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概要

魔女の宅急便の主人公キキの相棒の黒猫

よくキキの話し相手をしているが、これは、あまり魔女としての力を受け継がなかったキキの持つ数少ない能力の1つ。

キキのそばを離れても人間のように考えたり振舞ったりすることはできるが、普通の人間と言葉を交わすことは無い。

スタジオジブリの劇場版アニメでは佐久間レイ、実写映画では寿美菜子、2024年のマクドナルドのCMでは阪口大助が声を担当。

どこか人間臭いネコで表情も豊か。ある届け物の受取人の少女が不機嫌そうに「あたしこのパイ嫌いなのよね」とぼやいた時には「感じ悪い」と非難し、あかんべーをしていたりする。しかし、言葉と同様にキキ以外の前では普通の猫として振舞う。

キキの相棒だが、その信頼関係ゆえ、届け物であるぬいぐるみの身代わりにされたりとピンチになる場面もあった。この時ばかりはキキに愚痴を漏らしている。

キキが修行先の街になじんで暫くしたある日、白猫のリリーに一目惚れした結果、キキのもとにあまり居付かなくなる。ジブリ版のエンディングでは、リリーとの間に白3匹と黒1匹の子猫を設けていた。ジジそっくりな黒1匹はやんちゃで落ち着きがないが、白3匹は母親に似ておすましさんのようである。

なお、リリーはキキが世話になっているおソノさん夫婦が経営するパン屋の常連の女性の飼い猫で、初対面の時には彼女のすました態度を見て「いけ好かない」と発言していたのが、いつのまにか距離を縮めていた様子。

原作では一時的に喋らなくなってしまう展開があったものの、最後までキキと会話ができている。

ジブリ版では物語の中盤で喋らなくなり、そのまま最後まで人語を発さなくなった。

しかしキキとの繋がりは途切れておらず、エンディングでは黒の子猫をリードで繋げて、一緒にキキの箒に乗る姿が描かれている。

ジブリ版ジジは、また話せるようになるのか?

ジブリ版の絵コンテには、

「やっぱり言葉は戻らない。でもいいか……。」

「ジジは完全な猫になっている。」

とある。

ジジがふたたび「話す」事は、おそらくないのだろう。

ジブリ版における人間くさく話す黒猫のジジはキキの未熟な精神の一部が投影されたものであり、これは原作との大きな差異の一つ。

少し寂しいが、「ジジが普通の猫に戻る」ことは「キキが精神的に成長した」ことの証拠なのである。

時折ジジがついていた悪態は、キキが無意識に抱きながらも向き合えずにいた、ネガティブだが正直な気持ちの一部だったとも言える。

関連タグ

魔女の宅急便 ジジ:曖昧さ回避

角野栄子 童話 児童文学

スタジオジブリ ジブリ 宮崎駿

キキ

 黒猫

イマジナリーフレンド:劇場版でジジが喋らなくなった理由に似た、子供によく見られる心理現象。ただし、キキの知らないリリーの名前といった情報をジジが教えてくれたり、キキが不在の場でも人間のように考えて行動したりしているので、劇中のジジの言動はキキの内面だけのものではないという描写になっている。

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