概要
ナデシコ科マンテマ属(Silene)に分類される植物の総称。
春~初夏に白~赤色の花を咲かせる。
花言葉は、甘い生活、青春の息吹、淡い恋心、偽りの愛など。
以前はリクニス属、ビスカリア属、メランドリウム属、ククバルス属に分類されていた種も、現在はこの属に統合されている。
北半球、南アフリカ、南アメリカなどの高山、海岸、砂礫地などに、200~700種が分布するとされる。
日本にもアオモリマンテマ、ビランジ、マツモトセンノウ、フシグロ、ナンバンハコベなどが自生し、マンテマやムシトリナデシコなどが帰化植物として道端や河川敷などで見られる。
様々な種が園芸植物として栽培されており、園芸店や花壇、庭先などでよく見掛ける。
属内に両性花(1つの花に雄しべと雌しべをもつ)をつける種、雌雄異株(雄花と雌花が別々の株に咲く)の種、両性花をもつ株と雌花しかつけない株が混在する種、三性異株(両性花、雌花、雄花が混在する)の種が存在し、植物の性の仕組みを研究するモデルとして研究されている。
主な種類
旧マンテマ(シレネ)属
- マンテマ
- シロバナマンテマ
- ツキミマンテマ
- ツキミセンノウ
- カラフトマンテマ
- アオモリマンテマ
- タカネマンテマ
- サクラマンテマ
- アポイマンテマ
- イタリーマンテマ
- マンテマモドキ
- エゾマンテマ
- タマザキマンテマ
- オオシラタマソウ
- ヒメシラタマソウ
- シラタマソウ/ホテイマンテマ
- シレネ・カロリニアナ
- コケマンテマ
- ツキミマンテマ
- ヨルザキマンテマ
- チョウセンマンテマ
- トカチビランジ
旧センノウ(リクニス)属
- センノウ/センノウゲ
- マツモトセンノウ
- リクニス・ハーゲアナ
- エゾセンノウ
- ガンピ
- センジュガンピ
- スイセンノウ/フランネルソウ
- フシグロセンノウ/オオサカソウ
- オグラセンノウ
- エンビセンノウ
- カッコウセンノウ
- アメリカセンノウ
- チョウセンマツモト
旧ビスカリア属
旧フシグロ(メランドリウム)属
- フシグロ
- マツヨイセンノウ/メランドリウム
- ヒロハノマンテマ/ホワイトキャンピオン
- アケボノセンノウ/レッドキャンピオン
- ビランジ
- タカネビランジ
- オオビランジ
- ツルビランジ
- カムイビランジ
- デバコマンテマ
- ヒメケフシグロ