CV:佐々木亜紀 /英: ジャニス・カワエ(Janice Kawaye)
概要
児童向けカートゥーンアニメーション会社ニコロデオンより放送されている『MLaaTR(邦題:ジェニーはティーン☆ロボット)』に登場する女の子ロボット。
(作品概要はMLaaTRの記事を参照されたし。)
作中では、公的に“ジェニー・ウェイクマン”と呼ばれることも多いが、これは開発者ノーラ・ウェイクマン博士を親と見なして、その姓(ラストネーム)を通用したもので、
正式名称は“グローバル・ロボット・レスポンス・ユニット・XJ-9”である。最後のXJ-9は開発番号であり、単にXJ-9と呼ばれることもある。
第1話(シーズン1エピソード1のAパート)によれば、ジェニーの名は自称であるらしい。
また、時たまジェニーを略称として殊更にジェニファーと呼ばれたり、逆に親しみを込めて縮約してジェンと呼ばれることもある(原語版)。
ファンの間では単純にXJ-9と呼ぶ。日本のファンからは“ジェニーさん”と「さん付け」で呼ばれることも多い。
水色を基調としたカラーリングに、ツインテールの髪型を模した頭部、へそ出しルックな見た目(へそではなくボルトだが)の恰好に、大きな瞳が特徴。
開発者ウェイクマン博士は、地球を守るためにジェニーを作り出した人物であり、ジェニーの母親とも呼べる存在。(ジェニーは作中でウェイクマン博士を「Mom」(ママ)と呼んでいる。)
AIはティーンエイジャー(10代の女の子)をモデルに組まれているため、精神年齢は女子高生レベル。行動派で表情豊か。本来の任務である悪者と戦うことよりも、学校へ行って友達を遊ぶのが好き。
普通の人間のティーンと同じでいたいという願望が強く、地球を守るために開発したのにもかかわらず、そのように振る舞うジェニーに博士は頭を抱えることも多い(特にシーズン1)。
スペック
身長6フィート(約182cm)と、見た目より長身(実際に学校の一般男子と比べてほぼ同じかそれ以上ある)。
内蔵武器は多種多様で、レーザーガンやガトリングなどの銃器系統をはじめ、斧、ハンマー、剣、果てはハエ叩きに至るまでの武器が備わっている。
ビームなど中型以下の武器は腕の中間の関節部分から武器を伸ばして出し、手に取って使用する。
二つのポニーテールはジェット(ロケット)エンジンが備え付けられているため、地球圏内・外問わず飛行活動できる。推進速度も凄まじく、数秒~数分で他国や宇宙空間まで飛ぶ描写がある。
他にも受信機や巨大ミサイルの装着、ブーメランカッターの役割も果たしている。
また、パーツ換装によって様々なオプション機能を付け加えることが可能。
ほぼあらゆる部分を換装でき、単純な性能だけはなく、カラーリングやルックスを変換することもできる。
この機能により、作品中や二次創作でしばしばデザイン違いのジェニーさん(言うなれば“お着替え”や“コスプレ”)を見られる。
元々、高いAIのスペックによって感情豊かなジェニーさんだが、追加回路によって、夢を見たり〔シーズン1エピソード11/Aパート等〕、感覚(“痛い”・“くすぐったい”〔シーズン1エピソード11/Bパート〕等)を覚えることも可能。
除雪機や穴掘りドリル機など乗り物にも変形でき、事前に乗り物アタッチメントを用意することもあるが、物理法則を無視した方法で変形する場合もある。
人間の食べるものは食せない模様(アイスを口に放り込んでもお腹の空洞に落っこちるだけ〔シーズン1エピソード1のAパート〕)。
燃料(オイル)はカップストローのような容器で経口補給もできる様子。そのため、持っていたオイルをぶちまけてしまい迷惑をかけることがある。
言語ディスクが備わっており、原語版では日本語を披露することがある(原語版の声優ジャニス・カワエが日系人であることにちなむ設定)。
日本語吹き替え版は、反対に英語で会話が出来るようになっている。
pixivにおけるジェニー
MLaaTRの項目でも触れている通り、日本からニコロデオンは既に撤退しており、MLaaTR自体の製作も打ち切られている上、グッズ展開やDVD販売なども見送られているので、日本で目にする機会はめっきりなくなった。
(日本では莫大な人気を誇るロボットジャンル、後発のツインテールロボットといえば某お嬢様など、某ボーカロイドに至ってはカラーリングすらソックリである。どちらも日本ではもちろん、国外でも高い人気を誇っている)
なお、同じくニコロデオンで放送されているスポンジ・ボブは現在でも日本で放送されている上、グッズ展開も広い。おのれニコロデオン・・・!
現時点での視聴について
余談だが、MLaaTRはカートゥーンアニメーションに対してアレルギーがなく、英語を理解できる語学力がある(ぶっちゃけ英語わからなくてもそれなりに面白いのがカートゥーンだが)ならば、現在でも問題なく楽しめる作品であり、なによりジェニーさんがカワイイ。
視聴して損なしのアニメである。ただし肝心の「視聴環境」が今の日本に揃っていないわけだが・・・。
……ところが、MLaaTRの記事にも加筆したが、
現在、原語版はコンプリートDVDが2種類発売されていることが判明している。