声:高木裕平
人物像
2015年1月から始まった「ナルトの背中~仲間の軌跡~」編に登場。
砂隠れの下忍。全身の各所に生傷のある青年で、我愛羅の体術指南役を務めている。
全力で挑んでくる相手には自分も全力で応じ、何があっても決して他人や周囲のせいにはせずに自らの努力で道を切り開いていこうとする清廉な性格の努力家。
ロック・リーと同じく生まれつき忍術や幻術の素質が皆無だったため、里の風習によって忍になることはおろか忍者学校に通う事すら出来ず、周囲からもバカにされていたが、「生まれの不幸を呪っても仕方ない」と割り切って残された道である体術のスキルを独学で磨き続けた結果、五代目風影に就任した我愛羅の目に留まり、念願の忍になれただけでなく彼の体術指南役に抜擢されるという異例の大出世を遂げる。
中忍試験では大恩ある我愛羅のために砂隠れから一人でも多くの合格者を出そうと尽力するが、上述の経緯から彼を疎ましく思っている者も少なくなく、二次試験では身内である砂隠れの忍に裏切られて窮地に陥るが、リー達ガイ班が駆けつけた事で難を逃れた。手酷い仕打ちを受けてもなお自分達を攻撃した者達を責めなかった上に自分達の班が持っていた巻物を差し出すが、この行動は結果として彼らのプライドを刺激し、逆に巻物を譲られた。
その後、リーと一対一で拳を交え、決着こそつかなかったがお互いに全力を出し合えた事に満足し、リーから友情の証としてガイ直伝の全身タイツを贈られた。
中忍試験に合格したら、故郷近くにある国境警備の任務に志願するつもりでいる。
我愛羅の体術指南役を務めているだけあって体術のスキルは非常に高く、チャクラをフクロウの羽のように展開することで己の身体から発せられる音を消す技術『音無の羽』を利用した無音の拳、特殊な呼吸法によって酸素を多く取り込み全身を活性化させる『七天呼法』という独自の技を編み出している。七天呼法を第一活性から第三活性まで開いた状態では、その肺活量は通常の四倍にまで達する。
また、点穴の位置を正確に把握しており、日向ネジのように相手の点穴を突くことでチャクラの流れを絶ってしまう事も出来る。