概要
1890年代にノースカロライナ州西部の農村において家畜やペットが、何者かによって死亡させられるという事件が続出した。
同州アイアデル郡のステイツビルの牧場では、飼育されていた仔牛が全身8カ所を何かで打撲され、前足の骨が折れて死んでいたという。
調査の結果、この被害を与えた赤ん坊のような甲高い奇妙な鳴き声の獣が森林に棲んでいることが確認され「サンタークリーチャー」と名づけられたが、とても素早いために退治することはおろか捕獲することもできなかった。
時代が進み1949年1月31日にこのUMAが新聞に掲載されたため、一般に知られるようになったが、それによると全身が蛍光色の毛に包まれ、頭が大きいがその割に眼が小さく襞がある顔で、さらに尾はサソリの尾を思わせる7~8個のコブがつながったような形をしている。
全体の印象は幻獣マンティコアに酷似するが、その尾をムチのように振るうことで家畜を殺し、死なないまでも足の骨を折るなどして傷つけたといわれている。