概要
2014年に日本音楽事業者協会創立50周年記念作品として公開されたアニメ映画。
宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』をモチーフとし、終戦前後の北方領土・色丹島を舞台にした、実話を元にした作品。原作小説もあるが、アニメでは子供だった主人公の回想で語られる子供にもわかりやすい作りだが、原作では戊辰戦争から始まる歴史ドキュメンタリーとして複雑な人間関係を書いた大人向け。
物語
第二次世界大戦中の1945年の色丹島。島の防衛隊長を父に持つ純平と寛太は穏やかな日々が続いていたが、ソ連が対日参戦し、日本は終戦を迎え、島にはソ連軍が上陸。島での生活は一変し、島民はソ連軍の横暴を受けるようになった。その一方で、ソ連軍兵の子供達と島の子供達は交流を重ね、心が通じ合うようになった。しかし、さらに残酷な運命が島民たちに降りかかろうとしていた。