シャトリア・クルーガーが登場する異空郷についてはこちらからどうぞ。
概要
チェス好きの人間の少女から生まれた騒霊(ポルターガイスト)。どちらかと言うと音を立てる騒霊ではなく、物体を動かす騒霊。親からあまり愛されず育った少女がチェスの相手としてシャトリアを生み出した。シャトリアの姿は少女の宝物であったお気に入りの人形の姿を模している。現在はその少女は既に亡くなっている(親が少女を置いて家を出て行ってしまった)。そのため人間の少女が好きで、逆に大人にはあまり良い印象がない様子。少女が亡くなってからは少女の住んでいた小さな家に住んでおり、チェスなどのボードゲームで遊んでいる。住み続けている理由としては、少女とまた別の形(幽霊など)で会えることを願っているため。
容姿
左右に赤いリボンのついた黒くぶかぶかとした帽子を被っている。金髪のセミショートでくせっ毛気味。左側の横髪は縦ロールになっており、赤いリボンでそれを結っている。瞳の色は紫色で、ぐるぐるとした特徴的な目である。全体的にフリルの多い服装で、黒と白で統一されているところに赤いリボンや十字型のボタンなどのアクセントがはいっている。人形が元になった姿とはいえかなりゴスロリ風な衣装である。
性格
ふわふわとした性格と思われがちだが意外にもしっかり者でクールな性格。ぼそぼそと喋り、口数は少ない。子供らしい一面も持ち合わせているが、幼い人間の少女に対してはどこか過保護気味の妹扱いで、姉のように気取ることも。長いこと一人きりでチェスで遊んでいたためか、かなりの寂しがり屋である。それ故、誰かと一緒にいることを好み、孤独を恐れている。チェスに擬えてか白黒はっきりさせがちなところがある。
能力
白黒つける程度の能力
勝負事などで白か黒か決着をつける能力。この能力に限ってはどんな状況下であろうと勝った者が正義である。例として、右に行くか左に行くかという意見などで揉めた際、負けた者は勝った者の意思や判断に逆らえなくなる。この場合、右に行きたい者が勝ったとし、負けた者は左に行きたくても何らかの理由や事故などが起き行くことが出来なくなる。だが、勝った者の意思に逆らえないというここで言う「意思」とは「右か左か」ということであり、完全に行動を制限されるわけではなく、勝負事の内容だけに適用されている。
チャームカード
駒符「ディスカバーアタック」
駒符「パペチュアルチェック」
犠駒「ルアーリング・サクリファイス」
遊戯「串刺しのスキュア」
無題「少女アリスと鏡の国の桝目」
人間関係
・メイジー・ブランシェット
彼女の友人であり、たまにメイジーがシャトリアの家を訪れ一緒にチェスをして遊んでいる。メイジーのことを頼っており、お姉さんを気取りたがる彼女もメイジーの前では外見相応の少女らしい性格になる。
・レイラ
墓地の近くに住んでいるシャトリアにとって一番身近に会いに行ける人物であり友人。しかしレイラは頭を使うチェスが苦手のようで、誘っても断られてしまうらしい。だが、お互い寂しがり屋なためか世間話をしによく会いに行っている。
・ルーシー・パラノイドゥ
明るいルーシーに振り回されながらもルーシーに世話をよく焼いている。騒霊同士、気が合うのか度々二人で遊んでいる姿が見られる。子供らしい性格のルーシーを、どこか「少女」と重ねている節がある。
・彗翔・エルス
チェスをするにあたってこの上ない好敵手であり、ボードゲームを大の得意とするシャトリアと五分五分に立ち回れる相手である。エルスとよく会ってはチェスの腕に磨きをかけるため勝負を挑んでいる。彼女曰く、ボードゲームの師匠らしい。