概要
小林輪の前世の姿、「紫苑」のフルネーム。
「サーチェス」と呼ばれる超能力の持ち主。
幼い頃、戦場に取り残され、「殺される」という恐怖から超能力を発動させて人を殺してしまった経験がある。
頭の回転が速く学生時代も常にトップクラスの成績であったが、協調性に難があり、人付き合いがあまり得意ではない。幼馴染の玉蘭に対して、強いコンプレックスとライバル意識を抱いている。
孤独を抱えながらも成長し、エンジニアとなった紫苑は、地球の衛星である月に派遣され、6人の同僚とともに地球の観察と研究を行うことになる。
我が強い紫苑は他の同僚たちと衝突するが、紆余曲折を経て同僚の木蓮と結ばれ、婚約する。しかし7人の研究者たちを待ち受けていたのは悲劇的な結末だった。
続編『ボクを包む月の光』にも登場する。