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「話はついた、丁重にお迎えしなさい…





今度は失敗をするな!」

概要編集

CV:野沢那智


ジョン・クローズとは、ルパン三世TVスペシャル『ルパン暗殺指令』の登場人物。

武器密売組織「ショットシェル」の経営者。


小柄な体格で表面上は温和そうな人相をしており、普段の一人称は「私」。大手企業の社長らしく柔らかな物腰やフランクなビジネストークを披露している。そのフランクさは出会った当初「クローズ」と呼んだルパンに対して「ジョンで結構!」と気軽にファーストネームで呼ぶのを許可している程である。

しかし本性を表すと鋭い目付きとドスの利いた声色に変貌し、一人称も「俺」に変化するなど悪辣な面を見せ、ルパンに対しては騙し合いに勝利するなど知略にも長けている。


ちなみに顔にシワが多いが、峰不二子が「その若さでこれだけの成功を……」と言っていた事から、年齢はそこまで高くないとされている。


作中での動向編集

作中、原子力潜水艦「イワノフ」を奪ったルパンにコンタクトを取り、それを期に彼の動きを怪しいと思いつつも一時的には協力関係になっていた。


しかし、前述通り知略に長けつつも不二子が相手だと騙されてばかりで、二度も窮地に立たされるなど間抜けぶりを晒す。

「ショットシェル」の秘密社員のキース・ヘイドンに不二子だけは殺さないように頼むなどまるで懲りていない。(キースとの「犬だって愛情があれば懐く」というやり取りから御しきれるとたかをくくっていた可能性もある。)

キースを破ったルパンたちを追い詰めたときに不二子の命乞いに引っ掛かって彼女を信じて逆に窮地に追いやられた。


最期は、カレン・クオリスキーに仕掛けられた自爆装置により、「イワノフ」と共に大勢の部下達と海の藻屑となり、組織は壊滅した。


武器密売組織「ショットシェル」編集

クローズの経営する国家を取引相手とした兵器売買を生業とする、国際規模の武器密売組織。社名の由来はショットガン(散弾銃)の装弾。

ミクロネシア海域の孤島を本拠地としており、商品用の戦艦や戦車、輸送起立発射機の車両等の兵器を保管している兵器工場、クローズの私邸や広大な現金保管庫など様々な施設が建てられている。


また兵器売買のために各国の様々な組織に「秘密社員」を派遣・潜入させており、これにより意図的に戦争のきっかけを作り兵器の需要を生み出していた。しかし、一部の国家が行き詰まった経済の打開策として兵器の輸出に着手した事でこの商法の需要が落ち込む事を危惧し、クローズは裏ルートですら入手不可能な核関連兵器の取り扱い、並行して新事業で宇宙開発ビジネスを画策していた。


余談であるが、ルパン曰く「表向きは合法的な企業」との事で実際に都市部にそのためのオフィスビルを構えているシーンが描かれているが、どのような業種かは不明。

ただ、上述の兵器の輸入出の流通経路の確保や秘密社員の派遣や根回しからして、一部のファンからは表向きは民間軍事会社ではないかと推察されている。


余談編集

演じていた野沢那智氏はパイロット版「ルパン三世」(シネマスコープサイズ版)にてルパンの声を充てていた。

また、「暗殺指令」から3年後に公開されたルパン三世DEAD_OR_ALIVEにもクライシス役で出演し、同年のTVスペシャル「トワイライト☆ジェミニの秘密」で貞千代役で出演している。


関連タグ編集

ルパン三世長編シリーズ ルパン暗殺指令 死の商人

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