CV:富沢美智恵
概要
原作『魔女ジニヤー』で初登場。
アラビアから日本に遊びにやって来たアラビアの魔王の一人娘。
魔王の一人娘だけあり、お転婆でこっそりと持ち出した父親の“精霊煙草”を使って様々な魔術を行使する事が出来る。また、魔法の箒で空を飛ぶことも可能。
日本へとやってくると、とある高校に転校生として入学し、学校の不良たちを自らの僕として従えて銀行強盗を働いていたが、偶然現場を目撃した鬼太郎たちに見つかり乱戦の末に取り押さえられて“精霊煙草”を没収されてしまう。
そんなことをしている内に娘を探して日本へとやって来た父親に見つかり、慌ててあること無い事を告げ口して鬼太郎に父親を嗾けるも返り討ちにされてしまい屈辱の内に降参。
しかし鬼太郎との戦いに敗れて溶けてしまった父親を恐山にある妖怪病院で治してもらえると聞かされ、これまでの行いを反省するとともに鬼太郎に感謝を述べて和解した。
内容的にはほぼ原作通りだが、こちらでは病気の父たちを救うために日本にある恐山の妖怪病院の優秀な医者たちの拉致の為にやって来たという設定。
また、魔族とはいえ子供がタバコを使うのはどうなのか?という理由からなのか、劇中では“使い魔を召喚できる指輪”を持ちだしたという設定に変更されている(原作では鬼太郎も、イラストでは猫娘も嗜んでいるが)。また、魔王の娘だけあってその魔力は父の及ばないまでも強大で、鬼太郎も一時的にネズミの姿にされてしまった。
最終的には自身が嗾けた父の攻撃に巻き込まれた所を鬼太郎が身を挺して助けてくれた姿を見てこれまでの行いを反省して和解、妖怪病院から薬を分けてもらうと父と共に魔界へと帰っていった。
ジニヤーの父
CV:塩屋浩三
アラビアの魔王にして魔女・ジニヤーの父親。
勝手に自分の魔術具である“精霊煙草”を持ちだして何処かへ遊びに出かけてしまった娘を探して日本へとやって来た。
その姿は悪魔そのもので、魔王なだけあってその魔力は強大で、口から浴びたものを溶かしてしまう光線を吐き出す能力を持つ。なお、本名は不明。
描写からじゃじゃ馬娘のジニヤーには手を焼いているようだが、その一方で娘の言った嘘を簡単に信じてしまう親馬鹿な一面があるようで、自分の行いを棚に上げて“精霊煙草”を持ちだしたのは鬼太郎だという娘の言葉を頭から信じて鬼太郎が娘と戦っていたという事も手伝い、彼を敵だと認識して襲い掛かるが、鬼太郎の機転で自身が吐き出した光線がビルの窓に反射して自らが浴びてしまい溶けてしまった。
その後、鬼太郎のセリフから妖怪病院で治療を受け元の姿へと戻り娘と共に魔界へと帰っていったと思われる。
アニメでは病魔に侵されて衰弱しているという設定となっており、娘が自分を治療する為に日本の恐山にある妖怪病院を襲撃する事をよけいな混乱を引き起こすとして再三に渡り諌めて釘を刺し続ける等、威厳に満ちた大悪魔として相応しい人物として描かれている。また、心優しいらしく戦争嫌いであり、彼の部下の怪獣や悪魔たちが悪さをするのを抑えていたが、体調を崩したので再び人間同士で戦争を起こさせはじめたらしい。
その後、“使い魔を召喚できる指輪”を勝手に持ち出して妖怪病院を襲撃する娘を追って日本へとやってくると娘を叱りつけるが、原作同様に娘のその場しのぎの嘘と鬼太郎たちが娘を襲っているという事実から彼らを敵と思い込み襲いかかる。
最終的には怒りの余り我を忘れて娘を攻撃に巻き込み、それを庇った鬼太郎の姿を見て冷静さを取り戻し、娘のしでかした事やなぜこのような事をしでかしてしまったのかという事情を話して娘に猛省する様に促すと、娘と共に謝罪し魔界へと帰っていった。