概要
2人は従兄妹同士であるため近親相姦にはならず、結婚も出来る。
シグレはエルナに会うたび、彼女に対し愛の言葉を振りまいたり妄想を膨らませたりしては引かれ、呆れられている。しかしエルナも心の底ではシグレを慕っており、二人はビミィに「いい関係」と称されている。
飄々としていて本心が見えにくいシグレだが、エルナへの想いは真剣なものであり、実のところ日頃の変態発言も照れ隠しである。
ちなみに、シグレの誕生日は2月29日で閏年にしか誕生日が訪れない。そのため、シグレはまだエルナが小さい頃「この誕生日の人は2月28日と3月1日の二日間に渡って盛大な誕生日パーティーをするんだよ」と言いくるめて、幼女時代の素直だったエルナはその通りにお祝いしていたそう。
一方現在は、シグレがエルナに誕生日プレゼントを要求しても「今年は29日ないでしょ?」と冷たくあしらわれて終わってしまう。でも、4年に一度訪れる閏年には、実は毎年用意してあったプレゼントを4年分まとめて渡しているという。ツンデレ…!
テレビアニメにおいて
アニメではシグレの出番自体のカットが多く、二人の絡みも原作よりは薄いものである。ただシグレはお気楽なエルナが唯一感情的につっこむ相手として、安定のポジションを築いてはいる様子。
また9話、アニオリの新聞部代表離宮ルミナとの対戦内で、エルナはシグレとの恥ずかしい過去(「シグレのお嫁さんになる」と公言したり、バレンタインチョコを手作りしたり、バースデープレゼントのラップに感動したり……など)を盛大に暴露され、真っ赤になり打ちのめされてしまう。
さらに最終話では、キリングアートに巻き込まれたエルナをシグレがとある方法で救出している。
これからの展開(未投稿楽曲、小説6巻ネタバレ注意!)
このまま平和的な掛け合いを続けていくものと思われていたコンビだが、2月25日発売のアルバム収録、シグレの楽曲『革新的ヒロイズム』によって、その見方は一変した。
この曲はLast Note.氏や絵師の明菜氏公認の「シグレのエルナへの想いを綴った曲」だが、曲調、歌詞ともに、今まで描写されてきたシグエルのコミカルさは微塵もない。
全体的にハードで重苦しい雰囲気の曲調、また歌詞も前向きさとは程遠く、シグレのエルナへの深い恋心が再確認できる反面それを成就させることを諦めてしまっているふうにとれる。
また小説6巻で、エルナと再び対峙した先祖の少女が残した言葉。
「……分家の末裔と近づきすぎてはいけませんよ。きっと、どちらかが苦しむことになるでしょうから」
一宮と二宮は濃い付き合いが伝統の親戚関係であり、分家の末裔とはシグレを指していると見て間違いない。
「苦しむ」とは果たして……?
詳しいことはまだ明らかにされていないが、二人の関係がどうなるのかは物語においても重要な鍵になるだろう。