解説
俳優。イングランド・ワイト島にて、ジェレミー・ジョン・アイアンズ(Jeremy John Irons ,1948年9月19日)として誕生。父親は公認会計士。母親はアイルランド人の家系出身。曾祖父は初代ロンドン警視庁所属。
ブリストルのオールド・ヴィック・シアターで演技を学び、卒業後も同劇団に所属。
『ゴッドスペル』で舞台デビュー。1971年にロンドンに移り、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの一員として活躍。1984年にはブロードウェイでの演技が認められ、『Real Thing』でトニー賞を受賞。
1980年公開の『ニジンスキー』で映画初出演した。1988年公開の『戦慄の絆』で演じた双子役が高く評価され、以降はハリウッド作品にも多数出演。1990年公開の『運命の逆転』でアカデミー主演男優賞を受賞。その際の受賞スピーチで、『戦慄の絆』の監督であるデヴィッド・クローネンバーグに対し、機会を与えてくれた事への謝辞を述べていた。
1994年のディズニー映画のライオンキングでは邪悪な叔父・スカー として出演した。
1996年の放送のドキュメンタリー番組『The Great War and the Shaping of the 20th Century』と、2005年放送のテレビ映画『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』でエミー賞を受賞。これにより、史上14番目のトニー賞・アカデミー賞・エミー賞の三冠受賞者となった。
2003年Comic Reliefというチャリティイベントにおいて、映画ハリー・ポッターのパロディ「Harry Potter and the Secret Chamberpot of Azerbijian」にセブルス・スネイプ役として出演した。
私生活では1969年に女優のジュリー・ホールマンと離婚。1978年に女優のシニード・キューザックと再婚し、二人の息子をもうけた。長男のサム・アイアンズは写真家であり、次男のマックス・アイアンズはモデル・俳優として活躍している。
1995年、BMWオートバイを走行中にスピード違反を犯し、225.00ドルの罰金と3ヵ月の間オートバイ乗車停止を言い渡された。また、いくつもの慈善団体の後援者であり、アイルランドの城などを所有し、地方政治にも関与している。アムネスティ・インターナショナルの活動にも携わっており、死刑廃止を訴えるビデオクリップに出演している。