「レディースアーーンドジェントルメーーーーン!!」
「皆さんこんにちは!! 今大会の司会! 兼選手であるシェイン・ヴァイスです!」
概要
パトパトチャンネルに登場する人物。地球防衛軍第一部隊副隊長。
上司の白鳳の事を「ハクホー」と呼ぶ。白鳳からは「一番嫌いで一番優秀な奴」と言われている。
副隊長最強、隊長最有力候補と評されている実力者。WCBTでは選手として出場すると共に、司会も兼任している。
基本情報
- プロフィール
性別 | 女性 |
---|---|
年齢 | 18歳 |
身長 | 148cm |
バスト | C |
所属 | 地球防衛軍第一国家政府管理機関副隊長 |
能力 | 反物質操作 |
戦闘スタイル | アタッカー |
- ステータス
物理 | A | 耐久 | A |
---|---|---|---|
精度 | S | 精神 | S |
体力 | B | 波動 | S |
評価点 | 40点(隊長クラス) |
ステータス値はジョルジュと同等だが、能力の破壊力が別格。
副隊長最強と言われるだけあって、隊長クラス並みのポテンシャルを持っている。
反物質も強力な能力なので攻守能力盤石の中で攻撃に特化したスタイル。
反物質の目を持っている為、相手に思い通りの戦闘をさせないというステータス以上に強く、やりにくい相手となる。
使用限度を超えると戦闘力が著しく下がるが、そこをフォローすれば、隙が少なくなる。
人物
思った事をはっきり言う性格の少女。人脈、人望が防衛軍で1、2を争うレベルで高い。
普段の態度が適当でちゃらんぽらんなせいで、堅物なジョルジュとは性格の相性が悪い。
しかし、絶対に人を見捨てない、見放さない人物であり、とある任務で隊員を失い鬱病になったヘルナに気を遣う優しさを見せた。
仕事中は真面目だが、WCBTではテンションを上げて盛り上げようとする。
実は白鳳の養子であり、琴歌とは同い年の義理の姉妹にあたる。しかし、WCBTの2回戦の前日まで面識がなく、琴歌の方は聞かされていなかったこともあり、養子の存在すら知らなかった。
つまり本名は「シェイン・ツクヨミ」なのだが、白鳳の意向で今も「シェイン・ヴァイス」を名乗っている。
バハートとは同期であり、第五部隊に居た頃の直属の上司にあたる。
ファルドラは後輩であり、プライベートではイジリ倒している。
白鳳によると胃腸が弱いらしく、油ものを食べてリバースしそうになったり、生ものを食べてお腹を下したりしていた。
容姿
クリーム色の髪を持ち、常にリオ特製の特殊サングラスをかけている。WCBT1回戦後からは、新たに以前のサングラスと同じ性能の眼鏡を掛けるようになる。
目は紫の模様がある金色。プロフィールの通り148cmと小柄で、立ち絵のサイズも他のキャラと比べて気持ち小さめ。
ヘッドフォンを身に着け、アホ毛が複数跳ねている派手な格好と、アホ毛が潰れたシンプルな格好の二通りが登場している。
能力
反物質操作
反物質を操る能力。反物質に触れたものは普通なら即死するという。ソフィアの異質異能とは下位互換の関係にある。
反物質に人の常識は通用せず、普通の能力や現象は全て反物質の法則によって全てかき消される。
弱点は使用限度がある事。バハートにはガス欠になるまで追い込まれて敗北した。また、衝撃波などの物質を伴わない攻撃は反物質に変換できない。
本人は反物質に高い耐性を持っているが、本人にとって有毒なのは間違いなく、ボーダーラインを超えると危ないらしい。
火力に特化している為、天野江宝華とは相性が最悪。
- 「反物質眼(アンチマティ)」
視界に入った物全てを反物質に変えてしまう。人であれば液体のようにドロドロに溶けてしまう。
視界に入った空間全てが反物質となるため、視界外であっても反物質がシェインの周りを一気に覆う事になる。
常時発動しており、オフにできない。普段は特製のサングラスを掛けたり、目に包帯を巻いたりすることで発動を防いでいる。
また眼鏡を外す事で遠視も可能。
- 「アンチテーゼ」
反物質の光を目に浴びせて、目の神経から脳に作用させて相手を廃人にさせる。
- 「アンチマターカルテット」
反物質を生成して攻撃をかき消す。その際に生まれたエネルギーを攻撃に利用する。
- 「アンチスターク」
反物質を自分の周りに纏う事で、常に究極の破壊力を生み出す。自分に衝撃がいかないように「アンチマターカルテット」を何重にも発動している。
- 「ディセクトアンチマター」
物質と反物質の粒子が自身の周りで混ざり合うことで起きる最大級の一撃。ハクの「玉響」を破壊するほどの威力を誇る。
動向
過去
宗教や信仰に対して忠実な街に生まれたシェインは、神の生まれ変わりとして、生まれてからずっと目を隠されてきた事以外に、何不自由なく過ごしていた。
しかし第三幕から6年前、ご神体として重宝されていた事から、シェインが悪信教の標的となり、街が襲撃された。住人はほぼ全滅し街は火の海に包まれるも、彼女自身は彼女の守護者によって能力で少し離れた山まで逃がしてもらい、そこを白鳳に保護される。
その後、防衛軍の医療施設で一か月ほど入院する事になり、退院後は白鳳に養子として引き取られる。
退院直後、退院祝いとしてリオと白鳳から特製サングラスをプレゼントされる(ちなみに退院前に白鳳があらかじめ伝えたせいで、シェインからは「それサプライズでやるものじゃない?」とツッコまれた)。
4年前、自分を育ててくれた白鳳に恩返しをする為に防衛軍の試験に応募。白鳳からは猛反発されるも、それを押し切り見事選抜合格、防衛軍に14歳で入隊する。この時は第二部隊に配属された模様。この頃から白鳳の下から自立し、一人暮らしを始めたらしい。
第二回WCBTにて、当時第六部隊副隊長だったアランと第三部隊副隊長ラディウスを倒し、ベスト8入りを果たす。結果上層部からその実力を認められ、3年前には第五部隊の副隊長に任命される。
しかし、悪信教討伐の任務にて不祥事が発生。戦闘でサングラスが破壊されてしまい、シェインは悪信教、隊員、一般市民、建物、あらゆるものを無差別に反物質に変えてしまった。
この事件が原因で、隊長会議の結果、第一部隊の副隊長に異動。
この時に白鳳に酷い暴言を言われたシェインは、白鳳に失望された、嫌われた、と感じ、結果を出し、白鳳に認めてもらう事に強く執着するようになる。
本編
第五章第三幕EP2初登場。WCBTによる夏季休暇の予定を白鳳に確認する。一足先に日本に向かうと言う白鳳に対し、一緒に日本に行きたいとせがむもすげなく断られる。ここでは引き下がったが、白鳳はシェインがあらゆる手段を使ってでも飛行機の相席を取ってくるだろうと諦めていた。
その後、白鳳に宣戦布告しに来たバハートと遭遇。互いに激励を飛ばす。
副隊長会議では、今の混乱した世情の中で、WCBTを優先する事に苦言を呈したジョルジュに対して、「どうでもいい!!」と一蹴。「大会は防衛軍が運営しているわけではない」「無下にすれば各国からの印象が悪くなる」「成績を残さないと各国からの信用も得られない」と反論する。その後も二人の口論が続いた。
WCBTの司会として再登場。7月12日(WCBT予選3日目)の夜には悪信教君主ベルディアと戦闘を繰り広げていた雪花とソフィアの助太刀に入るも、ファルドラによって全員退避させられる。その後は、ファルドラや雪花たちと共に悪信教の捜査に入った。
7月13日(予選最終日)は司会をバハートに任せて、25リーグのリーダーとして出場。
最初はエンターテイメントを意識して戦うつもりだったが、開始直後に他の選手によって射撃されたことでサングラスが外れてしまう。結果、反物質眼で全員をドロドロに溶かし、予選突破。第27リーグからは司会に復帰する。
7月15日、本選でも引き続き司会を務める。第三試合直前に、次の試合の準備の為、力王ことレーデに代理を任せる。
第四試合にてハクと対決。
ハクの反物質攻略の策を次々と破り、近接戦も有利に運ぶなど、戦況を有利に進めていく。
ハクはシェインも自分と同じように、「大切な人に認められたい」という強い想いを胸に大会に臨んでる事を感じ取り、なおさら負けられないと強く意気込む。
ハクは「霞揺らめく白冥の奏」と神格開放を発動し、反物質をむやみに発動させにくい環境に持ち込み、シェインはサングラスを外し、反物質眼を発揮する事で対抗し、ハクを追い詰める。
ハクは最後の手段である、玉響でシェインを隔離、反物質を消耗させるという策を実行、今度はシェインが追い詰められる。
しかし、思うような火力を出せず、ついに使用限界を迎える。目は真っ赤に染まり、あらゆる所から出血する。
諦めかけたその時、白鳳は司会席に乗り込み、マイクを奪い、エールを送り始める。
奮起したシェインは玉響を破壊、身体の一部だけ外に出すことに成功する。
ここでパトもハクに観客席からエールを送る。
お互いに大切な人からの応援を胸に二人は最後の力を振り絞る。
シェインは最後の一撃を放ち、ハクは迎撃に出る。
結果攻撃は届かず、ハクの勝利となった。
シェインはミーエルに治療され、ベッドで休んでいた。サングラスのストックがなくなった事で目には包帯を巻いていた。
負けた事に打ちひしがれている中、白鳳が見舞いに来る。
白鳳は「娘が傷付く事を望んでいない」「それなのに危険な事ばかりする娘が嫌いだ」と本音を吐露する。
白鳳はシェインの包帯を外し、特製のレンズが透明な眼鏡を掛けさせる。
白鳳は6年前に約束したサプライズとして眼鏡をプレゼントしたと話す。
白鳳はシェインや琴歌を愛している、しかし自分が不器用なせいで二人を苦しめている事を申し訳なく思っている事を吐露し、シェインもそんな白鳳を許し、二人は和解した。
1回戦後の夜、ハクと対話し、お互いが大切な人の為に戦ってきた事を認識する。
シェインは自分の想いを3回戦で白鳳に届けてほしいと頼む。ハクはこれを承諾、明日の訓練に誘い、別れた。
7月16日、約束通り訓練場にくるも、大会同様死亡しても復活できる空間や、身体欠損を当たり前のように治す医師などの、防衛軍以上の技術力に戦々恐々としていた。
ここで琴歌と対面、シェインは同じ家族に会えた事を喜ぶも、琴歌は実子である自分を差し置いて養子であるシェインと共に暮らしていた事実を知ってしまう。
事情を知らなかった事で怒りをぶつけられる事はなかったが、白鳳と二人で一緒に写った写真を落とし、それを琴歌に見られた事がトドメとなり、琴歌は白鳳への憎悪を爆発させ、白鳳と絶縁してしまう。シェインの預かり知らぬところで…
訓練では雪花と戦うも、メリア曰く完全敗北を喫したらしい。反物質が効かない、雪花の方が武術が上回っているというのが理由のようだ。
7月17日からは司会に専念する。ファルドラVSソフィア戦では、ファルドラをおちょくった紹介をしたせいで白鳳に絞められたり、ふざけるつもりのなかった天野江VSパト戦では、うっかり噛んだせいでこれまた白鳳に殴られたりと不憫な目に遭う。メリアと雪花の試合では、紹介前に戦いを始めた二人を止めたり、戦闘の余波で消えた加護や恩恵を必死に修復したりと、これまでの試合で最も肝を冷やしていた。
準々決勝、白鳳VSハクの戦い後はハクの所にやってくる。試合後、ハクに自分の想いを背負わせた事で、白鳳にげんこつ付きで怒られたらしい。シェインはハクに想いを届けてくれた事に感謝し、来年の大会での再会を約束した。
東京異変
東京異変が発生し調査のために、動ける隊長、元隊長、副隊長が会場に召集される。彼女は白鳳と共に北東京の調査を行う事になる。
調査開始後、メリアに情報交換を持ちかけられるもこれを断る。
任務中にもかかわらず回転寿司屋「寿司王一番」で寿司を堪能、腹を下す。情報共有の際は夕日の報告に織り交ぜて監視カメラの報告をして白鳳に突っ込まれていたが、彼女は至って真面目です…(原文ママ)。
自販機前にて白鳳と合流するが、ほどなくして隊長の偽物が防衛軍たちに襲い掛かる。
シェインは偽ファルドラと交戦。圧倒するも、偽物が用意した虚構の偽ファルドラを本物と思い込み、倒しに行ってしまう。本物の偽ファルドラは礼花が倒したので事無きを得たが、本人は自分で倒せなかった事を悔しがっていた。
第四幕 帝国 下巻
白鳳に無断で有給休暇を満喫していたが、木刀を持ってホテルから出てきた雪花を見て不安になった白鳳が連絡、雪花の監視を命じられる。
空港でフィロンと雪花が話している所に乱入。空気を読まずにフィロンの素性をばらしてしまうも、結果的にスムーズに協力関係を結ぶ事に貢献する。
雪花、フィロン、シェインの3人は、シェインの泊まった部屋で今後の作戦を立てる。
雪花の情報から、ステラが悪信教に復讐する為にファルドラやパト達と行動をともにしていると推測すると、彼らの目的が悪信教の本拠地の一つ、イギリス大聖堂にあるとシェインは睨む。
もっとも彼女からすれば、論理の飛躍したこじつけだったのだが、話に説得力があったせいで二人が行く気になってしまい、シェインも嫌々イギリスに向かう事になる…が白鳳から移動費を経費で落とさせる事を無理やり約束させて機嫌を直した(当然白鳳は守るつもりはなく、シェインの給料から差し引いた)。
雪花は新たに同行者として瑠衣を連れてくるも、悪信教の関係者である事を見抜き警戒する。しかし、利用できると判断し、咎めようとしたフィロンを抑えた。
イギリス到着後、月花にイギリス大聖堂の情報を自分に聞かせないように釘をさした。
検問に引っ掛かったフィロンを迎えに行く途中、瑠衣が自発的に雪花たちに協力する姿勢を見せた事で、瑠衣が「パト勢力についた悪信教」である事を察し、警戒を解いた。
イギリス到着後は宝華の住所をフィロンに特定させようとするも、ダミーばかり引っ掛かったので、第三部隊から情報を貰う作戦に変更。応対に出たフェミルから情報を貰った。
無事に宝華の家にたどり着くが、監視カメラのデータを見たフィロンがステラと謎の男ファルを発見。雪花に連絡し、特定作業を急いだ。
その後、探知がばれた事で探られるのを嫌がったステラ達による襲撃を受け、シェインはステラと交戦。しかし、相性が最悪だったため、一方的にやられ、煽られる。
イラついたシェインは、WCBTでは出せない本気で迎え撃つ事を宣言するも、WCBTで常に本気を出せたステラにやはり一方的にやられ、「手抜き自慢ばかりせずに本気で生きてみろ」と説教され、悔し涙を流しながら気絶した。
気絶後は第三部隊に届けられ、そのままフェードアウトした。