概要
『スプラトゥーン3』のサーモンランNEXTWAVEに登場するオカシラシャケの一種。
海外版での呼び名は"Megalodontia"。
シーズン6(2023年冬)のビッグランで初登場、以降はヨコヅナやタツのように通常シフトのExtra Waveでも出現するようになった。
最初に目に入るのは口で、どのシャケよりも大きく唇まで立派に備わっている。
口周りには我々の使うような、歯並びの矯正器具に似たものが取り付けられており、そのおかげか歯も他のシャケたちと比べて圧倒的に大きく立派なモノ。
頭のモヒカンは青色で、モヒカンの後ろの頭頂部には大きいたんこぶ(と呼ぶには位置がおかしい気がするが………)ができている。
胴体には浮上するための物と思しきウキも付いている。
オオモノシャケのモグラのように地面から顔を出して捕食する個体であり、目撃情報では「今まで目撃されてきたどのオカシラシャケよりも遥かに巨大」で、大きな口でなんでも食べてしまうと書かれているように、『なんでも』……つまり、時には仲間であるはずのシャケすらも捕食してしまう。
攻略法
攻撃パターンは1人のプレイヤーをターゲットとして選び、そのプレイヤーの居る位置の地面から顔を出して捕食(攻撃) → 顔を出して一定時間経過した後にまたターゲットを決めて攻撃の繰り返し(オオモノシャケのモグラと全く同じ)で、他のオカシラシャケよりかは分かりやすいモノになっている。
攻撃が即死なのは言わずもがな。
ターゲットとなったプレイヤーの周りには攻撃範囲を表すリング(以降"リング"と記載)が表示されるため、急いでその範囲外に逃れることが出来れば大丈夫なのだが、攻撃範囲はモグラとは比べ物にならないほどに広く、油断しているとすぐパックンチョされてしまう。
ターゲットにされてから実際に攻撃してくるまでの間に、範囲表示のリングが2段階変化しており、ターゲットが決まった直後はプレイヤーの周りに攻撃範囲のリングが表示されると同時に、体にロックオンのマークが付く。このロックオンが付いている内はまだ安全。リングは一定時間が経過するまではプレイヤーを中心にして付き纏う。
ターゲットが決まってから数秒が経過すると、ロックオンのマークが消えて、リングが激しく光り出すようになる。この時、攻撃範囲が確定してリングはプレイヤーを追尾しなくなる。この状態になったらキケン。ジョーが捕食してくる合図なので、急いでリングの範囲外に退避しよう。
攻撃判定は地上に顔を出した瞬間の噛みつきのみでそれ以降の地上から顔を出してから潜るまでの数秒間は無抵抗。
(一応、唸り声を上げたり辺りを見回したりはしている様子だが)
数秒間反撃のチャンスが生まれるため、イクラキャノンなどでジョーへ攻撃していけば良い。
コイツと戦う上で、まず最初に注意しておくべきなのは
口の中にボムを放り込む行為は全くの無意味であること。
外見も攻撃手段もモグラの上位互換と言った感じなので
初見時は特に勘違いしてしまいがちなのだが
ジョーが地上に出てくる際にボムを口の中に放り込んでも大したダメージにはならず、
むしろ周囲のザコやオオモノを処理するためのインクを無駄にする悪手であるため、絶対にやめておこう。
ジョーのターゲットとなったプレイヤーが気をつけるべき点がいくつかあり、1つ目は、なるべくリングの中に仲間を入れないこと。下手を打てばワンターンでゼンメツ…と言うこともあるため、まずは仲間が居ない場所に引き寄せることを意識しよう。
2つ目はこの逆、なるべく多くのザコやオオモノをリング内に入れること。
先述の通り、ジョーはなんでも捕食してしまう。本来仲間であるはずのシャケたちもその例外ではなく、捕食攻撃に巻き込まれたシャケたちは装甲を纏っていようが即死する。
オオモノシャケであればもちろん金イクラを落とすため、ナベブタのように道具として有効活用するのも1つの攻略法と言えよう。
ただし、オオモノシャケを入れることに固執しすぎて誘導中にシャケ達にタコ殴りにされてデスしたり、弱点を狙いにくい位置に出現させてしまうのは言語道断。カタパットやタワーなどの巻き込みにくいオオモノは満潮等の狭い時以外は無理に巻き込みを狙わず、適宜スペシャルやイクラキャノンで早急に処理するのがよい。テッパンやモグラなど勝手に寄ってくるオオモノは多いため、前述の1つ目と後述の3つ目の動きを心がけ、2つ目はついででこなそう。
逆に、オカシラ連合時は積極的にオカシラを捕食するように誘導する必要が出てくる。特にタツの頭部のボムを捕食させれば一撃で爆発させることができる。とはいえ、ジョーやヨコヅナの体、タツのボムの爆発、オオモノシャケに塞がれて思うように誘導できないということも多いため、誘導ルートが安全かどうか事前に目星をつけておくべし。
3つ目は、金イクラのある場所から少し距離を置き、金イクラのたくさん落ちている方向に背中を向けた状態で顔を出させること。
闘っていればすぐ分かると思うが、背中側に付いているたんこぶが弱点。
もちろん、この弱点を攻撃することが出来るのは攻撃直後の体を露わにしている時…なのだが、攻撃時の体の向きには規則性があり、最初の攻撃以外は全て、必ず1回前の攻撃時に体を出していた場所に背を向けている(1回前の出現位置から次のターゲットに向かって真っすぐ移動している)。気付きにくい習性だが、意識するとしないとでは倒しやすさに大きな差が生じる。
また、オオモノを倒して金イクラを作ることが出来たとしても次、その次とターゲットになったプレイヤーがジョーの顔を出させる位置を間違えてしまうと、彼のご自慢の巨体が金イクラを全て覆い隠してしまいロクな攻撃が出来なくなるという事態に繋がりかねない。
まずは金イクラがたくさん落ちている場所と重ならず、他のプレイヤーが攻撃しやすい位置にジョーを誘導することを意識し、ある程度慣れてきたら前に顔を出していた場所を覚え、金イクラが沢山落ちている方向に背中を向けさせることを心がけよう。
以上の3つを意識すれば、より撃破しやすい状況を作ることができるだろう。
そして、ターゲットにならなかったプレイヤーが意識すべきことはとにかく周りのザコシャケとオオモノシャケを始末すること。ターゲットとなったプレイヤーが逃げやすい状況を作る、また、反撃用の金イクラを用意するため、とにかくシャケを処理していこう。
余裕があればメインやイクラキャノンでジョーにダメージを与えていくことも忘れずに。
ターゲットの付き方(どのプレイヤーがターゲットになるか、ターゲットの付く順番)には規則性がなくランダム(ただし、プレイヤーが3人以下でない限り同じプレイヤーが連続で狙われることはない)なので、
いつ自分が狙われても良いように慎重に立ち回る必要がある。
なお、ジョーはタツをも上回るHPを持つ上に完全な無敵時間があるため、オカシラで一番撃破が難しいとの声も少なくない。
弱点を狙うのは大事だが、狙いすぎて背中に回り込むのに時間をかけてしまったり、周りに金イクラがあるのに弱点が見えないから使わない…なんてことが無いように。
余談
告知PV内でコイツの登場が明かされて以来、後述の理由で『オオグイ』『オオグチ』『オオグライ』が名前の有力候補として挙がっていた中で公式により発表された『ジョー』と言う、よく居る外国人男性の名前っぽい、また、別ゲーのアイツを彷彿とさせる名前に拍子抜けしたプレイヤーも居たとか居なかったとか。
また、日本語名の『ジョー』にも英語名の『Megalodontia』にも某タコの"先生"の同胞の要素(某人食い魚の映画とか大昔の生物とか)を含んでいる。
考察
サーモンランについて詳しく考察をしている方はご存知の方もおられるかと思うが、オカシラシャケのジョーは、ステッカーの1つである『グラフィティSK-OOG』にて描かれたシャケである可能性が高い。
理由としては、
- SK-OOGの"OOG"は外見から恐らく『オオグチ』『オオグイ』を意味しており、ジョーの目撃情報に記載された『大きな口でなんでも食べる』と言う説明から、『大きな口』の要素が共通して入っている。
- 『グラフィティSK-OOG』にて描かれたシャケと目撃情報内のジョーの画像の両方に、前述の頭頂部のたんこぶと体の側面に付けられたウキが共通して存在する。
- こじつけにはなるが、海外版の名前である『Megalodontia』の意味は『巨大歯症(歯が異常に大きくなる病気)』であり、『歯が大きい』と解釈も可能。また、海外版で『SK-OOG』は『TS-LGF8Z』と呼ばれ、この"LGF8Z"の意味は、字面から"Large Face" つまり『顔が大きい』と言う意味となり、両者の名前のニュアンスに類似点を見出すことができる。
- SK-OOG以外にジョーと断定できるステッカーが存在しない(ジョーが登場したばかりの頃はアラマキ砦やシェケナダムの壁面に描かれていた上向きに大きく口を開けたシャケの絵をジョーとする声もあったが、シーズン8でコレの名前が『グラフィティSK-MGR』であると公式が公表。お察しの通りMGR=モグラ(オオモノシャケ)であるため、SK-MGRがジョーであると言う説は完全否定された。)
などが挙げられる。
これらのステッカーについて詳しく知らない方はブラウザーや動画サイトで調べるか、実際にプレイしてみると良いだろう。
関連イラスト
ロックオンのマーク