CV:富沢美智恵
概要
原作『魔女ジニヤー』で初登場。アラビアから日本に遊びにやって来たアラビアの魔王の一人娘。魔王の一人娘だけあり、密かに持ち出した父親の『精霊煙草』を使って様々な魔術を行使する事が出来る。また、魔法の箒で空を飛ぶ事も可能。
日本へとやって来て以降はとある高校に転校生として入学し、学校の不良達を自らの僕として従えて銀行強盗を働いていたが、偶然現場を目撃した鬼太郎達に見付かり乱戦の末に取り押さえられて『精霊煙草』を没収されてしまう。
そんなことをしている内に娘を探して日本へとやって来た父親に見つかり、慌ててある事無い事を告げ口して鬼太郎に父親を嗾けるも返り討ちにされてしまい、屈辱の内に降参。
しかし鬼太郎との戦いに敗れて溶けてしまった父親を恐山にある妖怪病院で治してもらえると聞かされ、これまでの行いを反省すると共に鬼太郎に感謝を述べて和解した。
アニメ
3期の第102話において初登場。内容的にはほぼ原作通りだが、こちらでは病気の父達を救うために日本にある恐山の妖怪病院の優秀な医者達を拉致する目的でやって来たという設定。
また「魔族とはいえ子供が煙草を使うのはどうなのか?」という理由からなのか、劇中では「『使い魔を召喚出来る指輪』を持ち出した」という設定に変更されている(原作では鬼太郎も、イラストでは猫娘も嗜んでいるが)。また、魔王の娘だけあってその魔力は父に及ばないまでも強大で、鬼太郎も一時的にネズミの姿にされてしまった。
最終的には、自身が嗾けた父の攻撃に巻き込まれた所を鬼太郎が身を挺して助けてくれた姿を見てこれまでの行いを反省して和解。妖怪病院から薬を分けてもらうと父と共に魔界へと帰っていった。
ジニヤーの父
CV:塩屋浩三
アラビアの魔王にして魔女・ジニヤーの父親。勝手に自分の魔術具である『精霊煙草』を持ち出して何処かへ遊びに出かけてしまった娘を探して日本へとやって来た。
悪魔そのものの容姿を持ち、また魔王なだけあってその魔力は強大で、口から浴びたものを溶かしてしまう光線を吐き出す能力を持つ。なお、本名は不明。
描写からじゃじゃ馬娘のジニヤーには手を焼いているようだが、その一方で娘の言った嘘を簡単に信じてしまう親馬鹿な一面がある様で、自分の行いを棚に上げて『精霊煙草』を持ち出したのは鬼太郎だという娘の言葉を頭から信じて鬼太郎が娘と戦っていたという事も手伝い、彼を敵だと認識して襲い掛かるが、鬼太郎の機転で自身が吐き出した光線がビルの窓に反射して自らが浴びてしまい溶けてしまった。
その後、鬼太郎の台詞から妖怪病院で治療を受け元の姿へと戻り、娘と共に魔界へと帰っていったと思われる。
アニメでは病魔に侵されて衰弱しているという設定となっており、娘が自分を治療する為に日本の恐山にある妖怪病院を襲撃する事を余計な混乱を引き起こすとして再三に渡り諌めて釘を刺し続けるなど、威厳に満ちた魔王として相応しい人物として描かれている。また、心優しいらしく戦争嫌いであり、彼の部下の怪獣や悪魔達が悪さをするのを抑えていたが、体調を崩したので再び人間同士で戦争を起こさせ始めたらしい。
その後、『使い魔を召喚出来る指輪』を勝手に持ち出して妖怪病院を襲撃する娘を追って日本へとやって来ると娘を叱りつけるが、原作同様に娘のその場しのぎの嘘と鬼太郎達が娘を襲っているという事実から彼等を敵と思い込み襲いかかる。
最終的には怒りの余り我を忘れて娘を攻撃に巻き込み、それを庇った鬼太郎の姿を見て冷静さを取り戻し、娘のしでかした事やなぜこの様な事をしでかしてしまったのかという事情を話して娘に猛省する様に促すと、娘と共に謝罪し魔界へと帰っていった。