「目的などない。俺が存在した時に、声が聞こえた。内なる声が――“黄金騎士を殲滅せよ”とな!」
「「「我らと戦え!」」」
「黄金騎士。俺の使命は、奴を葬り去ること!」
登場話:『MAKAI SENKI』第11話「咆哮」/『魔戒ノ花』第7話「神話」/『魔戒烈伝』第12話「金字塔」
声: 天野ひろゆき
概要
今まで黄金騎士に倒されたホラーの邪気が固まり、ホラーを模った石像の欠片をゲートに実体化した存在にして、過去幾度となく現れては黄金騎士に封印されてきた、時空を越えて存在する邪悪な思念体。厳密にはホラーではないが、時空ホラーとも称される。
黄金騎士を憎み、彼らの系譜を断ち切るべく暗躍する。
時空へ自在に干渉でき、右手のカギ爪で空間を切り裂いてその場所で過去に起こったことを覗き見ることができ、空間転移、対象を時間の流れから切り離すなど、多彩な能力を持つ。右腕のカギ爪を武器とし、分裂しての多人数による戦闘を得意とする。また、ホラーの怨念を取り込むことで魔戒騎士と互角の力を手にした「超ザジ」なる巨大な姿に変身可能。
活躍
<MAKAI SENKI>
鋼牙を実力でねじ伏せるべく、時間操作で鎧の装着制限時間を無くし、彼に本気を出させるためカオルを人質に取ることで決闘を迫り、この世の時空から隔絶された異空間にて彼と激突。2体に分裂し、1体目は鋼牙がかつて破滅の刻印を刻まれた場所を模した空間で爪を振るい、2体目はかつて魔戒騎士がホラーを倒していた闘技場にて今まで鋼牙に倒されたホラーの邪気を剣として実体化させ、連戦で牙狼を苦戦させるが、英霊である先代牙狼の助言を受けた牙狼(鋼牙)にゲートの像を破壊され、黄金騎士への怨嗟を口にしながら消滅した。
<魔戒ノ花>
雷牙に討伐されたホラー・グリムゾーラの折れた牙が像に刺さったことで封印が解け、武道場にて修行する雷牙の前に時間を止めたうえで出現。今回は3体に分裂し、マユリとゴンザを人質に取って戦いを挑む。1体目は武道場で右腕の爪による挌闘戦を、2体目は英霊の塔のある森を模した異空間で右腕の爪とホラーの邪気の剣による二刀流を、3体目は時空の狭間を模した異空間で超ザジへ変化して連戦を繰り広げる。最後は英霊たる祖父の助言を受けて轟天を召喚した牙狼(雷牙)に押され、そのまま牙狼斬馬剣の斬撃によって討伐された。
消滅の際に黄金騎士への怨嗟を残したが、牙狼としての決意を新たにした雷牙に改めて否定されている。
<魔戒烈伝>
エイリスの力により復活し、三たび魔戒騎士の系譜を断つべく暗躍。異空間に引きずり込んだ烈花と莉杏を追い詰めるが、駆けつけた牙狼(鋼牙)に斬られ、討伐されてもなお死後の念となって襲いかかったところを、鎧を解除した鋼牙の一太刀で消滅した。