シリアルコードとは?
シリアル番号(シリアルばんごう、英語: serial number)は、ある決まった個々の識別をするために割り当てられる、一連の一意で等差な整数である。
数値的識別子が全てシリアル番号というわけではなく、シリアルではない識別番号の例として、数値に識別以外の情報がない名目番号 nominal number(名目値とは無関係)がある。
シリアル番号は任意の数から始めることができ、さらに任意の一定差分ずつ増減させることができる(ただし途中で差分を変えることはできない)。しかし通常は、1 または 0 から1ずつ増え総数または総数-1で終わり、総数を超えたり負数になることはない。
使用例
典型的用法が拡大され、オブジェクトの大きな集合の元を識別する数値や文字列だけでなく、情報工学におけるデータ処理での識別に使われるようになった。
シリアル番号の例
シリアル番号は品質管理で有効であり、ある期間に製造した製品に欠陥が見つかった際に、シリアル番号によって素早く欠陥商品群を特定することができる。また、盗難や偽造に対してもシリアル番号が有効であり、盗品や偽造品の発見を容易にする(製造番号参照)。
日本のように、紙幣にはユニークなシリアル番号が付与されている国もあり、シリアル番号は偽札の追跡にも活用される。
都道府県コードは、47都道府県におよそ北東から南西へ、01から47までのシリアルなコードが割り振られている。
小惑星番号は、最初の小惑星ケレスの1番から始まる、確定順の番号である。
トレーディングカードゲームのカードの下端にはコレクションナンバーとその販売形態が分かる識別番号がある。
引換券や領収書(レシート)の他に宅配のにもあるが、あくまでも購入品の証明及び業者側の売り上げ及び受け取りの確認が目的である。
グッズや記念品とか身近なものに印字されているもの
誰もがご存知と言えば、オタク関連でよく聞く番号や英数字もシリアルコードと呼ばれる。こういう物は特別感が出てくるらしくレアもの扱いされている。
ファンクラブなどの会員証や雑誌の付録のおまけにそんなものがあっても特に使い道はどれも限られているものばかりだが。
ゲームソフトの引き換えやダウンロード番号に使われるもの。→ニンテンドーeショップ。
ポケットモンスターシリーズのふしぎなおくりものを受けとる際に必要なイベントなどのどっかで配布されたもの。(おくりものに因んだキーワードがシリアルコードそのものになることがあるが、区別しづらく紛らわしい空似の英字は数字に置き換える場合あり)
コンピュータ機器に印字されているもの
特に、携帯電話系の機種には固有番号のIMEI(International Mobile Equipment Identity)が有名である。特にこれらは盗難品となった携帯電話の本体BANするために使われる。(ゴニョゴニョすれば書き換えは可能らしいが…)
シリアルでない番号
コンピュータのソフトウェア製品には固有のライセンスキー番号が付与され、インストール時にその番号の入力を要求されることが多い。これは俗に「シリアル」と呼ばれるが、偽造された番号での利用を防ぐために冗長性を持たせているので、シリアルではない。もしシリアルなら、でたらめに打ち込んだ番号も(ライセンス総数を超えない限り)いずれかのライセンスに対し発行された有効な番号になってしまう。
しかし、これらはプロダクトキーにあたるものである。
雑誌などの定期刊行物にはISSNが付与されるが、ISSNの第5桁–第7桁は国内雑誌に対しシリアルであるものの、ISSN全体としてはシリアルではない。書籍にはISBNが付与され、出版社によっては「書名記号」はその出版社の書籍に対しシリアルだがそうでない出版社も多く、またISBN全体もシリアルではない。
暗号理論の広範囲な利用に認証局が必要とされる。認証局が発行する公開鍵は、後述するシーケンス番号の算術が適用されるが、シリアル番号ではない。
※その他については色々あるのでここでは省略。
それと、どうしても知りたい方は専門サイトをググってください。