ドラマ版については『WHAT WE DO IN THE SHADOWS(wwdits)』を参照。
概要
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(原題:WHAT WE DO IN THE SHADOWS)とは、現代社会で共同生活をしているヴァンパイアたちの日常を俳優たちの即興演技とモキュメンタリータッチで描いたコメディ映画。
これまでのヴァンパイア映画にはない斬新な設定が評判を呼び、トロントやシッチェスなどの映画祭で観客賞に輝いた。
共同脚本・監督のタイカ・ワイティティとジェマイン・クレメントはメインキャストのヴィアゴとブラド役で出演もしている。
ストーリーの大筋は決まっていたものの、前述の通り全編ほぼアドリブで構成されている。
ビデオカメラでヴァンパイアに密着するのはMTVの老舗番組『リアルワールド』がベースとなっている。
また、ヴァンパイアの主格の一人ヴラドは小説『吸血鬼ドラキュラ』のモデルになったルーマニアの串刺公ヴラド三世がモチーフ。言葉を喋れないピーターは『吸血鬼ドラキュラ』を無許可映画化した『吸血鬼ノスフェラトゥ』のノスフェラトゥに似ている。
他にも様々なヴァンパイア映画のパロディが出てきて、『トワイライト』に至っては映画内でタイトル出してネタにしている。
日本語版のタイトルは『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』をもじったもの。
ニュージーランドでは2018年にスピンオフドラマ『Welliington Paranormal』が放送された。
2018年に米FX局でテレビドラマ化の動きがあると報じられた。アメリカでは2019年より、日本では2021年に配信開始。
映画との話の繋がりなどはほとんどなく、ニューヨークのスタテン・アイランドに住むヴァンパイアたちが主人公。エミー賞にもノミネートされるなど高い評価を受けている。
詳しくは『WHAT WE DO IN THE SHADOWS(wwdits)』を参照。
ストーリー
ニュージーランドの首都ウェリントンで一緒に暮らす、379歳のヴィアゴ、183歳のディーコン、862歳のヴラド、そして8000歳のピーターは、夜な夜な楽器演奏会やセクシーダンスをして過ごし、たまに郊外に飛んでいっては馴染みのパブで遊び狂う、なんとも奇妙で陽気で愉快な日々を過ごしていた。
そんなある日の晩餐。ピーターが大学生のニックにうっかり噛みつき、彼をヴァンパイアに変えてしまう。やがて、ニックが親友のスチューをシェアハウスに招き入れ、大騒動が巻き起こる……。
登場人物
吸血鬼 ヴィアゴ (379歳)
演:タイカ・ワイティティ 吹き替え:上田燿司
きれい好きで口うるさいが、面倒見の良さはハンパない。リーダー的存在。トランペット担当。
吸血鬼 ヴラド (862歳)
演:ジェマイン・クレメント 吹替え:乃村健次
古株の変態ヴァンパイア。拷問好きで特に串刺しするのが好き。昔の異名は「串刺公ヴラド」。弦楽器担当。
吸血鬼 ディーコン (183歳)
演:ジョナサン・ブラフ 吹き替え:加瀬康之
ナチス・ヴァンパイアを自称する若いヴァンパイア。反抗期の問題児だが、編み物が好きなカワイイ一面も。コントラバス担当。
吸血鬼 ピーター (8000歳)
吹き替え:櫻井トオル
ディーコンとニックをヴァンパイアに変えたお父さん的存在。高齢なのでよく寝てる。音楽はやらない。
ニック
演:コリ・ゴンザレス=マクエル 吹き替え:白熊寛嗣
最近ヴァンパイアに仲間入りした大学生。ルールを守らず、みんなに迷惑をかけまくる問題児。
スチュー
演:スチュー・ラザフォード 吹き替え:櫻井トオル
ニックの親友。IT関連の技術者であり、ヴィアゴ達にスマホやPCを与えて現代文化について教える。温厚な青年でヴィアゴ達から気に入られている人気者。
ジャッキー
演:ジャッキー・ヴァン・ビーク 吹替え:よのひかり
ディーコンの使い魔の女性。将来ヴァンパイアにしてもらうために、獲物の手配から庭の手入れなどのサポートをしている。
予告編
関連タグ
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外部リンク
オフィシャルサイト(音量注意)