが、ヤマトが一か八かで発射した波動カートリッジ弾により2基が爆発。巻き込まれた残りの5基も誘爆し、あっという間に壊滅してしまった。真田志郎はこの思いがけぬ勝利の理由を「波動エネルギーとゴルバの持つエネルギーが融合した結果、あのような大爆発になったのではないか」と推測している。
前作における自動惑星ゴルバはラスボスであり、デスラーが死を覚悟し、スターシャがイスカンダルもろとも自爆するという、大き過ぎる犠牲を払ってようやく倒せた恐るべき強敵だったが、こちらのゴルバ型浮遊要塞はサイズも大きく7基も登場したにもかかわらず、あまりにも呆気ない敗れ方はまるで再生怪人のようであり、観客をいろいろな意味で唖然とさせた。