波動カートリッジ弾
はどうかーとりっじだん
ヤマトの必殺兵器である波動砲の発射時規定エネルギー量の100分の1の波動エネルギーを封入した砲弾。
初登場は『ヤマトよ永遠に』にてゴルバ型浮遊要塞群に追い込まれたヤマトが猛攻を受けている最中。以降『宇宙戦艦ヤマトIII』と『宇宙戦艦ヤマト完結編』でもそれぞれ1回ずつ使用された。専ら波動砲をチャージする暇が無い時に使用される。
挙動としては徹甲榴弾に近く、標的の装甲を貫いた後、波動エネルギーを解放して標的を内部から破壊する。
射程距離に関しては通常の主砲弾より劣るようで、『ヤマトⅢ』の使用回の戦闘では、最初700宇宙キロの距離で交戦を開始したが、その後波動カートリッジ弾を使うために250宇宙キロまで接近している。『完結編』では現地のコスモゼロから正確な標的位置を伝達されることで、42,000宇宙キロの長距離射撃を成功させている(宇宙キロの距離感は毎回変わるため、『ヤマトⅢ』との比較はできないが)。
『永遠に』時点では、テストすらまだの試作段階だったためか通常弾との自動切換えができなかったため、乗組員が人力で弾薬庫へ運び込み、アナライザーが手動で給弾装置へセッティングする人海戦術を取っていた。また、万一に備えてか砲塔内の人員は防護服を着用していた。なお、続編でこれらが解消されたかは描写が無いので不明(さすがに砲弾種の切り替えくらいは自動化していると思われるが)。
因みに発射された弾は『永遠に』ではちゃんと砲弾として描かれていたが、続編では普通にビームで表現されている。
『ヤマトよ永遠に_REBEL3199』第二章にて初登場。制式名称は「七式波動共鳴弾」。
『宇宙戦艦ヤマト2202』で初登場した「波動掘削弾」を主砲弾クラスにまで小型化したもの。
デザリアム兵器に用いられる「位相変換装甲」に特効ともいえる性能を持つ。発射された砲弾自体の運動エネルギーを位相変換装甲で中和している最中に、弾体内に仕込まれたマイクロ波動炉心が波動エネルギーを周囲に発生させる。すると位相変換装甲はそちらを中和するべく動作するため、運動エネルギーの中和が無効化され、弾体が装甲を貫通する。
マイクロ波動炉心からの波動エネルギーの発生はヤマトから送られた特殊共鳴波によって行われる。
発射方式は三式弾と同じ模様で、火薬式の発射エフェクトになっている。
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