概要
CV:樋浦勉
下水道の管理室に立て籠もっている老人で、孤島の島民唯一の生存者。66歳。
憎まれ口ばかり叩く気難しい性格の頑固者で、余所者には冷たく、初登場時に出会ったクレアやモイラのことも辛く当たってあしらい、悪い印象を抱かせた。
老いている割には屈強な肉体の持ち主で、狩猟用ライフルを手に日中は外で野生動物を狩って食いつなぎ、クリーチャーの習性や対処法などにも詳しい。
しかし、何かしらの病を患っているのか度々咳き込んでおり、半年後のバリー編ではベッドに横たわったまま息絶えてしまっていた。
そして、バリーがこの老人の亡骸の傍らに娘のモイラが愛用していたスマホを見つけたことで、物語は大きく進展を見せていくこととなる。
彼がどういう経緯で最期を迎えることになるか、そしてなぜモイラのスマホを持っていたのかは、外伝「ある戦いの記憶」で描かれる。
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ネタバレ注意
実はクレア編で死んだと思われていたモイラを助けた人物。
生まれも育ちも孤島という古参で、若い頃は島の鉱山で炭鉱夫として働き、妻に先立たれてからは、年かさを経てから生まれた一人娘のイリーナと共に暮らしていた。
その性格のせいで勝気なモイラとは互いに「小娘」「ジジイ」と呼んで度々衝突し、意地の張り合いから自己紹介すらせず名前も知らないままという険悪な状態だったが、実際は娘と同い年のモイラを憎からず想っており、モイラの方もそれを察しつつ命を助けられた恩もあり、なんだかんだ言いつつも協力し合いながらバリーが来るまでの半年間を過ごした。
島で発生したバイオハザードの影響でイリーナと離れ離れになってしまい、彼女の消息を掴むための長期探索に出る計画の算段を調え切れず困っていたところ、モイラの協力で実行に移すことが出来たが、残念なことに愛娘は既に亡き者となっていたことを知る。
そのことで疲れ果て、病状の急激な悪化と食糧となる野生動物の減少で既に籠城生活の維持にも限界が出始めていたことから、自身は「島で生まれた者は島で死ぬことが誇り」と残ることを選択し、モイラを半ば追放する形で脱出を促し、最後に名前を教え合って別れた。
そして、間もなくそのまま力尽きて息を引き取ってしまったようで、バリーが既に事切れていた娘の命の恩人の姿とモイラが置き忘れたスマホを目にすることとなる。
「ある戦いの記憶」では、モイラのサポートキャラクターとして操作可能。
なお、「年齢が判明しているプレイアブルキャラクター」としては彼が現状最高齢である。
- ジョー・ベイカー…シリーズ的な後輩にあたる、同じく「頑固で強いサバイバル爺さん」。ただし、こちらはクリーチャーを素手で殴り殺すため、逸般人度は格段に上。
- アレクサンドル・コザチェンコ…婚約者の名前がイリーナであるが、こちらは爆撃で命を落としていた。