月詠琴歌
つくよみことか
出演作品 | パトパトチャンネル茶番劇 |
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性別 | 女性 |
出身地 | 東京都 |
年齢 | 18歳 |
バスト | D |
好きなもの | 音楽 |
虚弱体質で体が弱いながらも、芦花と月花、パラスケ達が通う「神聖女学院」に通っている、大人しいしっかり者。
温厚で誰に対しても優しく、敵も作らない(作れない)タイプ。
可愛いものには目がなく、ハクとウマが合うため一緒にいることが多い。月花(生徒会長)の後任を成せるほどしっかりしており、本人も「自分は月花先輩よりも生徒会長に向いている」「人を使う才能に長け、人のされると嫌な事がわかる」とリトアに豪語している。
頭も良く他人のフォローも欠かさない。
虚弱体質故の偏見の目で見られた過去から、「見られる」事に強いストレスを感じ、目の能力が発現してからは、「見られる」事で感情を暴走させるようになった。
月花の事は中学生時代に励ましてもらった事で強く尊敬しているが、今の月花はむしろ琴歌の尊敬の視線をプレッシャーに感じている。
腰まで伸びた長い緑色の髪と、緑色の瞳を持っている。専属神になった後はオッドアイ(基本的に銀色と元々の色である緑色)となり、東京異変解決後は白鳳から琴葉の形見であるカチューシャを貰い、身に着けている。
能力はメリアも驚愕するほどの逸材、専属神を超えて帝王神候補にもなれるレベルだという。
そして神化により虚弱体質も治癒している(体力は以前と変わりないので能力より先に体力作りが優先された)
「理支配」
月詠家特有の能力。
特性
- 「全眼系特性完全自動発動所得」
- 「全反射」
- 「完全無傷障害無干渉」
- 耐性「全耐性完全吸収」
- 加護「不死転生の加護」
決して死ぬ事はなく、死にそうな状態まで追い込まれるとやり直し可能な時点まで自動で遡行する。いわゆる死に戻りのようなもの。
目の能力
感情の暴走によって一時的に覚醒したが、騒動の後は精神が落ち着いたため能力が閉じている。使う能力に応じて銀だった片目の色が異なる(怒りを顕にする度に赤眼になるのでどちらかというと感情に対応している様子)
- 赤い眼「(名称不明)」
相手の行動を全て見透かし運動量を0にする調和支配の応用技。ネルを押さえつけた技である。
- 青い眼「記憶解析」
特定のワードから対象の記憶で該当するものを探し出す。これで周囲の記憶から白鳳の位置を特定した。また練習の成果で相手の思考も読み取れる。
- (目の色不明)「完全標準」
視力を数倍引き上げ標準を細かく定める。これにより怒り狂った状態で放った銃撃が練習用の的に全弾命中した(そもそもオーラがバカでかかったので外れようもなかったが)。
- (目の色不明)「吸収の目」
自然エネルギーを吸収変換し自分の力にする。琴歌が発していた大量の黒いオーラはこれで構築されたもの。
- (目の色不明、桃色?)「未来視」
対象の未来を読み取る。どこでどうやって発動したかは不明だが、ムーナがこのままだと悪信教の裏切り者かつ地球防衛軍に始末される未来を読み助けようと動いた。
- 虹の目
複数の特性が一斉に発動して暴走した状態。大量の情報が流れては消え体にかなりの負担がかかっている。
過去
誰に対しても笑顔を絶やさない彼女だが、その背景は壮絶なものであった。
18年前、琴歌は東京の街で産まれる。しかし、琴歌が生まれると同時に母親である琴葉は亡くなってしまう。
そんな折、悪信教の君主4人の襲撃を受け後遺症を負った元地球防衛軍第一隊隊長シアーネが月詠家の家政婦として、琴歌の母親の代わりとして面倒を見てくれることとなる。
本当の母親、本当の娘のような
仕事の事情や面影から来るトラウマが原因で琴歌としっかり向き合ってやれない白鳳の代わりに、シアーネはたくさんのことを教えてあげたり、授業参観、音楽発表会、運動会にも全て行き、
周りの子が「体が弱いから」と遊んでくれないにもかかわらず、シアーネたったひとりだけが、琴歌に合わせて遊んであげ、ときには叱ったりなど厳しい一面も見せながら、本当の母親の様な務めを10年以上もこなしていた。
しかし、先述の襲撃事件の後遺症により、とうとうシアーネは亡くなってしまう。白鳳から琴歌にこの事は一切伝えられることはなかった。
日頃からの感謝の気持ちも伝えられないまま、気付かないうちにシアーネと永遠にお別れすることになってしまった。
しかし…
再会
パト達が大会のために訪れた東京の地で、およそ6年振りに琴歌はシアーネと再会を果たす。…のだが、シアーネはあろうことか悪信教のフードを被って怪しい雰囲気を醸し出しており、パトからは不審がられるような言動をとっていた。
この時は琴歌と軽く世間話をしただけなのだが、帰り際にパトへ精神攻撃を仕掛けて去っていった。当然ながら、一般人である琴歌はなんの事か全くわかっていない様子だった。
近いうちに再びシアーネを見かけた琴歌。しかしその状況は喜ぶべき状況ではなかった。
パトが恩人を血塗れになってまで襲っている姿、動揺した琴歌は状況を悪いほうへ捉えてしまい、パトを罵倒し、軽蔑してしまう。
それが結果的に自らの命の危機へ繋がってしまうのだった。
再会した月花から事情を聞き、全てを知った琴歌はパトに謝るため走り出し、止まった公園の広場にて3度目の再会。
「みんなに愛された可愛いお人形」
「何かをしたわけでもないのに、ただ愛想が良いのと、可愛いだけで周りが貴女の味方をして、愛してくれる」
「それが貴女、だから壊すことで周りが絶望する、私の大事な大事なお人形」
しかし今回はアロケルの琴歌に対する殺意が全面的に出ており、以前の聖人シアーネからは想像もできないほどに禍々しい力で満ち溢れていた。
琴歌を守るために月花が戦闘態勢に入りかけた所でパトが到着し、シアーネは無事「救われる」こととなったのだった。
「Only my Melody」
「オンリーマイメロディー?」
「自分だけの音色 って意味です」
「世界には多くの人がいます。でも一人一人違う魅力があります」
「つまりその人の音色はその人だけのものなんです」
「他の誰かが奏でられるものではありません」
「つまり、琴歌様は誰かの代わりにはなり得ない。」
「唯一無二の世界にたった一つしかない存在なんです」
音楽が好きな、幼い琴歌にもわかりやすいように教えてくれた言葉。
「だから将来、辛いことがあって挫けてもこう考えてください」
「自分の代わりはいない、だから自分にしかできないことで頑張るんだ、って」
パトが救ってくれた、恩人の亡骸を前に呟いたこの言葉、
片時も忘れたことのなかったそれは、
どんな時でも、これからも、シアーネと琴歌を繋いでいるたったひとつのおまじないだった。
第五章3幕Ep4にて…(ネタバレ注意!!)
そもそも父親である月詠白鳳が琴歌と離れ離れになって暮らしていた理由は「自分の家族だと知られて琴歌が命を狙われないようにするため」であった。(実際シェインを養子にとった時に娘を信用している発言をしていた)
しかし白鳳の態度は子供に向けるにはあまりに厳しく不器用で、その上自分との関係性を気づかれないよう接触を極力絶っていたせいか琴歌の虚弱体質さえ知らない有様。ぶっちゃけ本当に愛していても弁護できない状況だった。
この極度に分かりにくい愛情のせいで琴歌はずっと「お父さんは私のことが嫌い」「きっと私の声も聞きたくない」と思って久しぶりに再開する時も気まずく思っていた。
そして白鳳が養子に引き取っていたシェイン・ヴァイスとの出会いが引き金となり事態は最悪の方向に動いてしまう。
独りにされた自分と違いシェインは何年か白鳳と過ごしていた。自分を差し置いて養子と暮らしていたという独りにされた実子にとって衝撃すぎる事実。
「どういうこと?私は生まれてこの方、一緒に過ごした記憶が全然ないのに…」
「ずっと、お父さんは忙しいから、だから戻ってこない、そう考えて来たのに…」
「違ったの?私は厄介払いされてただけ?だからシアーネさんが居なくなった時ですら帰ってこなかったの?」
「なにそれ……許せない」
流石に事情を知らないシェインにその怒りをぶつけることは無かったが、彼女が立ち去る時に偶然落とした写真を見てしまう。
白鳳とシェインが二人で写真に写って、写真の中の白鳳は琴歌が人生で一度も見たことのない笑顔を浮かべていて。
「…こんな優しい表情をするお父さん…見たことない」
「私が独りで苦しんでた時に…この人は…この人は…」
「最 低」
ただでさえ負の感情を抑え続けてきた怒り慣れていない琴歌は、その場でネルが驚愕するほどの膨大な「憎悪」と黒いオーラを発し、感情の暴走で能力を全覚醒させた。
正にタイトル通り、「憎悪覚醒」とでも呼ぶべき状態になり、白鳳を探しに行くのを止めようとしたネルに赤い片目で「邪魔しないで」と(力が無い状態とはいえ攻撃の究極系なのに)一瞬で地に膝をつかせた。…その際の琴歌の表情は今までに見せた事が無い上怒りがしっかり伝わってくるほど怖い。
幸いなことに、ネルが実力行使に出そうになったところでパトが二人を止めた。冷静になったネルは「もしこの場に他の者がいて全員で止めにかかっていたら琴歌の自分達に対する信頼すら失うところだった」と今回のパトの活躍を素直に尊敬した。
…しかし事態は終わらなかった。
目にハイライトの無くなった琴歌に同行したパト。もはや白鳳を「あの人」とまで他人行儀に扱う琴歌に驚く。そして例の写真を見た時には流石にフォローできないと青ざめた。
すると琴歌は青い片目で「白鳳の情報だけが色々伝わってくる」と言い、流石に白鳳と争った事は言えないと口を噤んだパトの記憶を瞬時に解析し、白鳳との諍いについて特定してしまう。
「…そうですか、パト君にまで手を出したんですね。あの人は」
静止しようとしたパトに「私はもう貴方の物」と自分のことを考えてくれることに喜び、そのまま白鳳に会いに行ってしまう。
…そして、白鳳と対峙し、彼がシアーネを殺害した瞬間の記憶を見てしまった。
「なんで…シアーネさんを…殺してるの?」
「そういう事か…全部だったのか…」
「私の幸せを全て奪っていたんですね…貴方は」
恐らく白鳳はシアーネが悪信教に操られ琴歌に害をなす前に先手を打った…という事情が考えられるのだが、そんな思考ができるのは視聴者くらいのもの。
「貴方がシアーネさんをあんな風にしたのか…」
「絶対に許さない!!」
琴歌は迷わず白鳳に殺意を向け殺そうとした。
再び幸いなことにパトが間に合ったため戦闘は回避された。しかし琴歌は白鳳への家族、いや血縁者としての情を完全に失い「私をもう気安く琴歌と呼ばないでください」と言い切り、絶縁を宣言した。
白鳳は本当にショックを受け、悲しい表情もしながらも絶縁を受け入れてしまった。勘違いを正してくれというパトに「真実が全て相手のためになると思うな」と言い残して…。
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私だったらこうする 琴歌白鳳との絶縁編
専属神第三幕EP4~189話を私ならもっと面白く作れる、というコンセプトの下作った作品です。突然作りたくなったから作ったものなので割とセリフ回しとか適当ですが、良ければ見ていってください。 たった三作目でもう要メインっていうのが崩れたのは気にしないでください3,135文字pixiv小説作品