原作漫画版
本作の準主人公。カゲマンの「影」。カゲマンが幼少のとき、ハイキングで山からおにぎりを落とした時に、おにぎりを拾うために突然起き上がり、それ以降カゲマンの親友となる。普段はカゲマンの助手をしている。超人的パワーを持っているが、影なので暗闇の中では出現出来ない。
太陽が(煙などで)曇って日光が遮られたり、夜になり電灯が消されたりして影が消えると、シャドーマン自身も即座に消えてしまう。
カゲマンとはつかず離れずで存在しており、その性格も異なる。
影が出来ない状況下では出現できないが、カゲマンがカゲマン電池などで光を発する事で出現可能に。19面相など犯罪者をパワーでねじ伏せ、捕まえる事が多い。場合によってはカゲマンを背に乗せて空を飛ぶ事も可能。
影ゆえに、切り刻まれるなどされても全くダメージにならない(のこぎりで、自分の身体を輪切りにしたりしている)。しかしあるエピソードで、カゲマンの足元からシャドーマンと繋がっている影部分を、19面相が切断(なぜか鋏で切断できている)したところ、活力がなくなってしまった(これに気付いたカゲマンが影を結び直し、元に戻る)。
影の作り方によっては、その身体を巨大にする事も可能。
サルガッソー海に赴いた際、お化けたちが乗る幽霊船およびバイキングが乗る海賊船(これらの乗員たちはミスターXの手下)に対しても、巨大な姿で立ち向かった。その際、サルガッソー海に潜む巨大怪魚スーパーフィッシュをパンチ一発で撃退し、サルガッソー海に繁茂していた海草を引きちぎり、海賊船と幽霊船を巨体のまま引っ張って曳航。日本に戻っている。
ややお調子者な性格で、ミスターXにカゲマンが捕まった際、ミスターXに「本中華(当時出ていたハウス食品のインスタントラーメン)」を三時のおやつに出すと言われ、それ目当てでそのままカゲマンから離れてしまった。
ちなみにカゲマン曰く、「ぼくが死んだら(シャドーマン自身も)永久に消えるんだぞ」と、この時に言っている。
アニメ版
声 - パンチユーホー
もう一人の主人公。元は気ままで通りすがりの宇宙人。デ・アールのアジトにあったシャドー光線を浴び、万太郎の影と融合する。性格は原作と大違いでわがままな上に食いしん坊で、乱暴者。当初は万太郎と喧嘩ばかりで言うことを全く聞かなかったが、事件を解決していくうちに良き相棒になっていく。
また、食いしん坊とは言ったが、とくにとんかつが大好物で、宿敵・怪盗デ・アールの罠にはまり、落とし穴に落ちて出られなくなってたところ、祝勝パーティーとしてデ・アールの助手・オッチョがとんかつを揚げ、デ・アールがひたすら食べていたが、そのとんかつのニオイで覚醒、壁を登りカゲマンを引きずりながら、とんかつを強奪するようなカタチで、結果論としてデ・アールに逆襲を果たし逆転勝利を果たしてしまったほどである。
原作とは違い、常に強い光が無くても姿を見せているが、影の特性により密室の暗闇では姿を現せない。後に万太郎の発明品「シャドーライト」により暗闇からも姿を現せるようになり、更にその後はライトの色を変えることによりあらゆる能力を持つシャドーマンに変身できるようになった他、変身するごとに性格も変化する。
🔥赤(レッドシャドーマン):熱血漢な性格で、炎を操ることができる。文字通りの火力ソースとなるメインウェポンな一方、火力が強すぎて、冷凍倉庫で保存していた肉を誤ってロースト肉にしてしまうPONを犯すことも…。
🌊青(ブルーシャドーマン):クールな性格で、水を操ることができる。津波を起こすのがもっぱらの使い方。
🌳緑(グリーンシャドーマン):自然と平和を愛する爽やかな性格で、植物を操ることが出来る。
⛰️黄色(イエローシャドーマン):見た目、性格ともに厳つい。地面をすり抜けられる…と、地面に絡むと言ってもじめんタイプよりもゴーストタイプに近い能力。すり抜けるのはシャドーマンのみで、カゲマンの当たり判定はそのままなので、結果カゲマンが痛い目に遭う羽目になる。
💗ピンク(ピンクシャドーマン):セクシーな女性化(ただし声はそのまま)し、異性を誘惑する波導を発する。なおバッボのバージョン4・アリスよろしくシャドーマンにとって「女装を強いられるようなもの」なので、本人は好んで使いたがらない。
また、万太郎の祖父・影万之助もバディとしてシャドーマンの「シャドー」を連れている。こちらのシャドーマンはシャドーライトによって万之助の影に命が吹き込まれた存在であり、万之助が老境に入った現在でも健在(最終回で1回だけ姿を見せている)。
曽山一寿版
ほぼただの黒い人(曽山氏談)。作中ではボケたりツッコんだりデ・アールを殴っりするだけで特に不思議な力は持ってない。それどころか仕事をサボってゲームをやりたがったり、TV観て爆笑したりと妙に人間じみている。
関連項目
:特撮ヒーロー作品「ザ・カゲスター」に登場する、実体化した影。
ヒーローであるカゲスターの影が実体化したもので、自らの意思を有し本体のカゲスターとの会話も可能。本項の原作漫画版シャドーマンと外観・特徴ともに、非常によく似ている。