概要
モナコ公国の探偵卿ネア・ブラディーボ・ヴァロアの執事。
人物
金髪と赤毛の混じった髪色に、エメラルドグリーンの瞳をもつ二十代前半の青年。右耳にピアスをしている。身長は百九十センチ近い。ヒマワリのような明るい笑顔が特徴的で人当たりが良く、周囲の人間からの人望も厚い。ネアが指示をする前に様々なことを手配したり、F1レースをこなせるほどのドライビングテクニックをもっていたりと、執事として非常に有能。ネアに対する評価が「粗大ゴミ以下のろくでなしで腐敗衆のするクズ野郎」から「イヤなやつ」レベルに引きあがったのもシドのおかげ。ネアに対してはうやうやしく接しているが、主の性格や態度に難があることも承知している。
戦闘能力も非常に高く、ジョーカーを圧倒するほど。
正体
その正体はT-25。
ジョーカーやヤウズとは違い、収容所のことを衣食住と安全が確保された「天国」と評し、脱走することなく過ごしていた。しかし、コンバットスーツを着た謎の連中によって収容所は襲撃され壊滅。その戦いの中で生き残り、現在に至る。シド曰く、収容所を襲った連中の素性・目的は不明で、襲撃で生き残った数名の中には、復讐のために調べているものもいるという。ヴァロア家に仕えている理由は、ネアのもつ莫大な財産をNGO団体等に寄付をさせ、自分のような境遇の子どもたちを救うため。