これで、やっと、正々堂々と、君のために戦えるというものだ。
俺は君を勘違いしていたが、君だって俺を勘違いしている。
愛した者のために戦うことは、それほど不自然ではあるまいよ。
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概要
Fateシリーズに登場するサーヴァント、英雄ジークフリートと彼の妻、王女クリームヒルトのカップリング。
ジークフリートの初登場作『Fate/Apocrypha』でわずかに触れられた後、『Fate/GrandOrder』ではジークフリートとアルテラの幕間の物語にて言及され、第2部6.5章「死想顕現界域トラオム」にてその実態が明かされた。
生前
二人との馴れ初めの詳細は不明である(原典ではジークフリートはブルグント国の美少女クリームヒルトの噂を聞いて、求婚に向かう)が、クリームヒルトはジークフリートの事を「人々の願いを叶える英雄」ではなく、「一人の人間」として深く愛しており、夫を喪ったクリームヒルトは13年にわたって喪服姿で泣き暮らしていた事から、深い愛情を抱いていた事が窺える。
ジークフリートもトラオムにて「クリームヒルトを他の男に盗られたら怖いので彼女の魅力に惚気けられなかった」「愛した者の為に戦う事は不自然ではない」と発言していた事から生前から同じ想いだったようだが、互いの愛情の強さに気付けず、後の悲劇に繋がる。
生前「愛している」と伝えることもあったが、クリームヒルトにとってジークフリートが自ら死を選んだ事でその言葉は妻にしたから言っただけの事となってしまった。
そんなジークフリートは『クリームヒルトは強いので、自分がいなくなっても彼女なら挫折を乗り越えてよい人生を送れるだろう』と信じ込み、彼女に何も相談せず、ただ『英雄として望まれたから』という理由で、周囲に請われるがままに自らの命を差し出した。
この時、クリームヒルトはジークフリートの死が彼の望んだこと(義姉と自身の対立によって起こり得る国家間の戦いを止めたい)だと知らなかったため、『夫は理不尽に暗殺された被害者だ』と思い嘆き悲しんだ。
悲しみはやがて憎悪へと変わり、あれだけ国と民のために尽くしてきたにも拘らず、我が身可愛さから用済みとばかりに義弟を見捨てた兄王の仕打ちと、同じ理由で親友を裏切った実行者ハーゲンの所業に、クリームヒルトは復讐の炎を燃やす。
そうして彼女は国二つを巻き込んだ壮大な計画の末に夫が残した大剣バルムンクを手にし、夫の死後20年以上もかけて復讐を完遂したのである。
しかしハーゲンが死の直前にジークフリート暗殺の真相を暴露したことで、クリームヒルトは夫のためにやってきた復讐の原因が他ならぬ夫のせいであり、ジークフリートが自分を置き去りにして死ぬ道を選んだことを知ってしまった。
自分の復讐は全て無意味だった。夫に愛されていなかった。
どれ程思いを告げても、所詮ジークフリートにとっては妻となった女性に関心を向ける義務を求められたから応じただけで、結局自分のことはどうでもよかったのだ・・・と感じてしまい、仇の首を刎ねた記憶すら曖昧になるほど茫然自失状態に囚われた末に殺された。
こういった生前のすれ違いのため、サーヴァントになった二人は相思相愛にも拘らず互いに拗らせまくる(より正確にはサーヴァントになってからは生前よりも夫のほうは不器用ながらちゃんと惚気ているのだが、妻のほうが羞恥心から逃げたりバルムンクを取り出しかけるなど、よりこじらせている)というややこしい関係になっている。
しかしトラオムをクリアすると…?
カルデアにて
互いに「我が妻」「私の旦那」と呼称する辺り、サーヴァントになった二人は今も夫婦でいる自覚はある。
クリームヒルトの実装以前よりジークフリート関連の幕間やイベントでも言及はあり、ジークフリートの幕間ではラインの黄金について「俺の子が遊んで暮らし…」と言っている為、夫婦の実子は原典同様いる模様。
アルテラの幕間ではジークフリートの死後のクリームヒルトの扱いについて描写された。それについてジークフリートは「些か思うところはあるが、自分は責める立場にない」と語っている。
北米版FGOでの「見参!ラスベガス御前試合〜水着剣豪七色勝負!」では、原語版でのセリフ「俺の知るクリームヒルト」が、英訳により「my beloved Kriemhild(我が最愛のクリームヒルト)」と、さり気ない惚気ともとれる形に変えられている。
2022年に開催されたFGOフェスでの展示「サーヴァントと巡る世界展- Re:Collection -」では、夫婦揃って北欧を担当、しかもボイス付きという豪華仕様となった(詳細は下記の映像にて)。
ちなみに2人が着ているお揃いの衣装は、「ブーナッド」というノルウェーの民族衣装、主に冠婚葬祭で着る礼服である。
2人が揃った直後の2022年夏イベント「アークティック・サマーワールド!」では、
- シグルドとマスターに「北欧・ゲルマン最強カップルの一角」と言及される。
- クリームヒルトの「自分の噂をする人は多い、カルデアでも私は目立つから」という発言を受けた後、ジークフリートは話してはいないが笑みを見せている。
- 水着ジャンヌのサークル「St.オルレアン」に「純愛」について質問されクリームヒルトが羞恥心のあまり発狂する。
- ミニサバフェスに夫婦を題材にした同人誌「俺の嫁がヤンデレですまない」を寄稿される。
2023年の『ワンジナ・ワールドツアー!』では、クリームヒルトが特効枠に入っている。
- イベント限定礼装『スマイル・ナイト』のイラストに描かれているのはジークフリートだけだが、担当絵師がpixivにアップした当礼装の絵のコメントにて「実はクリームヒルトさんのご衣装も合わせて考えていました」とコメント。許可済みのためクリームヒルトの絵も一緒に掲載している。
- メインシナリオ終盤、編成制限によりジークフリート単騎でバトルを開始すると、途中に挟まった誰かさんの小さな声援を聞きつけてNPゲージがMAXになりバフがめっちゃ盛られる。
(上は想像図)
等々、2人を対象とした小ネタが組み込まれている。
2024年3月にはジークフリートからクリームヒルトへのマイルームボイスが追加された。
「言葉にできるものは言葉にしろ唐変木」と言われたジークフリートがストレートに愛を伝えたところ、盛大なる照れ隠しとしてバルムンクを取り出されている。
余談
2022年11月22日には、「いい夫婦の日」にちなんで、ゲーム公式LINEアカウントにて「ジククリ夫婦」のLINEトーク背景デザインが期間限定でプレゼントされた。
関連イラスト
英霊夢装
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Fateシリーズのコンビ・グループ・カップリング一覧 Fate/NL
表記揺れ:バルムンク夫妻
バルムンク一家:ジーク君が加わった場合のタグ