CV:松山ケンイチ
概要
『DEATH NOTE』に登場する死神の一匹。
全身継ぎ接ぎの身体をしている小柄な死神。死神としては珍しく、優しく温和な性格をしている。
性別はオス。好きなものは「弥海砂」。嫌いなものは「字を書くこと」。死神ランクは最低ランクの13。
弥海砂に恋しており、死神界からいつもミサを見守り続けていた。そんなある日、ミサがストーカーの襲撃に遭い寿命を迎える(殺される)日が来てしまい、そのことを嘆いていた。偶然ジェラスのところを通りかかったレムもミサの寿命が尽きる様が気になり、ジェラスと共にミサを観察することにした。
そして、とうとうその時がやってきてしまい、ミサは夜道でストーカーにいきなり愛の告白されるが、彼女にとっては見ず知らずの男。当然断るが、するとストーカーは逆上し、ミサにナイフを振り翳した。その光景を見たジェラスはレムの制止も聞かずに自分のデスノートでストーカーを殺害、結果的にミサの寿命を延ばして(助けて)しまった。
しかし、死神は人間の寿命をいただくためだけに存在しているもの。寿命を延ばすなどもっての外である。死神界の掟に背いたジェラスは死神失格となり、その瞬間、彼は砂とも錆とも判然しない姿となり死亡した。
また、そのジェラスの死をもってレムは死神の殺し方を知ったのであった。
その後レムは弥海砂の元に降臨し、ジェラスのノートを彼女に渡した。
因みにミサはジェラスの話をレムから聞いた時は「素敵な殺し方」と呟いていた。
結果的に見ればレムがその後に人間界で死亡する遠因とも言えるキャラクターであり、皮肉にもレムがジェラスと同じくミサに興味を抱いていなければジェラスと同じ道を辿らずに済んだとも言える。
実写版
弥海砂に執着するところは同じだが、こちらは恋心ではなく親心のようなものを抱いていた。
そして原点と同じくデスノートでミサを救ってしまい死亡するが、その寸前に「ミサを見守ってくれ」とレムに遺言を託した。
また、ジェラスの話を聞くのがこちらではミサではなく夜神月になっている。
余談
アニメ版でジェラスの声を担当した松山ケンイチは、実写映画版でLを演じた。
松山氏はインタビューでデスノートで好きなキャラとしてジェラスを挙げていた。