演:ゲイジ・マーベリック / 廣田行生(日本語版)
「お前はもう俺の家族じゃねえ ジャック!(This is the farewell from the family, brother!)」
概要
バイオハザード7本編の後の物語を描いたDLCエピソードの一つ『END OF ZOE』の登場人物で、エピソードの主人公を務める。
ベイカー農場から少し離れた湖沼の畔の小屋で孤独に自給自足生活を送っていた初老の男性。
農場主であるジャック・ベイカーの兄であり、ルーカスとゾイにとっては伯父にあたる人物。
ネタバレ
普段は俗世間を嫌って森の中でサバイバル生活を送っている。
生身の初老男性だが凶暴な野生のワニが生息する地域に居住を構えるだけあって秀でたサバイバルスキルを持っており、尚且つ長らく野生児同然の生活をしていた事もあり、腕っ節の強さは半端ではなく、モールデッドをはじめとした襲い来るB.O.W.を相手になんと素手で渡り合っている。
独学でモールデッドの倒し方も完成させている事から、その強さは計り知れない。
更には野生の百足や芋虫、ザリガニと言った生物を捕まえては生で食して回復に回す(実際にこれらの生物は回復薬の材料としてクラフト可能で直に食べるより回復量が多い)などワイルドな一面を持つ。
弟と同じ様に家族愛は強く、特異菌に侵され倒れていた姪のゾイを救うべく奮走するが、その反面、短気で荒っぽく偏屈であり、頑固で融通の利かない性格と世間から離れている為、近況に疎い面があり、ゾイを救出に来た隊員を誤解からいきなり殴り倒した上、彼の説明を信用せず暴行を振るい束縛したまま放置した結果、見殺しにしてしまったり、近隣に住みながら3年以上もベイカー邸の異変に気付かずにいた
(日記によれば野に放たれたモールデッドと遭遇することが幾度か過去にあったようだが、何故「家族」に執着していた筈のジャック達も今まで血縁者の彼に直接干渉しなかったのかは謎である)。
活躍(END OF ZOEの重大ネタバレ含)
DLC本編ではゾイを救う為に治療薬を求めて奔走することになる。
新エネミー「スワンプマン」の襲撃をかわしつつ、治療薬を手に入れるがスワンプマンによってゾイを連れ去られてしまう。終盤、スワンプマンの正体が弟のジャックである事を知り動揺するが、ゾイを助けるためにジャックと対決する事を決意、途中でアンブレラの最新ガントレット型ユニット"AMG-78"を手に入れジャックが逃げ込んだベイカー邸へと乗り込む。
激しい肉弾戦の末、「覚えてるか?ガキの頃 俺がお前の鼻をへし折ったよな?(You remember the time I broke your nose when we are kids?)」という言葉の通り最大出力の左フックをジャックの顔面に叩き込み粉砕。
そしてついにゾイに治療薬を使用し目を覚まさせる事に成功。直後に現場へ到着したクリス率いる部隊に保護されベイカー邸を後にする。
治療を受け、ようやく悪夢から解放されたゾイに「ジャックは最期までお前を愛していた」と告げ、彼女の心も救ったのだった。
…ただ、ゾイ本人はジョーよりむしろ、助けにクリスを送ったイーサンの方に感謝しきっており、その為、ジョーは「ようやくゾイを助け出したのにイーサンと遅れてやって来たクリスに全部持っていかれた」という不憫な目を見る羽目に。
さらに続編の「バイオハザードヴィレッジ」のDLC「The Baker Incident Report」においてもゾイは終始イーサンとミアに感謝の意を表している一方でジョーに関しては一切触れていないという有様である。哀れ……
また、レポートを読む限りジョーはゾイと同居していない様子……むしろ、一切の消息が不明となっている。沼地に建てられた彼の自宅であった小屋は火災で焼失しており、そもそもベイカー農場周辺の沼地一帯自体が特異菌による汚染で隔離壁によって封鎖されているので、ファンからは「ゾイとウィンターズ夫妻と同じく、ジョーもBSAAによって保護観察を受けた後に別人としてゾイとは別居している」「BSAA隊員への暴行がログ記録などによって発覚し罪に問われたのではないか」といった憶測が飛び交っているが、現段階では実態は不明である。
関連タグ
- エフゲニー・レビック…シリーズ的な先輩にあたる。「頑固で強いサバイバル爺さん」繋がり。ただし、こちらはあくまで普通の「一般人」であり、ジョーほどの身体能力はない。