概要
ジェイリドとはスマホゲーム「ツイステッドワンダーランド」に登場するキャラクタージェイド・リーチとリドル・ローズハートのBLCPである。
二人は同じ2年E組に所属しており、リドルの出席番号出席番号26番はジェイドの出席番号13番の倍数である。
身長はジェイド190㎝、リドル160㎝。30㎝差の身長差カップル。公式アンソロジー vol.2 (2021年発行)の表紙では頭を寄せ合い写真を撮る仲である。
ネタバレを含む内容
ジェイド 制服R ホームタップボイス③
「リドルさんはとても真面目でクラスメイトとして尊敬しています。向こうはどうだか知りませんが」
ジェイリド入門に際し最もその存在が確認しやすいものこそこのホームタップボイスだろう。未所持の方はぜひ1,000マドルをはたいてご購入頂きたい。同カードのホームタップボイスで「他人からの評価にはあまり興味がないもので」と語るジェイドがクラスメイトの中でもリドルを好意的に評価していることがわかるセリフである。
ジェイド 運動着R パーソナルストーリー「おかしな話 1話」
身長差が30㎝もあるにもかかわらずペアを組む二人。ルークと盛り上がってしまったジェイドに「ボクは他の人と組むことにするよ」と拗ねたように言って去ってゆくリドルの姿を嫉妬していると捉えた方も多いだろう。
リドル 実験着SR パーソナルストーリー「これがボクの”適量”です 2話」
風邪を引いたトレイを看病し熱を出したリドルを保健室に運んだのは他でもないジェイドである。普段弱さを見せることの少ないリドルが素直に弱っている所を見せられる相手は決して多くない。このパーソナルストーリーからはリドルのジェイドに対する信頼が窺えると言えるだろう。
ジェイド 式典服SR パーソナルストーリー「困りましたね 2話」
ジェイドのことを「真面目で苦労症」と評するトレイに対し「眼鏡を変えた方がいい」と進言するリドル。「ジェイドとは同じクラスだけれど」から始まるセリフではリドルがジェイドのことをよく理解しているのが窺える。ツイステ内では毎年クラス替えがあるか否かが度々争点となるが、新年度早々のこのセリフから、リドルとジェイドは一年次も同じクラスであったと推察して構わないだろう。
ジェイド スケアリードレスSSR パーソナルストーリー「僕にご教授頂けませんか 1〜3話」
ハロウィーン実行委員に選ばれたジェイドは陸のハロウィーンについて教えて欲しいと同級生に頼む。最初に口火を切ったのはリドルだった。リドルが地元の定番として紹介したのは『アップルボビング』、すなわち「水に浮かんだリンゴをくわえるゲーム」。一度だけ参加したことがあるというリドルに対し、ジェイドは「リドルさんが必死に口を開けて林檎を追いかける様子は非常に面白……いえ、見応えがありそうです」と感想を述べている。
なお、このアップルボビングはイングランド発祥で、当初は水に浮かべたリンゴに男性の名前をつけ、好きな男性の名前をつけたリンゴをくわえて恋の行方を占うものだったと言われている。
リドル おめかしバースデーSSR ホームタップボイス③
ジェイリドといえばやっぱりこのセリフ。「貴方をイメージしてブレンドしましたとジェイドが紅茶をくれた。一体どんな風味がするんだろう」。笑顔でジェイドがブレンドした紅茶に思いを馳せるリドル。心なしか声が浮ついて嬉しそうである。
陸に上がってまだ2年のジェイドはカリムに紅茶について教えてもらうほどに紅茶について執心しているが(ジェイド制服パーソナルストーリー「理解しがたい考え」を参照)、この時もリドルをイメージしたブレンドティーを考案中だったのかもしれない。
なお、ジェイドの淹れた紅茶についてはアズールがブルームバースデーのホームタップボイスで警戒を示しており、監督生に「あなた、飲みます?」と押し付けようとしている始末。そんな紅茶を笑顔で受け取るリドルのジェイドに対する警戒心の薄さが垣間見える良いボイスである。
イベント「続スケアリーモンスターズ!」
2021年に行われたハロウィーンイベント「続スケアリーモンスターズ!」は2020年の「スケアリーモンスターズ!」でスケアリー・ドレスが実装されたキャラクターを含む半数以上の学生たちが姿を消し、それを追いかけて急拵えのスケアリー・ドレスを身に纏った生徒たちが闇の鏡を通ってゴーストの世界へと迷い込む物語。ジェイドは2020年「スケアリーモンスターズ!」のSSRとして、リドルは2021年「続スケアリーモンスターズ!」のSSRとしてそれぞれスケアリー・ドレスが実装されており、両者のグルーヴィー前画像は墓場で膝をつき座り込む左右対称の絵となっている。
イベントストーリー内で見ることができる二人の主な交流は下記の通り。
3-9 僕のこと楽しませて?
フロイドによく似た口調・顔・背格好の男に遭遇したリドル、ラギー、オルトの三人。それがフロイドではないと瞬時に見抜いたのは他でもないリドルである。突然の回想に入ったリドルは入学から間もない頃廊下でジェイドとぶつかり、ジェイドからジェイドとフロイドの見分け方を聞いた時のことを思い出す。その見分け方は「右のメッシュはジェイドのJ」。ジェイドが自分のメッシュはアルファベットの”J”の形をしていると告げた時に「やっぱり!」と返したリドルの嬉しそうな笑顔といったら。同ストーリーでは「そうだ、いいことを教えて差し上げます。僕の顔をよく見てみて下さい」とリドルに自分の顔をよく見るよう指示するジェイドとそれに大人しく従うリドルも見られる。
また、次のストーリー「3-10 冒険小説みたいだ!」でもジェイドは「『右のメッシュはジェイドのJ』ですよ。お忘れですか?」と発言しており、リドルはこれをもって「どうやら本物なようだね」と判断している。ジェイドの中では定番の言い回しなのかもしれない。
4-7 先手必勝だよ!
「またまた。リドルさんといえば、海へのとびきり深いこだわりがあるじゃないですか」
薔薇の王国の内陸で育ち、賢者の島に来るまで本物の海を見たことがなかったというリドル。しかしジェイドはリドルが隠したい何かを知っているらしい。
ゴーストよりも先回りして先手を打つと言うリドルに「実に大胆で面白い発想ですね。リドルさんらしいです」と言うジェイドに対し得意げに「ふっ、そうだろう」と返すリドルの姿も二人の関係性を示していると言えるだろう。
また、このストーリーでは先の戦いで消耗しているジェイドを後方に下げることで労るリドルの姿も見ることができる。
4-8 甘ちゃんなんだよなあ
リドルが鏡の欠片を探しに行った隙をついて「4-7 先手必勝!」でリドルが話を逸らした「海へのとびきり深いこだわり」について話し出すジェイド。ここで再び回想に入る。「続スケアリーモンスターズ!」はジェイリドの回想ばかりである。
時は遡り一年次、アズールが寮長になる前、リドルが寮長になって半年ほどが経った頃。急な雨でずぶ濡れになったからオクタヴィネルの談話室を貸して欲しいとオクタヴィネル寮を訪れたリドルを迎えたのは、ジェイドとアズールの二人であった。身体が濡れたことと談話室を借りることの関連性がわからないジェイドとアズールの前でリドルがはじめたのは、「ハートの女王の法律第124条 体がずぶ濡れになったら海の中で走って体を乾かさなければならない」に則った体が乾くまでの耐久6時間走である。なお、この時「リドルさん、あなたはなぜ濡れたままぐるぐると走り回っているんです?」と問いかけたのはジェイド。実現不可能だと言うアズールに同調しかけたジェイドが「確かに、濡れた身体を海の中で乾かすのは不可能……ハッ!」と何かに気がついたような表情を浮かべると、リドルは「はぁっ、はぁっ……ジェイド! 気づいた、ようだねっ!」と息を切らして解説を始めるのだ。リドルの放った文字列だけを見るとさながら同人誌のようなセリフである。この後の解説の言葉についても、リドルが「”普通”に考えれば、海の中で走りながら身体を乾かすのは不可能……しかし!」を、ジェイドがそれに続く「海中にあるオクタヴィネル寮内であれば、海の中で走り回りながら服を乾かすことが可能!」を分担して話すという息ぴったりの技を繰り広げている。
回想明けにはジェイドがリドルが身体を乾かすために走っていた時の走り方を真似てみせ、それを見つけたリドルは「ジェイドーーーーー!!!」と怒声を張り上げジェイドに駆け寄ることになる。長くなるため割愛するが、ここではリドルがお目目ガン開きで怒っていようとにこにこ笑顔を崩さないジェイドの姿も見られるため、是非とも履修をお勧めする。「124条の話をしたね!?」と詰め寄られた際に「はい」と素直に認めることができるのはジェイドの美点と言えるだろう。
4-9 ふとん1枚あればいい
ゴーストを蹴散らしたリドルに「お見事です。今回も結構なお手前でした」と声を掛けるジェイド。リドルは「キミに褒められてもなにも嬉しくない! どうせまたボクを馬鹿にしているんだろう!?」と怒り心頭の様子だが、折りたたみ傘を持ち運んでいるからもうずぶ濡れにはならないと聞いたジェイドの「リドルさん……なんて素晴らしい心がけ……。本当に、向上心の塊ですね! 学園に無事戻れたらアズールとフロイドにも伝えます」という言葉には「ああ。ぜひそうするといい」と述べている。ジェイドは二人が感心するに違いないと言うが、フロイドは笑い転げること請け合いである。
リドル スケアリードレスSSR ホームタップボイス③
「ジェイドは陸のハロウィーンに興味があるらしい。9月から休み時間のたびに質問に来て、少し困った……」
クラスメイトならではの休み時間のふたりが垣間見えるセリフ。「少し困った」と言いながらもリドルはジェイドの質問に真摯に対応していたのだろう。9月末から10月末のハロウィーンに向けて約1ヶ月毎休み時間質問を持ってきていた場合、授業を平日のみ(1月あたり20日)・6時間制(毎日休み時間5回)と仮定したときのジェイドの質問回数は実に100回に上る。
なお、この翌年ジェイドは誕生日プレゼントの代わりにリドルと「わからないことを教えてもらう約束」をしている(後述「ジェイド ブルームバースデーSSR」を参照)。
グリム 実験着SR グルーヴィー画像
2周年を記念して実装されたグリム 実験着SRのグルーヴィー画像では、2年生がクラス順・出席番号順に並んで勢揃いする。クラスメイトのジェイドとリドルは勿論隣同士で、ジェイドは手首でリドルの肩を抱き寄せるようにリドルに腕を回しながらピースサイン(もしくは2周年の2を示すハンドサイン)を作っている。リドルの方も笑顔でそれに応えており、ジェイドの胸に頭を預けるように寄り掛かっているのが確認できる。
なお、リドルの顔とジェイドの手はほぼ同じ大きさに見えるが、計測してみるとさすがにジェイドの手(手のひらの付け根から中指先端まで)の方がリドルの顔(頭頂部から顎先まで)よりも僅かに小さい。
リドル ユニオンバースデーSSR パーソナルストーリー 「ハッピーバースデー 2話」
「ナイトレイブンカレッジの生徒の中で、兄弟にするなら誰がいいですか? ただし、同じ寮の生徒は除く」。この質問をインタビュアーであるアズールに投げ掛けられたリドルの回答は、「ジェイドを弟に選ぶことにするよ」である。一人っ子だから兄弟と言われてもピンとこないと言うリドルに一人っ子仲間のアズールが提案したのは「近しい人を思い浮かべて、兄弟として迎え入れたいかどうか検討」すること。馬術部員とクラスメイトに相手を絞り、その中から「成績や素行に問題のない人物」を探すリドル。なぜか選ばれたのはジェイドだった。「え? 今なんて? ……え? えっ、本気ですか!?」と言うアズールにシンクロしてしまった人も多いだろう。リドル曰く上述の条件に合う生徒がジェイドしかいなかったらしい。ジェイドについて「授業にはしっかり出ているし、言葉遣いも丁寧、先生方を困らせている様子もない」とリドルは評する。また、弟に選んだ理由は「年長者を敬うのは古くからの社会的なルール。兄なら自然と弟より立場が上になる。だからジェイドが目に余る悪さを働いたら、兄として彼の行動を正せる」とのこと。なお、ジェイドの幼馴染アズールはこれについて「無謀にもほどがある」と呟いている。
ジェイド ブルームバースデーSSR ホーム遷移ボイス①
「リドルさんからお祝い代わりに、分からない事を教えてもらう約束をしました。何を聞くか、迷ってしまいます」
ジェイドはリドルに分からないことを聞くのが趣味なのかもしれない。前述「リドル スケアリーモンスターズSSR」で100回(あるいはそれ以上)もの質問をしているというのに、まだ聞きたいことがあるそうだ。
ジェイドは同カードホーム遷移ボイス②で「贈り物は嬉しいのですが、限られたスペースにどう片付けるべきか……」と困り笑顔で話しており、また、プラチナバースデーのパーソナルストーリーでは数百個集めたアクセサリーをすべて処分してしまったとも話している。形のないこのリドルからのプレゼントは、物に執着の薄いジェイドのことをよく理解しているものと言えよう。
ジェイド プラチナジャケットSSR
プラチナジャケットのパーソナルストーリーはバースデーボーイとDUO相手が2人1組で黎明の国の美術館を回る形式で話が進む。2023年、ディズニー100周年を記念するジェイドの誕生日カードでDUOを組んだ男こそリドル・ローズハートである。DUOの掛け合いは下記の通り。
ジェイド「リドルさん、今が好機では?」
リドル「珍しく意見があったね。ジェイド」
パーソナルストーリー「Happy 100th Anniversary 1〜3話」
上述の特性上、パーソナルストーリーではたっぷり3話分、共に美術館を回るジェイドとリドルを見ることができる。穏やかかつにこやかなリドルとジェイドのやり取りが大変微笑ましく、全てのセリフを抜き出したいところであるが、記事内で全てを挙げ連ねることは困難であるため、ジェイリドファンにはパーソナルストーリーの履修をお勧めする。
Happy 100th Anniversary 1話
1話では海に伝わる伝承として、種族違いの恋をした人魚に対する海の魔女の手下たちのアフターサービスについて話に花を咲かせる。リドルが海の魔女と彼女に仕えたウツボたちに関する伝承をリドルがよく知っているとは大変好ましい。また、スワンボートの話をするジェイドにリドルは「薔薇の王国にはフラミンゴの形をしたものがあるよ」と教えてやっており、ジェイドは「そちらもいつか乗ってみたいです」とフラミンゴボートに興味津々である。また、ジェイドはパーソナルストーリー1話の最後でスワンボートに乗ったことがないというリドルを「今度一緒に乗りに行きましょう」と誘っている。「他でもないキミに転覆させられそう」と渋るリドルにジェイドは「僕なら岸までひと泳ぎです」「安心でしょう?」と述べており、これに対するリドルの返事はストーリーには含まれていない。スワンボートを寂しく1人で漕いでいたジェイドがフラミンゴボートを2人で漕げるようになる日も近そうだ。
Happy 100th Anniversary 2話
英雄の絵を見つつ護身術の話になった二人。護身術を活用して約束を反故にしたサメを返り討ちにしたというジェイドの話に「そういう物騒な仕事はフロイドの専門だとばかり」と驚くリドル。「続スケアリーモンスターズ!(前述)」の回想でジェイドとフロイドが見分けられなかった頃のリドルを見ている身としては、リドルの目覚ましい成長を喜ばずにはいられない。
Happy 100th Anniversary 3話
3話で初めにジェイドの目を惹きつけたものは美しき女王の絵である。特に彼女が掲げる宝箱について「鮮やかな赤色に目を惹かれます」と語っている。隣にも鮮やかな赤色がいることをどうか忘れないで欲しい。かつては人間が海に落としたアクセサリーを宝箱の蓋が閉まらなくなるほどに集めていたというジェイド。見てこれ、数百個もあるの。興味のなくなった物を手元に置いていても邪魔だからと飽きた時に全て処分してしまったらしい。潔い男である。
また、陸に上がってからハマっていたものとして、ジェイドはマンホールを挙げている。「それは陸のどこにでもあって、決して珍しい物ではないのですが……意識を向けてみるとさまざまなデザインや作り手の意図が感じられて、奥深い魅力があります」と謎々のように話すジェイド。「右のメッシュはジェイドのJ」(前述「続スケアリーモンスターズ!」を参照)の時にもジェイドはリドルの口から正解を言わせようとしており、ジェイドはリドルに謎々(Riddle)を投げ掛けるのが好きなのかもしれない。
ジェイドのこの話に対して、リドルは「アクセサリーといい、マンホールといい……キミは好きなものには、ずいぶん熱心になるんだな」とコメントしている。他にも熱心になっているものを知っているのだろうか。なお、ジェイドもこれには「一度気に入ると、深く傾倒してしまう質のようです」と同意している。
ホーム遷移およびホームタップボイス
ホーム遷移ボイス①「ハートの女王の伝承を描いた作品にはよく奇妙な植物が登場しますね。一度実物を見てみたいものだ」
ハートの女王の伝承に興味津々のジェイド。実物が見たいという彼が植物に関する追加情報を求めて質問をしに行く相手は、やはりリドルだろうか(前述「ジェイド ブルームバースデーSSR」を参照)。
ホーム遷移ボイス・グルーヴィー「リドルさんは海の逸話にもお詳しい。僕も彼を見習ってもっと陸の知見を広めなければ」
類似のセリフとして前述のジェイド 制服R ホームタップボイス③「リドルさんはとても真面目でクラスメイトとして尊敬しています」がある。リドルを尊敬し、見習うジェイドの姿勢は弟として(前述「リドル ユニオンバースデーSSR」を参照)理想的といえるだろう。
ホームタップボイス・グルーヴィー「売店に偉人をイメージした茶葉が? 有益な情報をありがとうございます。買ってきますね」
にこにこ笑顔の浮かれた様子のジェイドを見ることができる。紅茶といえば、リドルは毎日ハートの女王の法律に従って紅茶を飲んでおり、ジェイドはリドルをイメージした茶葉をブレンドしたことがあるが……(前述「リドル おめかしバースデー」を参照)。