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ジェンド

じぇんど

ジェンドとは、夜麻みゆきの作品「幻想大陸」及び「刻の大地」に登場するキャラクターである。
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概要編集

CV:緒方恵美(ドラマCD&OVAより)


腐に見せかけて、腐になるようにしてみた。

長い濃紫の髪・褐色の肌をした女戦士。自分の一族「ダークエルフ」を滅ぼしたディアボロスを倒す為、十六夜カイと共に旅をしている(本人の認識では十六夜とカイが勝手に後をついてきてるだけ)。左利きで、左頬に十字の傷がある。


乱暴で冷徹な性格であり、かつ記憶喪失のためか世間知らずなところがある。自分に歯向かうものは人間であれ魔物であれ容赦なく切り捨て、敵意がない相手にも一つ不満があればすぐに暴力を振るう。

初めの頃は十六夜にも暴力を振るっていたが、十六夜と触れ合っていくうちに次第に心を開き、大切に人として扱うようになった。カイには八つ当たりをするなどぞんざいな扱いだが、彼のことも憎からず思っている描写がある。


…ヒラヒラして動きづらいセンシティブな作品

一人称は「私」。ちなみに女性と発覚したのは作中後半であり、旅仲間のカイは元より、読者にとっても大きなサプライズとなった。普段の粗野な振る舞いのせいで男と誤認されてしまっていたが、「私のどこを見て男と言う!」と言っていたことから、本人に隠している意図はなかった模様。

ただし十六夜はジェンドが女性であることを知っていた。


剣士としての腕前は非常に高く、かつて騎士団に所属していた聖騎士カイが驚嘆するほどである。赤竜を封印していた人獣(十六夜命名、ワンタタン)との戦いではカイがワンタタンに苦戦する一方でジェンドは一方的に敵を斬りつけている。また「月の瞳」によって暴走した際は制止にかかったカイを戦闘不能にし、イリヤをも疲弊させた。普段は剣技のみで戦うが、設定上ダークエルフは弓矢や魔法を使うとされており、ジェンドも「月の瞳」で暴走した際は魔法のような力を発揮している。


森で何かに守られるように眠っていたのを十六夜が見つけ、目覚めさせたのが二人の出会い。それ以前の記憶は何も残っておらず、自身の本名すら覚えていなかった。それを不便と思った十六夜が「ジェンド」と(勝手に)名付けた。


カイと出会った際に助けた女性から『あなたはダークエルフ?』と聞かれ、その時に自分の素性と、一族がディアボロスに滅ぼされた事を知る。憎悪からディアボロスに復讐する事を決意するが、十六夜は逆に和解を心に決める。その為、ダークエルフとして一族の仇を討とうとするジェンドと、友愛を求める十六夜は魔物への対応で常々対立している。


ただし、ジェンドがダークエルフなのはあくまで外見の特徴からの推測であり、実際にダークエルフであるかは不明である。ジェンドは過去に海を見た事があるらしいものの、カイによればダークエルフは通常は森に暮らす為、海まで出向くのは「よほどの物好き」と言えるほど珍しい事らしい。またイールズオーブァからは「黒いエルフ」と呼ばれていた。「天秤の代理」編では夢の中で一族が自分の手で殺される過去の記憶らしい光景を見ているが、そこで見たダークエルフ達はみな髪の色がジェンドのとは違う色で統一されており、ジェンドが本物のダークエルフであるのか疑わしい描写となっている。


過去にザードと逢っている事が「塔の戦い」編で明らかとなっている。


「幻想大陸」版編集

ほぼ同一の設定だが、性別については明言されていない(成り行きで女装することになった際に抵抗しているが、最終巻でさらしを巻いた姿が登場しているのでおそらく女性)。

また、既に三人連れになって時間が経っているためか「刻の~」と比するととても理性的。

岩投げ(ただし対象はカイ限定)という珍妙な特技を持っていたが、シリアス色の強くなった「刻の~」には反映されていない(ただし、そちらでも第5巻以降からは投げるようになった)


余談編集

名前の由来はFCソフト『桃太郎伝説』から。


関連イラスト編集

ジェンド新章のジェンドの衣装が良かったという話

ジェンドセンシティブな作品


関連タグ編集

夜麻みゆき

幻想大陸 刻の大地

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